とてもとても良かったです〜!!
最初は人間と妖怪の和平のためだった2人の契約結婚はお互いを知り共に過ごすうちにいつしか恋へと変わる。。。
それぞれが父の志を継いで次世代で共に手と手を取り合って和平のために動いてるのとてもエモいです...!!
無表情で生真面目な軍人黎人は当初冷たい印象が強かったですが、不器用なだけで花燐に対する態度に優しさが垣間見え、かつて花燐の父である大妖怪百鬼の空亡に助けられた過去を持つことを知ってからは一気に人間味が増して、花燐との気安いやり取りも読んでて楽しかったです⟡.*
人間に裏切られ酷い扱いを受けていた花燐が心を許し協力する気になれたのは黎人だったからこそなのだと感じました(•ᵕᴗᵕ•)
妖怪の総大将でありながら黎人の養父と友人の仲だった空亡と当時軍人で穏健派だった黎人の養父秋一は妖怪とか人間とか関係なく友人として手と手を取り合える素敵な関係性で、そこには確かな絆があったにもかかわらず空亡の襲撃で和平は頓挫し空亡はすべての責任を取らされる形で処刑されてしまった、、、その真相に迫るシリアスな部分と黎人と花燐の初々しくてコミカルなやりとりとのバランスが絶妙で、一気読みしちゃいました(*´艸`)
特に「恋」にはみんなが夢中だからきっと街の1番わかりやすい所で大々的に売り出されているというような感じの花燐の偏った知識が面白くて出てくる度に笑ってましたが、この最初は物珍しさと好奇心に溢れていた「恋」が後半しっとり切なさと温かさを帯びたものに変化していくのも絶妙で良かったです。
序盤に出てきたあの妖怪の願いが叶ったシーンにもほっこりじんわりでした...!!^ᴗ ̫ ᴗ^
急に連れてこられた環境の中で常に自分にできることはなにか何を成すべきなのかを自問自答し、都度もがきできることを頑張り続ける花燐がたくましくてかっこよかったです!
後半一気に物語が動いて心が凍えそうになるような部分もあって絶望しかけましたがハピエンを信じて読み進めて良かったです!!
もっともっとその後の和平に向けて頑張る2人や妖たち、人間たちの様子も読みたいです♡続刊しますように!!