動画の企画、構成、分析などを行い、人気YouTuberを陰で支える「YouTube作家」5人の手法や考えを明かした一冊。
YouTubeに限らず、Web中心となった現代における企画手法として読んでも参考になる部分が多い。
昨今は、企業への提案でも、昔ながらの重厚な企画より、仮説に基づいて、フット
...続きを読むワーク軽く試して計測し、方向性を修正していくようなアプローチが好まれるからだ。
メディア論的に読んだのが、第5章のカツオ氏。
近年、芸能人や映像のプロが続々とYouTubeに参戦するようになり、黎明期に注目を集めた「YouTube1・0世代」が焦っているんだとか。確かに買春やら迷惑行為で逮捕されたYouTuberが報じられていた。
映像メディアが一般の世界に降りてきて、まだ過渡期の状態だけに、「小さな変化を継続する」のは不可欠なのだろう。
谷田彰吾氏の「年下の人から頼まれた仕事は絶対に断らない(中略)若い世代の人たちと組むことで、新しいプロジェクトにもどんどん飛び込んでいける」とは、全くその通り。見習わなきゃね、と思った次第。