感情タグBEST3
Posted by ブクログ
おそらく、人生で最も恐怖を感じた作品。
家族、周囲との関係性、あらゆる人間関係から阻害された孤独な老人の最期を、良く言えばファンタジックに、悪く言えば妄想とリアルが入り混じったカオスな状態で描き切った傑作。
Netflixで映像化もされてるけれど、原作が圧倒的に恐ろしい。
精神が疲労している時に読むのはおすすめできませんが、一読の価値は間違いなくあります。
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面白かった。人によって評価は分かれると思うけど僕は好きですこの感じ。
小説ならではの恐怖。奇妙。怪奇譚。
ラストの18ページは、かなりゾワっとくる衝撃。
原語でも読んでみよう。Netflixの映画版も観てみたいな。
Posted by ブクログ
めっちゃ気持ち悪い!&面白かった!付き合い始めて間がないジェイクと私。ジェイクの運転する車で彼の実家へ向かっている私。でも、彼と終わりにしようと思っていたり、何者かからの不気味な電話やメールに悩まされてもいる。この子、ちょっと変だな、と思ったが、ジェイクの実家に着いてみると、変わった両親や不思議な部屋があったり、好青年に思えたジェイクも怪しく思い始める。帰路、不審者を追って深夜の高校に消えたジェイク。後を追う私は何者かに追われ…。もうパニックの連続。間に挟まれる第三者の会話と相まって恐怖が煽られる。
『もう終わりにしよう』…ジワる!!
Posted by ブクログ
「もっと遠くへ行こう」がものすごく面白かったので、読み終わった翌日に本屋さんに行ってこれを買った。
「もう終わりにしよう」を読み終わったあとは、意味がわからん!となって謎解説に手を伸ばしてしまったが、その中の解釈の一つを読んでなーるーとなった。こういうのにすぐ手を出さずに自分で考えられる人間になりたいとずっと思ってるけど、謎知りたい欲が強すぎてまだなれてない。
その謎の真相めいたものを片手にパラパラと読み返し、最後はがっつり読み返したら、仰天の真相を通り越してなんか寂しい気持ちになった。
先の「もっと遠くへ行こう」もそうだけど、この作者は人と人の関係になにか思うところがあるのかもしれないと思った。作品から作者の人柄を伺おうとするのはマナー違反かなと思いつつ。
いや、というか、多かれ少なかれ、人と人の関係には、こういうところがあるのかもしれないな。あのとき、っていうことが。それを重いものと考えたことはなくて、チャンスは何度でもあるように私は考えていたけど、失われた一回の重さっていうのはもしかしたら、そのあとにチャンスがまたあろうがなかろうが、実は変わらないのかもしれない。人の命の重さが誰であれ変わらないのと同じような感じで。
〈わたし〉が、「もう終わりにしよう」と思っている設定になっているのも、そうでないとジェイク自身がやりきれなかったからかもしれないな。
Posted by ブクログ
先に少しネタバレを見てしまっていたが、それでもかなり面白く読めました。
内容は暗く救いようのないストーリーですが。
書面通りに受け取るべきかどうなのか、いろんな解釈ができるところが良いですね
オチへの匂わせなのか、それとも読者の反応を楽しんでるのか、、
一文一文が鍵のような、そうでないような、、
表紙に騙されるとか言われてますが、私はかなり内容に沿った表紙なんじゃないかと思いました。すごく悲惨ですがどこかブラックユーモアな内容な気もするし。
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わたし/ジェイク
カップル/結婚
ひとり/孤独
現実/空想
パートナー、家族、友達がいない人。
空想の世界に生きる人。
終わりにするのは何に対する別れ?
Posted by ブクログ
何も変なことはなさそうなのに徐々に奇妙になっていき、最後まで一気に読んでしまったがスッキリはしなかった。ドキドキと奇妙な怖さが丁度耐えられるぐらいで助かった。何か刺激を求めてるのかも。
ネットフリックスに映画があるようなので見たいがホラーが苦手なので本だけにしとこうか。
Posted by ブクログ
夜中にクライマックス読むんじゃなかった…哀しい物語。2度読みは必須じゃないけど私はもう一度読もうと思う。今度は昼間に。映像化どうなるんだろう。楽しみ。
Posted by ブクログ
付き合いたてのカップルが彼の両親に挨拶のために、車で向かってるけど、彼女は彼との関係を終わりにしたいことを打ち明けられないままでいるというところから始まるミステリーというよりゴリゴリのホラー作品!
