イアンリードのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
むちゃくちゃ面白かった。なんだこれ。
なんとなく気になって買っておいた積読本で、手に取ってみたら驚愕の面白さ。ここ最近本を読むペースが落ちてたのは、改めて今の自分にヒットしない本を無理して読んでたんだなと感じた。
たぶんSFミステリが好きな人にはありがちなオチなのかもしれないけど、私はキレイに騙されて最後まで、まさか!そんな!なんてこと!の連続で楽しかった。
主人公・ジュニアに、この男なんもわかってないな、とその人格や言動にイライラしながら読むこともあって、でもそのイライラが実は物語の重要な伏線だったと気づいた時、ほんとやられたーと思った。そここそがこの本で描きたい本質だったんじゃないだろうか。
人は相手のことをどうしても自分の都合のいいように考えようとする。相手に色々なことを望んで自分は変わろうとしない。でもこの物語のような結末が普通になったら、どうなるんだろう。ジュニアは幸せなんだろうか。そして幸せなら、それでいいんだろうか? -
Posted by ブクログ
ネタバレ「もっと遠くへ行こう」がものすごく面白かったので、読み終わった翌日に本屋さんに行ってこれを買った。
「もう終わりにしよう」を読み終わったあとは、意味がわからん!となって謎解説に手を伸ばしてしまったが、その中の解釈の一つを読んでなーるーとなった。こういうのにすぐ手を出さずに自分で考えられる人間になりたいとずっと思ってるけど、謎知りたい欲が強すぎてまだなれてない。
その謎の真相めいたものを片手にパラパラと読み返し、最後はがっつり読み返したら、仰天の真相を通り越してなんか寂しい気持ちになった。
先の「もっと遠くへ行こう」もそうだけど、この作者は人と人の関係になにか思うところがあるのかもしれないと思った。作品から作者の人柄を伺おうとするのはマナー違反かなと思いつつ。
いや、というか、多かれ少なかれ、人と人の関係には、こういうところがあるのかもしれないな。あのとき、っていうことが。それを重いものと考えたことはなくて、チャンスは何度でもあるように私は考えていたけど、失われた一回の重さっていうのはもしかしたら、そのあとにチャンスがまたあろうがなかろうが、実は変わらないのかもしれない。人の命の重さが誰であれ変わらないのと同じような感じで。
〈わたし〉が、「もう終わりにしよう」と思っている設定になっているのも、そうでないとジェイク自身がやりきれなかったからかもしれないな。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ"もう終わりにしよう。"と考えている〈わたし〉は、ジェイクの運転する車で彼の両親に会いに行っている。
主人公は常に考えている。その思考がずっと流れている。この思考がぐるぐると巡るあたりは結構好き。
永久に辿りつかないと思ったジェイクの家に着いた辺りから不穏な雰囲気が一層色濃くなる。
こんなにも読み手に緊張状態を強いる小説を読み始めたことに後悔した。途中からは早く読み終わりたいと願って一気に読んだ。
どこまで書いていいのか匙加減が難しい。
たくさんの仕掛けのある小説だと思う。
だけども怖すぎたので、もう読みたくない。今のところは。
読み終えて自分でも意外だったのは、涙が出たこと。"もう終わりにしよう。"と追い詰められる主人公がただただ悲しくて泣いてしまった。