戸髙一成のレビュー一覧

  • 日本海軍 失敗の本質

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    ネタバレ

    太平洋戦争において陸軍の悪いイメージが先行するが、海軍に至っても開戦当初は良かったものの研究不足で情けない状態。 作戦、人事、配備、運用において従来型の慣例に当てはめて考えてばかり。 珊瑚海海戦の反省もなく、ミッドウェーでは驕り高ぶった意識のため簡単に敗北。アメリカ軍にすべての面で圧倒され続け、最後に沖縄特攻で大和が撃沈され日本海軍主要艦艇は消え去る。 負けるべくして負けとした言いようがない状態。机上の空論でカタログスペックだけで考えていては戦闘に勝てるわけがない。そして誰も責任を取らないのは今と同じ。

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    2025年08月14日
  • 海軍応用戦術/海軍戦務

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    よく需要がどれだけあるかわからないこの本を刊行しようと思ったなというのと、今の時代においてまで残る本を書いた秋山真之すごいなという感想。
    基本戦術の方も読んでおかないと片手落ちな感じ。応用戦術では戦略や戦闘の位置づけ、勝利の定義などの話についてで、孫子も多く引用されている。
    海軍戦務はロジスティクスのことだそうで、秋山真之本人は自分の貢献はこの分野が一番大きかったとしているそう。令達の種類や要義、文法などの書き方、報告と通報の種別や要義、さらに通信、航行、碇泊、捜索と偵察、警戒、封鎖、陸軍の輸送・揚陸、給与、演習についてと、今の定義によるロジスティクスよりも広い範囲のそれぞれについて記述してい

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    2020年04月18日
  • 海軍基本戦術

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    文章が当時のなのでちょっと読みにくいのが難点
    だが書かれている内容は基本的なことであり、それは原理ではなかろうか?
    戦術論は日露戦争の体験によるものや当時の兵器の質をベースにしているのでちょっと古臭いと感じなくは無いが基本則と考えればそれなりの説得力はあるかも
    ここに書かれた原則論を実践できなかったが故に昭和日本海軍は敗戦を迎えた。と思える内容ではあった

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    2019年11月14日
  • 日本海軍 失敗の本質

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    日本は周囲を海に囲まれる。陸地を接する他国が存在しないことは、他国が日本へ攻め込む際には必ず海を渡ってくる。当たり前のことではあるが、これがかつて日本が海軍大国として世界に君臨し、なおかつイギリス、アメリカと建艦数で争う一因になった。日本は日英同盟を活かして海外から購入した戦艦でありながらも、その海軍で大国ロシアを撃破し、一躍世界で存在感を大きくした経緯がある。白人しか人権がなく、有色人種に対する致命的なほどの優越意識、有色人種を劣等民族と決めつけ、猿や獣同様に扱った世界に於いて唯一、世界の西欧列強と肩を並べるに至った過去を持つ。その一因はやはり、日露戦争の勝敗を決した海軍力も大きかったはずだ

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    2025年08月29日