善教将大のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレちょっと評価が難しい。
「民度」という言葉について深く検証された点は大いに評価したいけれど、結論は事前のイメージ通りで、認識が刷新されるようなことはなかった。
ただ、そう言ってしまうことで本書の評価を下げたいわけでは決してなく、それどころか「民度」という、とても曖昧な語義のまま不快な使用シーンばかりが広がる(それこそ「民度の低い」使われ方をされがちな)言葉について、真正面から向き合ってくれた功績は大きい。
何よりも、印象論や一部の事例の恣意的な引用によってではなく、きちんと設計された調査に基づいて論考されているところが、「民度」という言葉を取り扱うに当たって真っ当というか、隙を見せない感じ