あらすじ
霜降り明星推薦!
「三人目の霜降り明星!彼が仕掛けるお笑いが次のトレンド!」――粗品
「僕が第七世代という言葉を適当にいったとき、この男は目を輝かせていました」――せいや
「しもふりチューブ」を手掛ける『ガキ使』最年少作家。
Youtubeから地上波まで“越境”する29歳の仕事術
YouTube、テレビ、TVer……現代のエンタメコンテンツ分析の最新書
霜降り明星YouTubeチャンネル「しもふりチューブ」を手掛ける
『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 』最年少作家による初の著書。
YouTubeから地上波まで横断して働く29歳のエンタメ分析&仕事術。
YouTubeとテレビの制作現場から届ける最新分析&事例
・2020年、YouTubeになにが起きているのか?
・誰が「コンテンツ」を面白くしているのか?
・芸能人はK-POPアイドル、YouTuberは日本のアイドル
・霜降り明星・せいやの「第7世代」発言
・「しもふりチューブ」の作り方
・フワちゃんのビジュアル誕生秘話
・EXIT・兼近の本音力
・TVerは「テレビの最終兵器」になり得るか?
・なぜテレビは炎上してしまうのか
・リモートだからこそ面白い企画とは
構成
第1章: YouTube 革命(YouTube年表収録)第
2章:お笑い第7世代の仕掛け術(かが屋×白武 座談会収録)
第3章:テレビは時代遅れか?という議論には意味がない
第4章:コロナ禍のエンタメ事情
第5章:裏方人生
第6章:第7世代的仕事論
巻末 必見コンテンツ100選
【内容】1990年生まれ、29歳の放送作家、白武ときお初の著書。『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 』や、霜降り明星のYouTubeチャンネル「しもふりチューブ」に作家として参加。“お笑い界の裏方"としてエンタメビジネス最前線で活動しています。
地上波番組の放送作家として、またYouTubeの放送作家として、媒体を越境しながら働く白武が、YouTubeとテレビの最前線の現状を分析。メディア論にとどまらず、エンタメ業界で必要とされるスキルや、著者が実践しているライフハックなども紹介しており、実践に基づいたカルチャー&ビジネス書となっています。
お笑い第7世代の最注目コント師・かが屋との座談会や、YouTube年表、コンテンツ“全部見”放送作家の必見コンテンツ100選など、企画も盛りだくさんの一冊。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
テレビは対象が広くわかりやすく作らなければならない一方、YouTubeは狭く深くで作る。画面の大きさというハード面でも違いがあり、「アメトーーク」など人数がいる番組はテレビだと表情が見えて楽しみやすい。一方、YouTubeは画面に大人数がいるとゴチャついて見づらい。テレビ番組も、テレビ以外のデバイスで作られる前提になるかもしれない。そうなれば、YouTubeというプラットホームでの戦いで他のYouTubeと戦うためにコンテンツメーカーとしての側面が大きくなる。これからのテレビはSNSとの連動が大切になる。ドラマでも、Xなど他のSNSで犯人探しをさせたり、「家事ヤロウ」などでも、インスタグラムにレシピをあげさせたり、視聴者の熱をSNSと連動して高められる資質が必要。YouTubeはテレビでは気軽に出来ないコラボなどを気軽にでき、演者の頭の中を再現できるためこれから伸びるだろう。
Posted by ブクログ
放送作家の新七世代とでもいうか。TVもyoutubeも担う新世代。霜降りやかが屋とのやり取りも伺えて面白かった。若者のTV離れと言われて久しいが、これからTV、youtubeが益々面白くなると期待させてくれる。文中や巻末で紹介されたらコンテンツも知らないものが多く、youtube以外もおすすめを観てみようと思う。
Posted by ブクログ
きっかけ
ラジオは好きなので放送作家というものについてある程度理解ある中で、Youtube放送作家はどうなんだろうと手に取った本
内容
Youtubeドンピシャ世代のクリエイターが見てきた歴史、これからの展望と著者の自伝
感想
Youtuberのすごさをそれぞれ解析して、ここの部分が大衆にウケた、大衆の流れがこう変わってこういう動画が伸びたとマクロな視点で見ていて、なんか自分にもそういうの無いかなと感想考えながら咀嚼できた。なんだろう、夫婦関係とかかな…
第7世代のお笑い芸人の話については全然ついていけず、ここに理解が深ければもっと面白く読めたんだろうなとは思った。
年収1000万いくフリーランスってすごいし、若くして認められてるのもすごいけど、その背景には圧倒的なインプットとアウトプット、そして行動力の高さ、取捨選択を自分の熱の軸で判断してるし、その判断も素直に先輩からの言葉を受けて若いうちに幅広く手を出したからとなるべくしてなったと思える当たり前の理由があって納得した。
自分に置き換えるとインプットの時期が今だし、それが本なんだなぁと思った。
Posted by ブクログ
テレビを見なくなって10年以上たちますが、つい最近まで、時々テレビを見るたび、出ている芸人さんの顔ぶれは固定化していたように感じます。もちろん話は面白く、題材もわかるのですが、ある意味、ガンダムとか、トレンディードラマとか、みんなでおんなじテレビ番組をみて盛り上がっていた世代にわかる内容がほとんどです。
製作者も、多分演者さんたちと同じような年代なんだろうな、と感じてからまたしばらくたって、急に「第七世代」と言われる人たちが増えてきました。
将軍でも7代目くらいになるともうだれだかよくわかりませんが、「世代」はもっと短く切られているらしく、わかったようなわからないような、です。でも確かに顔ぶれは変わってきました。
そんな「新しいひとたち」の裏方さんの一人が書いた本を初めて目にしました。とても新鮮です。
テレビがかつての勢いを失い、お金もなく、勢いだけならyoutubeなのかもしれません。仕事の数だけなら、いろいろありそうです。
そんな中で、あくまでもテレビとのかかわりの中から新しい時代を作る話は、元気な若者ネタに飢えている年長者にはとても興味深いです。
お笑い好きでなくても、違う世代を理解したいと思う方には、きっと良書になるでしょう。