グザヴィエ・ミュレールのレビュー一覧

  • エレクトス・ウイルス 下

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    感染症対策の部分はコロナとかさなる部分がある。退化の部分はまあフィクションだが、人間の倫理観を問うことを目指すテーマとしては書いてる印象がある。発想はある程度新鮮さが感じられたけど、娯楽小説の域を出ない。

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    2022年03月28日
  • エレクトス・ウイルス 上

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    生物に退化をもたらすウィルスという発想は生物博士号をもつ作者ならではあるね。新鮮さは多少かんじられるが、展開は簡潔で単純だ。

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    2022年03月26日
  • エレクトス・ウイルス 下

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    グザヴィエ・ミュレール『エレクトス・ウイルス (下)』竹書房文庫。

    下巻でもB級映画のようなストーリーが続く。上巻とは異なり、頭がおかしくなるようなスピードでストーリーが展開したかと思うと、突然、これは何だという全くつまらない結末を迎えるのだった。上巻で断言した通りのハズレの平凡な作品。

    クルーガー・ウイルスに感染した人間はホモ・エレクトスに退化する。ネズミを媒介してクルーガー・ウイルスは世界に広がり、次々と人類は退化していく。やがて数万人のホモ・エレクトスの逆襲により人類は……

    本体価格850円
    ★★★

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    2020年08月01日
  • エレクトス・ウイルス 上

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    グザヴィエ・ミュレール『エレクトス・ウイルス (上)』竹書房文庫。

    まるでB級映画のようなストーリーのフランス発のバイオSF小説の上巻。竹書房文庫の翻訳作品はたまに当たりがあるので、内容が面白そうだと思った作品はたまに読むのだが、ハズレに近い平凡な作品だった。下巻での挽回は難しそうなので、上巻で断言しておく。

    アフリカの環境保護区のクルーガー国立公園で保護された象が一夜にして4本の牙を持つ中新世紀の長鼻類・ゴンフィテリウムに姿を変える。血液を調べたところエボラ熱に匹敵する新種のウイルスが検出される。同じ頃、世界各地で古生物化した多数の動植物が目撃され、新種のウイルスが退化を促しているものと

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    2020年08月01日