白武ときおのレビュー一覧
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テレビは対象が広くわかりやすく作らなければならない一方、YouTubeは狭く深くで作る。画面の大きさというハード面でも違いがあり、「アメトーーク」など人数がいる番組はテレビだと表情が見えて楽しみやすい。一方、YouTubeは画面に大人数がいるとゴチャついて見づらい。テレビ番組も、テレビ以外のデバイスで作られる前提になるかもしれない。そうなれば、YouTubeというプラットホームでの戦いで他のYouTubeと戦うためにコンテンツメーカーとしての側面が大きくなる。これからのテレビはSNSとの連動が大切になる。ドラマでも、Xなど他のSNSで犯人探しをさせたり、「家事ヤロウ」などでも、インスタグラムに
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テレビの放送作家からYoutubeの放送作家もやっている4人の著者が書いたYoutubeとの向き合い方の話。バイトでYoutubeの編集をしているときに、面白い企画を思いつきたいと思って読んだ。
大切なのは「その人を軸に考える」ことと「新しいことに積極的にチャレンジする姿勢」だと思った。
「人を軸にして考える」ということは、その人の強みを理解して人にあった企画を考えた方がやりやすいということだ。そうすることで演者にも企画に対する熱が出てより面白い企画になりやすい。また、印象的だったのは「同じ企画も違う人がやれば違う面白さが生まれる」という言葉だ。確かに同じメントスコーラでもはじめしゃちょーが -
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きっかけ
ラジオは好きなので放送作家というものについてある程度理解ある中で、Youtube放送作家はどうなんだろうと手に取った本
内容
Youtubeドンピシャ世代のクリエイターが見てきた歴史、これからの展望と著者の自伝
感想
Youtuberのすごさをそれぞれ解析して、ここの部分が大衆にウケた、大衆の流れがこう変わってこういう動画が伸びたとマクロな視点で見ていて、なんか自分にもそういうの無いかなと感想考えながら咀嚼できた。なんだろう、夫婦関係とかかな…
第7世代のお笑い芸人の話については全然ついていけず、ここに理解が深ければもっと面白く読めたんだろうなとは思った。
年収1000万いくフリーラ -
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テレビを見なくなって10年以上たちますが、つい最近まで、時々テレビを見るたび、出ている芸人さんの顔ぶれは固定化していたように感じます。もちろん話は面白く、題材もわかるのですが、ある意味、ガンダムとか、トレンディードラマとか、みんなでおんなじテレビ番組をみて盛り上がっていた世代にわかる内容がほとんどです。
製作者も、多分演者さんたちと同じような年代なんだろうな、と感じてからまたしばらくたって、急に「第七世代」と言われる人たちが増えてきました。
将軍でも7代目くらいになるともうだれだかよくわかりませんが、「世代」はもっと短く切られているらしく、わかったようなわからないような、です。でも確かに顔 -
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動画の企画、構成、分析などを行い、人気YouTuberを陰で支える「YouTube作家」5人の手法や考えを明かした一冊。
YouTubeに限らず、Web中心となった現代における企画手法として読んでも参考になる部分が多い。
昨今は、企業への提案でも、昔ながらの重厚な企画より、仮説に基づいて、フットワーク軽く試して計測し、方向性を修正していくようなアプローチが好まれるからだ。
メディア論的に読んだのが、第5章のカツオ氏。
近年、芸能人や映像のプロが続々とYouTubeに参戦するようになり、黎明期に注目を集めた「YouTube1・0世代」が焦っているんだとか。確かに買春やら迷惑行為で逮捕され -
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Youtube
「ひらめき5割、タイトル5割」 瞬間的にパッと見ておもしろいか
「なんかおもしろい」 お笑い以外のジャンルで話題のものをお笑いの文法に変換
(長崎習成)
「ペライチ」 1枚だけの企画書
視力の弱ったおじさんがつかれているときでもパッと見てわかるように書く
「本人が熱量をもってやっていること」
自発的にやるほどセンスや個性が出る 気心の知れたチーム
オープンなプレゼンの場
ある程度おもしろくなる土台を築いたうえで、プラスαでどこまでできるか
(白武ときお)
テレビは芸を消費、企画をタレントが膨らませる
Youtubeは芸を蓄積、「人」がメインコンテンツ
「認知」よ -
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YouTubeに対して抱く、得体の知れないもの感やテレビの二番煎じ感が間違ったものであること、YouTubeはYouTubeの文脈があり、成功するためのノウハウはテレビとは違った文脈であることを窺い知れた。5章のカツオさんのパートがこれまでのYouTube、これからのYouTubeを客観的に捉えてて読み応えがあった。どの作家さんにも共通して言えるのはアンテナを高く張っておくこと、世の中の動きに敏感であること、流行り始める前に取り掛かること。企業がホームページを持つことが当たり前になったように、YouTubeのチャンネルを企業や個人が持つことも、いずれはスタンダードになっていくのだろうか。