海外の作品は登場人物の名前が一致しなかったりよくわからなくなったりするけど、この作品はそんな心配は御無用!それどころじゃないくらい話の内容がむず過ぎて二度読み必須!
表紙めっちゃポップやのに内容むず過ぎるやん!
ページ数はそんなにないけどじっくり読み返しながら読んでくとジワっと怖さが染み込んでくる!
Posted by ブクログ
"もう終わりにしよう。"と考えている〈わたし〉は、ジェイクの運転する車で彼の両親に会いに行っている。
主人公は常に考えている。その思考がずっと流れている。この思考がぐるぐると巡るあたりは結構好き。
永久に辿りつかないと思ったジェイクの家に着いた辺りから不穏な雰囲気が一層色濃くなる。
こんなにも読み手に緊張状態を強いる小説を読み始めたことに後悔した。途中からは早く読み終わりたいと願って一気に読んだ。
どこまで書いていいのか匙加減が難しい。
たくさんの仕掛けのある小説だと思う。
だけども怖すぎたので、もう読みたくない。今のところは。
読み終えて自分でも意外だったのは、涙が出たこと。"もう終わりにしよう。"と追い詰められる主人公がただただ悲しくて泣いてしまった。
Posted by ブクログ
Netflix版観てからなので結末を知りつつ。
だけどラストへ向けてのあの言葉の連なりはゾッとする。
し、やっぱり腑に落ちないっていうかよく分からない…。
孤独を突き詰めすぎると生んでしまうのだろうか。
ドグラマグラ感あるよなあ。
Posted by ブクログ
終始不穏な空気が漂うも何か起こりそうで何も起こらない、いったいこれは何の話なのか。
何が始まるのか、どう終わるのか、気になって気になって読み進めてしまう。
結局二重人格か妄想かどっちかわからないけど
最後の最後まで引っ張っておいて散々期待値を上げておいてこれかぁ…という感じ。
序盤の雰囲気がすごく良かっただけに結末は残念。
Posted by ブクログ
なんだかよくわからない語りが続いてなんとなく怖い。
全てが思わせぶりな状況に意味があるのかどうなのか、全てを解釈しようと思えばできるのか、わからないけど、そこまで考えたくなるかというとそこまでではない。
Posted by ブクログ
正直、一回読んだだけだと、全然内容理解できませんでした。
最初の方は比較的テンポ良く進んで、話もついていけるですが、ちょうど半分くらい?読み進んだあたりから、何やら回想のような妄想のような話が増えていき。。。
最後まで読み終わっても誰に何が起こったのか、理解できず。。
2,3回くらい最後の方を読み返して、ようやく理解できるという感じです。
(わたしの読解力の低さも問題かも笑)
内容がわかって、「あー、そうだったのか!爽快!!!!」と思えれば何回か読み直しても読み直しがいがありますが、
この作品の場合は、内容がわかっても、「んー、、、で??」って感じだったので、ちょっと期待はずれでした。。
Posted by ブクログ
横文字などもあまり出てこないし、
セリフの言葉が中々深くて良かった。
ただ読んだ後スッキリする感じはしない。
読んでてずっとどうなるんだろうとか
なんで本人からずっと電話が来るんだろうとか
疑問はたくさんありながら読んでいく。
疑問と答えが全部スッキリする感じじゃなく
なんだかもやっとする。
結果的に、あの時あの女の人に電話番号を渡せていたら、こうなっていたのかなとずっと考える孤独感がすごい。最後自分で終わりにするのも悲しい。
Posted by ブクログ
「もう終わりにしよう」という思いを胸にしながら恋人ジェイクの両親の家へ一緒に挨拶に向かう私。
少し前から起きている謎のいたずら電話と道すがら次第に違和感、緊迫感が高まっていく2人の会話。
この話、どこに向かうのだろう、何か起きようとしている、でも具体的な手掛かりはない。
胸のざわつく心理サスペンス。
解説によると著者の独特なテーマを有した作品は哲学サスペンスというジャンルを築きつつあるらしい。
Netflixで映像化されているというが、まさに映像向きの作品。
特に後半のジェイクはもしかして…を感じ始める辺りからはむしろ文字づらだけでは良くわからず、イメージで読む感じで、自分の中で勝手にカットインが繰り返されていた。
表紙のイラストがちょっとライト過ぎて作品の雰囲気とはミスマッチかなと思った。