松尾諭のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ巻末の「文春文庫最新刊」という広告には「自伝風エッセイ」と紹介され、解説の次のページには「このエッセイは史実を元にしたフィクションです。」という注意書き。
…エッセイでフィクションてあるんだっけ(そもそもエッセイってなんだっけ)?
先にドラマを観始めて、面白かったので読んでみた。元々は松尾諭の話なのに、読んでいてすっかり仲野太賀のイメージになってしまい、松尾諭をテレビで見ると「あのエピソードは本当はこの人の…」と不思議な気持ちになる。
俳優のエッセイだけあって、固有名詞はぼかしてあるが撮影や共演者の話などが出て来て、これはどの作品のことだろう?京都で好きになった女優さんて?とミーハー心がくすぐ -
Posted by ブクログ
松尾諭、文章も描けるが絵も上手い。
ドラマがとても良かったので読んでみたが、インパクトのある表紙の絵も本人が描いたもので、自画像も似ていて面白い。
鮮やかな色に汚しを掛けた画風が、目立ちたがりだが恥ずかしがり屋な彼をよく表しているような気がした。
本を開いてみると、エッセイかと思っていたら意外と字が多い。みっしりしている。
大抵エッセイは文学作品よりも文字通り余白が多い印象だが、どうもこれは違うようだと思いつつ読み進める。
それにしても松尾諭はパワフルで、やたらに働きめちゃくちゃ酒を飲む。
これはもうアル中だろうと断言してしまうくらい飲みまくる。彼の肝臓は大丈夫だろうか心配になる。
日本にい -
Posted by ブクログ
ネタバレ拾われた男
著者:松尾諭
発行:2020年6月30日
文藝春秋
初出:文春オンライン2017年4月30日~(加筆)
松尾諭という俳優は、今、テレビドラマに出まくっているような印象があるが、比較的最近まで、生活が安定せず、アルバイトもしていたようだ。彼の顔が売れたのは、深夜ドラマだがヒットした「SP 警視庁警備部警護課四係」(2007~2008年)だが、そのドラマ以降も次々と仕事が来ることはなく、一度やめたアルバイト生活をもう一度していたらしい。印象的な顔なので、アルバイト先で顔が割れることはなかったのだろうかと疑問になる。
現在、NHK総合で放送中(BSでは放送済)の同名ドラマの原作。兵 -
Posted by ブクログ
俳優松尾諭の半生を綴ったエッセイ
NHKのドラマきっかけで購入
なかなかにダメダメな様子を包み隠さず描いている
でもそれが自虐ネタでもなく、陽キャでコミュ強で愛され上手な描写と相まって、素直に面白く読む事が出来た
最終話「拾われた男」はとても良い終わり方
松尾諭の人生の話なのに、読んでいて自分の中の郷愁を刺激されている感じがして、じんわりと涙があふれてしまった
作中の有名人は一切実名が出てこない
読み終わっていろいろと検索
ドラマにも出演していた井川遥・柄本明以外にも、小西真奈美・角替和枝・国分佐智子・緒方明(監督)など……
wikipediaからリンクを跳びまくっての検索、楽しかった(