紀里谷和明のレビュー一覧
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不思議な劇場支配人と当事者との対話形式で繰り広げられる6つのお話。
読み進めるうちに、夢中になっていくけど、時に立ち止まり、考えさせられ、なかなか読み進める事はできない。それなのに、最後まで読みたくなり、結局最後まで読んでしまう、そんな魔法がかけられている一冊であると思います。
新しい話の一番最初のページを開くと見えてくる、当事者の嘆きや支配人の訴えでもあるメッセージ。それを見ると、「何?」と気になって読み進めてしまう。
読み進めると、当事者の苦悩や叫びに思わず共感したり、自分の知られたくない、本当は掘り下げたくない黒い部分と時には対峙したりと、開いた傷口を塞ぐには、とにかく読まずにはいられ -
Posted by ブクログ
自分にちゃんと向き合うべきことを教えてくれた。
芸術のパートでは、ちょっと内容が抽象的なところもあって、理解が追いつけない箇所もあった。
称賛される機会が少ければまず自分で自分を褒めよう!
この400ページ近くある本を読んだんだよ。
私だってちゃんとやってるんだから。
ふざけて毎日働いたり、子育てしてるわけじゃないし。
自分をダメとか思うときもあるけど、そんな時でも頑張ってるなら卑下しすぎることはない。
この本が後押しをしてくれるようにも思えた。
でも何がキツイのか、嫌なのか、どうしてモヤモヤするのか。
自分と向き合う時間はどうしても必要とわかった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ登場人物の対話と設定を通していろいろな思考実験をしながら、自分への理解を深める本。
例えば、
友人が誰かに殴られ、バカにされたとき、その友人の価値が変わったか。どのような言葉をかけるか。
2歳の自分自身がよちよち歩いてくる姿を思い浮かべるとどんな感情が湧いてくるか。
なにもない荒野にただ立つ。そこで感覚的に、意図せずして、自分がやってみたいと「思ってしまった」こと。ぶだん「べき」論の雑音でかき消されていた声は?
いま生きている世界がただの夢だったら何をするか。
焦点があてられる、承認欲求や自分のやりたいこと、夢、トラウマ、行動力、、、といったものは、いろいろな自己啓発の本でも扱われ -
Posted by ブクログ
人生における悩みは、他人からどう見られたいかとのギャップで生じることが多いのではないか?
自分にとって本当にやりたいことは?
自分にとって本当の幸せは?
を深く考え、見えてきたことを実践することで道は拓けるというメッセージです。
少しボリュームはありますがとても読みやすい本でした。
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第1話 成功したいあなたへ
自分が本当に欲しいものは何か?
人目を気にして人生の方針を決めてはいけない
今の自分に足りないものなんてない
第2話 自分を好きになれないあなたへ
肩書きは目指すものではなく何かの行為の結果
人は2つの心が存在する
大人のこころ…人目を気にして、比較する
子供の心…やりた