グザヴィエ・ミュレールのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
グザヴィエ・ミュレール『エレクトス・ウイルス (上)』竹書房文庫。
まるでB級映画のようなストーリーのフランス発のバイオSF小説の上巻。竹書房文庫の翻訳作品はたまに当たりがあるので、内容が面白そうだと思った作品はたまに読むのだが、ハズレに近い平凡な作品だった。下巻での挽回は難しそうなので、上巻で断言しておく。
アフリカの環境保護区のクルーガー国立公園で保護された象が一夜にして4本の牙を持つ中新世紀の長鼻類・ゴンフィテリウムに姿を変える。血液を調べたところエボラ熱に匹敵する新種のウイルスが検出される。同じ頃、世界各地で古生物化した多数の動植物が目撃され、新種のウイルスが退化を促しているものと