善教将大のレビュー一覧

  • 民度―分極化時代の日本の民主主義

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    「民度」をキーワードに、様々な方法論やデータを駆使した分析を行い、日本の民主主義の現在地を描き出す。
    自分は「民度」という言葉を聞いたことも使ったこともあるが、それは政治的な文脈の中だったので、「民度」という概念は政治的性格を帯びて用いられてきたという本書の主張には納得であり、辞書や生成AIによる「民度」の説明には政治的な意味が出てこないというのがむしろ意外だった。
    投票率と参加コストの関係、否定的党派性の議論、若年層の政治的態度・能力についての実態とイメージの乖離など、取り上げられているトピックはどれも興味深く、また、日本政治の今後を考えるに当たって示唆に富んでいた。(ただ、若年層が一定の政

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    2026年02月05日
  • 民度―分極化時代の日本の民主主義

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    ネタバレ

    ちょっと評価が難しい。

    「民度」という言葉について深く検証された点は大いに評価したいけれど、結論は事前のイメージ通りで、認識が刷新されるようなことはなかった。

    ただ、そう言ってしまうことで本書の評価を下げたいわけでは決してなく、それどころか「民度」という、とても曖昧な語義のまま不快な使用シーンばかりが広がる(それこそ「民度の低い」使われ方をされがちな)言葉について、真正面から向き合ってくれた功績は大きい。
    何よりも、印象論や一部の事例の恣意的な引用によってではなく、きちんと設計された調査に基づいて論考されているところが、「民度」という言葉を取り扱うに当たって真っ当というか、隙を見せない感じ

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    2026年01月04日
  • 民度―分極化時代の日本の民主主義

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    民度という言葉を入口に選挙における有権者の動向とか社会調査の方法とかも知れて面白かった。2024兵庫県知事選を分析した章もある。何となくこうだろなーと思っててそのとおりやったことと、こう思ってたけど実際はちゃうんやーとが両方あって、そのどちらもデータの分析で示されてて気持ちいい。党派性とか陰謀論とかに関しては現状そのとおりだよなーと。アメリカに比べればマイルドかも知れないけど時間の問題のような気もする。

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    2025年12月12日
  • 民度―分極化時代の日本の民主主義

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    「民度」なるふわふわした言葉で現象を説明づけようとすることへの警戒心が高まる一冊。兵庫県知事選の分析は、異論もありそうだが面白かった。

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    2025年11月25日
  • 民度―分極化時代の日本の民主主義

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     「民度」という言葉の起源・意味から、政治と民度の関連性を考察するもの。民度を中心に日本の政治に対する態度や考え方の課題が見えた気がする。
     特に関心を持ったものとして、2024年兵庫県知事選を題材とした感情的分極化と陰謀論的言説の受容との関係性を解説したものが挙げられる。感情的な差異が陰謀論の受容に繋がるとは、なんとなく理解できるものの、実際に数字として現れるとインパクトがある。 
     若年層の民度と投票率や党派性と意思決定など、どれも今後の日本政治を考える上で、重要な要素が散りばめられていると感じた。

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    2025年11月20日
  • 民度―分極化時代の日本の民主主義

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    実証的なのに分かりやすい良著。党派性のことなる国民同士の理解が民主主義を安定化する要件だと確認できた。政治学の入門書としても優れている。

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    2025年11月11日
  • 民度―分極化時代の日本の民主主義

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    国語辞典と生成AIの説明をまとめると、民度とは近代化に伴う文化・文明の進歩の程度、ルールやマナーの遵守の度合いという意味がある。
    筆者は「民度」は政治的文脈でも古くから使われてきたという。1章かけて政治的に使われてきた用例やアンケート結果からそれを証明していくのだが、政治的に使われているかどうかはどうでもいいのでは…?と思ってしまった。差別的に使われすぎていて、正直あんまり好きな言葉じゃない…。
    とはいえ本書の主題は、世界的に民主主義の危機といわれる現在において日本の民主主義がどうなっているのか、日本の民主主義を機能させるためにはどうしたらいいのかということにある。

    投票率の高さは民度の高さ

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    2026年02月21日
  • 民度―分極化時代の日本の民主主義

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    データを真摯に分析し、党派性が認知に影響を与え、陰謀論の受容などを引き起こしている点を明らかにしている部分は優れている。ただし、2024年の斎藤元彦出直し兵庫県知事選について、有権者は斎藤元彦のハラスメントなど県知事の資質を問うたのではなく、その政策を評価して投票したのであるから民度が低いとは言えないと結論を出している。その理由は斎藤元彦が県立大学の無償化に前向きであり、稲村陣営は反対であったからだと結論づけているが、稲村陣営が県立大学の無償化に反対したのは若者支援への財政支出の懸念ではなく、一部の大学のみを無償化する支援の偏り、公平性の欠如への反対であり、財政支出に関しては一貫して賛成であっ

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    2026年02月07日
  • 民度―分極化時代の日本の民主主義

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    民度について辞書からの説明から始まり、ネットによるアンケートとその分析を行っている。民度を政治、特に選挙についての意識調査を年齢や学歴などで分類している。

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    2025年11月28日