スコット・スミスのレビュー一覧

  • シンプル・プラン

    購入済み

    最後までノンストップで読ませる

    ストーリーは突然大金を手にした平凡な男が、金の魔力に魅入られ、犯罪を隠す為に共犯者や周りの罪なき人々を次々と殺して行くという割と単純なものです。
    では何故最後までノンストップで読み通したかといえば、次々と岐路に立たされた時の主人公の選択をまるで自分の選んだ道のように感じ、その先に待ち受ける出来事を早く知りたいと思うからです。
    ここまでの大ごとでなくても、生きていくなかで選択は日常であり、私たちも先のわからない道を選び取るという連続が当たり前ですが、あの時そうしなければという後悔は、誰しも感じた事があるでしょう。それが、殺すか、罪を露見させるかという究極の二択に突き詰めて、生き方や良心に問い

    #怖い #ドキドキハラハラ #深い

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    2022年08月12日
  • シンプル・プラン

    Posted by ブクログ

    昔観た映画がとても面白かったという思い出も込みでの評価☆
    ありえないでしょー!くらいの胃の辺りが重たい痛快さ。

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    2022年06月24日
  • シンプル・プラン

    Posted by ブクログ

    アメリカの作家スコット・B・スミス(スコット・スミス)の長篇ミステリ作品『シンプル・プラン(原題:A Simple Plan)』を読みました。
    ここのところミステリ小説はアメリカの作家の作品が続いています。

    -----story-------------
    『このミステリーがすごい! 1995年版』海外編1位
    『このミステリーがすごい! 2019年版』30周年記念「キング・オブ・キングス」海外編第6位

    長らく手に入りにくかった扶桑社ミステリー往年の傑作、ついに復刊!

    一歩間違えれば人はみな狂った道を転がり落ちるという恐怖をとことん味わわせてくれる。
    犯罪小説の金字塔。一度は読むべき絶対的名

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    2024年03月13日
  • シンプル・プラン

    Posted by ブクログ

    90年代にこの作品が発表された時にも読んだ記憶がある。その時「面白い」と思っていた。
    今回復刊されたという事です読み直してみたが、面白い!
    いや、めちゃくちゃ面白い。

    雪に閉ざされた田舎町で会計士の仕事をしているハンクは、兄のジェイコブとその友人ルーと一緒に父の墓参りに行く途中、公園の森の中に墜落した小型飛行機を見つける。
    機内には操縦士の男の死体と、100ドル札の札束が詰まった鞄。全部で440万ドルもあった。
    ハンクたちはこの大金を持ち帰ることにした。そのまま夏まで黙っていて、誰かがその大金のことを探しているとわかれば罪を隠すために札束を焼いてしまう。もし誰もこの大金のことを何も言わなけれ

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    2022年12月12日
  • シンプル・プラン

    Posted by ブクログ

     『とにかくお薦めです』の手書きのポップに魅せられ、読んでみると、確かに面白かった。
     誠実に市民生活を送っている主人公は、墜落した飛行機の中に大金を発見し、ともに発見者となった兄と、その親友と山分けすることにする。犯罪に係わるその大金をわがものとするために計画を立てる。時が過ぎ、ほとぼりが冷めるのを待つだけというシンプルなプランを立てるが、計画はほころびを見せ、そのたびに修正を加えていく。誠実な市民だったはずの主人公とその妻は計画修正のたびに、残虐性を見せ、堕ちていく。
     特別残酷な描写があるわけではないが、読み続けるのがつらくて、目を逸らせる。主人公の行動が、目をそむけたくなる程、汚れてい

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    2019年08月05日
  • シンプル・プラン

    Posted by ブクログ

    95年このミス海外編第一位。19年このミス過去30年間の海外編第六位で再刊。
    評価の高い作品として知っていたが、期待していたほどではなかった。
    主人公は墜落した小型飛行機から大金を盗んだことから、次々に悪い方に転がっていく話で、よくある展開ともいえる。視点は悪事に転落していく主人公という犯罪小説・悪漢小説だが、本来は平凡で犯罪などとは無縁だった主人公が、自分の行動を正当化し、悪事をエスカレートしていくところがミソ。

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    2023年07月04日
  • シンプル・プラン

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    主人公のハンクは兄と兄の友人と三人で森の中で墜落した飛行機をみつける。
    その飛行機の中でパイロットは死亡しており、そして機内で大量の現金を見つける。 
    3人は警察へ届けるという選択をするか、このまま自分達のものにするかという選択をする。
    ハンクは届け出ようと主張するが、兄と兄の友人に押し切られ届け出るのを止め全額を時が来るまでハンクがあずかることにする。

    そこからハンクは理性を保ちながらも、犯行がばれないようにするため次々と殺人を犯して行く事になる。

    殺人鬼でも精神異常者でもなく、至って真面目な普通の人間がこれだけ人を殺していく事が出来るのかという怖さ、そしてそれを読んでるこちらも殺人を犯

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    2021年09月14日
  • シンプル・プラン

    Posted by ブクログ

    ごく普通の人間が、ふとしたことから犯罪者に堕ちていく怖さを描きたかったのかも。が、読み物としても普通で暗くエンタメ性がないのが気になった。

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    2021年01月11日
  • シンプル・プラン

    Posted by ブクログ

    お金を巡った泥沼小説。展開は面白くさすがヒット作と言えるもの。もしこの小説と同じ状況下にいたとしたら、自分はどうするだろうかと考えざるを得なかった。ただ状況描写が人物のセリフより多く、状況の想像を要する回数が多かったから、自分は読んでいて少し疲れた。

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    2020年05月17日