作品一覧

  • エレクトス・ウイルス 上
    3.0
    1~2巻935円 (税込)
    全世界退化開始 遺伝子に刻まれし太古の記憶を未知なる病菌が呼び覚ます―― 感染症拡大の渾沌を警告するバイオSF巨篇 アフリカ有数の環境保全区・クルーガー国立公園内で保護されていたゾウが一夜にして形態変化を遂げる。 四本の牙を持つ異形の姿は、中新世期に栄えた長鼻類「ゴンフォテリウム」そのものだった。 血液を分析した結果、エボラ熱に匹敵する新種のウイルスが検出される。 この病菌が感染した個体に<退化>を促進させたことは明らかだったが、突発的な先祖返りの謎を解く手がかりまでは発見できなかった。 WHOはクルーガー国立公園を緊急閉鎖。 だが、退化ウイルスの感染は予想をはるかに上回るスピードで拡大し、ネズミやトリ、植物までもが太古の姿へ形態を変化させていく。 事態を重く見たWHOの感染症対策本部のステファン・ゴードンは、生物学者の部下ルーカス・カルヴァーリョと古生物学者アンナ・ムニエを現地に派遣する。 2人はウイルスのゼロ地点と思われるバイオセーフティレベル4の研究所を発見。 さらに彼らは、研究所の警備員が先史時代の人類――「ホモ・エレクトス」に退化していたという衝撃の事実に直面する。 すでにヒトへの感染が始まっていたのだ。 時を同じくして、古生物と化した数多の動植物が世界各地で目撃されるようになり、退化ウイルスの情報が拡散。 同時に、ウイルス感染も世界規模へと拡大していく――。 フランス各紙で絶賛されたバイオSFが待望の日本上陸!!
  • エレクトス・ウイルス 【上下合本版】
    -
    1巻1,870円 (税込)
    全世界退化開始 遺伝子に刻まれし太古の記憶を未知なる病菌が呼び覚ます―― 感染症拡大の渾沌を警告するバイオSF巨篇 アフリカ有数の環境保全区・クルーガー国立公園内で保護されていたゾウが一夜にして形態変化を遂げる。 四本の牙を持つ異形の姿は、中新世期に栄えた長鼻類「ゴンフォテリウム」そのものだった。 血液を分析した結果、エボラ熱に匹敵する新種のウイルスが検出される。 この病菌が感染した個体に<退化>を促進させたことは明らかだったが、突発的な先祖返りの謎を解く手がかりまでは発見できなかった。 WHOはクルーガー国立公園を緊急閉鎖。 だが、退化ウイルスの感染は予想をはるかに上回るスピードで拡大し、ネズミやトリ、植物までもが太古の姿へ形態を変化させていく。 事態を重く見たWHOの感染症対策本部のステファン・ゴードンは、生物学者の部下ルーカス・カルヴァーリョと古生物学者アンナ・ムニエを現地に派遣する。 2人はウイルスのゼロ地点と思われるバイオセーフティレベル4の研究所を発見。 さらに彼らは、研究所の警備員が先史時代の人類――「ホモ・エレクトス」に退化していたという衝撃の事実に直面する。 すでにヒトへの感染が始まっていたのだ。 時を同じくして、古生物と化した数多の動植物が世界各地で目撃されるようになり、退化ウイルスの情報が拡散。 同時に、ウイルス感染も世界規模へと拡大していく――。 フランス各紙で絶賛されたバイオSFが待望の日本上陸!!

ユーザーレビュー

  • エレクトス・ウイルス 下

    Posted by ブクログ

    感染症対策の部分はコロナとかさなる部分がある。退化の部分はまあフィクションだが、人間の倫理観を問うことを目指すテーマとしては書いてる印象がある。発想はある程度新鮮さが感じられたけど、娯楽小説の域を出ない。

    0
    2022年03月28日
  • エレクトス・ウイルス 上

    Posted by ブクログ

    生物に退化をもたらすウィルスという発想は生物博士号をもつ作者ならではあるね。新鮮さは多少かんじられるが、展開は簡潔で単純だ。

    0
    2022年03月26日
  • エレクトス・ウイルス 下

    Posted by ブクログ

    グザヴィエ・ミュレール『エレクトス・ウイルス (下)』竹書房文庫。

    下巻でもB級映画のようなストーリーが続く。上巻とは異なり、頭がおかしくなるようなスピードでストーリーが展開したかと思うと、突然、これは何だという全くつまらない結末を迎えるのだった。上巻で断言した通りのハズレの平凡な作品。

    クルーガー・ウイルスに感染した人間はホモ・エレクトスに退化する。ネズミを媒介してクルーガー・ウイルスは世界に広がり、次々と人類は退化していく。やがて数万人のホモ・エレクトスの逆襲により人類は……

    本体価格850円
    ★★★

    0
    2020年08月01日
  • エレクトス・ウイルス 上

    Posted by ブクログ

    グザヴィエ・ミュレール『エレクトス・ウイルス (上)』竹書房文庫。

    まるでB級映画のようなストーリーのフランス発のバイオSF小説の上巻。竹書房文庫の翻訳作品はたまに当たりがあるので、内容が面白そうだと思った作品はたまに読むのだが、ハズレに近い平凡な作品だった。下巻での挽回は難しそうなので、上巻で断言しておく。

    アフリカの環境保護区のクルーガー国立公園で保護された象が一夜にして4本の牙を持つ中新世紀の長鼻類・ゴンフィテリウムに姿を変える。血液を調べたところエボラ熱に匹敵する新種のウイルスが検出される。同じ頃、世界各地で古生物化した多数の動植物が目撃され、新種のウイルスが退化を促しているものと

    0
    2020年08月01日

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