中山信一のレビュー一覧

  • うそ

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    うそ という
    一見悪いものに対して
    評価せず 取り繕わず
    そのままに 共に生きていく本

    ほんと に憧れながら
    つく 嘘は ほんとの嘘 だと感じる

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    2024年09月06日
  • うそ

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    うそでしかいえないほんとのことがある、という一文で手が止まった。

    うそとほんと。
    白黒はっきり割り切れないところに生きていることの本当の姿がある。それを少しずつわかっていくのが大人になるということではないかと著者は言う。

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    2021年08月04日
  • うそ

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    少年は犬を散歩に連れ出す。犬の尻尾の下、蟻が食料を運んでいる。少年は考え事をする。大きな葉っぱを仮面のように顔に被せる。目のところに開けた穴からみえるもの。やはり犬を散歩させている女性。すれ違う、犬も。少年は考え続ける。雨に降られて雨宿り。止んでまた歩き出す。水たまりに映る自分の顔。まだ頭の中は考え事。公園で滑り台。ゾウさんの形。暗くなって、家に戻る。少年は考え事に一応の結論をつける。”本当”に憧れながら、これからも”うそ”を何度もつくだろう、と。偽りの罪に怯えながらも、真実を貫く難しさを知る。

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    2025年11月09日
  • うそ

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    “うそをついても うそがばれても ぼくはあやまらない”
    主人公の「ぼく」がそう決めている理由とは??

    子ども向けというより、大人が読んで考える絵本という印象。
    “うそでしか いえない ほんとのことが ある”
    子どもに「うそをついてはいけない」と教える前に、こういうことを考えて、説明できるようにならないとなぁと思った。
    でも、6歳の子供に理解してもらうにはなかなか難しい考えだな…

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    2025年07月30日
  • うそ

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    谷川俊太郎による「うそほんとのの詩をもとにして書いた不思議な絵本。

    ぼくは きっと うそをつくだろう

    という一文から始まり、ぼくが犬と散歩しながら考える。

    おかあさんはうそをつくなというけれど
    くるしいとしっているからそういうんだとおもう

    うそでしかいえない ほんとのことがある


    道端の蟻の群れを見ながら
    よその犬とすれ違いながら
    雨宿りをしながら
    水たまりに写った顔を見ながら
    公園の滑り台ですべりながら
    夕暮れになって帰る道で
    ずっーとぼくは考える。


    うそはだめだよと言われても
    そんなことはわかってる
    どんな気持ちになるのかも…
    だけど何度もうそをつくだろうと。
    子どもの正直な

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    2023年09月19日
  • うそ

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    うそをつくことの苦しみ。
    「ぼく」の心の中には様々な思いが渦巻いているようです。

    私は子どもの頃は、「うそは悪い」と一元的に思っていました。
    でも、大人になるにつれ、うその中にも
    ・保身のウソ
    ・人をおとしめるウソ
    ・思いやりのウソ
    などがあることがわかるようになってきました。
    面倒なことに、一つのウソの中にも、いろんな要素が混ざっているのですね。

    読んでよかった絵本です。

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    2022年06月02日
  • うそ

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    「うそ」をつく事を限定で語られている絵本。
    大人が読むと感慨深く読めれるけど、
    お子さんが読んだら混乱するかもね。

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    2021年10月23日