なかむらるみのレビュー一覧
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やっぱり色彩って面白い。
「かっこいいピンク」って、みなさん何か挙げられますか? 私はアイドルの髪色をぱっと思い浮かべました。
ページをめくるたびに目に飛び込んでくる華やかで綺麗なピンクたちを見るだけで、なんだか幸せな気持ちになってくる。不思議な色ですね、ピンク色。
ふりがなつきで、フルカラーのイラストてんこもり。厚みもぜんぜんないので、子どもでも読めそうな絵本に見えますが、けっこう専門的な視点からもピンクについて考えているので、小学生くらいでもきちんと理解するのは大変かも。
建物のピンク、海外のピンク、昔話のピンク、ピンクの歴史、ネガティブなピンク、などなど。興味のある方はぜひ読んでみてほ -
Posted by ブクログ
/_/ 内容 _/_/_/_/_/_/
イラストレーターのなかむらるみさんの作品です。
大ピンチずかんのイラストを描いている方のようです。
ピンクは女性のイメージがありますが、男の子がピンクのランドセルを選んだら…という投げかけからスタートします。
今作は文字が多く、なかなかに情報量が多いです。
・かわいいピンクか、かっこいいピンクか
・日本の建物にピンクが少ないこと
・ウガンダでピンクの制服
・桃色について
・ピンクはいつから女の子の色
・悲しいピンクの働き
などなど
なかなかに、考えさせられる部分がありました。
/_/ 感想 _/_/_/_/ -
Posted by ブクログ
好きな色があることは、人生をとても豊かにする。それをとても思い知らされた。
男の子がピンク色のランドセルを選んだら、という新聞の投書を発端に、ピンクをめぐる話が色々でてきて、すごくおもしろかった。
色彩のことだけでなく、外国の文化のこと、平安装束のこと、色盲(というのはよくない言い方かもしれないけど)とか、いろんな研究者を訪ねてまとめていて、「へー、そうなんだー」という新しい発見が要所要所にあった。
特に、タイの曜日と色の話はとても興味深かった。
先日『赤の図鑑』を読んで、これはおもしろい…!と思ったばかりだったので、なんとなく自分の中でつながりを感じている。
つながり、といえば、同じく -
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ネタバレタイトル通り、おじさんの図鑑。
48種類にカテゴライズされたおじさんと
コラムやインタビュー記事がイラスト、写真、文章で
書かれている。
あるあるを通り越して、哀愁すら立ちこめる1冊。
私は、好きです。
私的にツボッたおじさんは、
『コラム・おっちゃん探訪〜大阪〜』で出てきた
『本場のちゃうちゃう』玉出さんと
『珈琲はポエムや!』ミュンヒのマスターさんと
『茶NO.40 全身色っぽいおじさん』かな。
『茶NO.40 全身色っぽいおじさん』を
実は秋の風景を作りあげている影の脇役、
と言いきる辺り、気持ちがよい。
これから、外で出くわすおじさんを、
こっそりカテゴライズしたくなります。 -
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ピンク。
20代半ばまで苦手だった。
10代では、かわいい子が着るものだと思っていたし、大して魅力的でもない私だから、わざわざそんな媚びた色を選びたくなかった。
ピンクの服といえば、モテ系(死語だね)、めちゃモテ、みたいな甘い服ばかりだったし全然似合わなかった。
職場の制服のブラウスはいくつか選べるうち、ピンクを着ると客に舐められる気がして着たくなかった。
若い女がピンクを着ると、男は上からものを言う気がして(実際のところ少なくはない)同等にみられないことが腹立たしかった。
ふとある日、ピンクは可愛いというのは思い込みでは?と思い至った。
桜の花に男女があるか?人の体の色としたら健康な証拠 -
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おじさんの様々な形態を観察した「おじさん」を楽しむ図鑑。
多種多様なおじさんたちを分類、イラストと写真で紹介。
評価とPOINT有り。所々にあるコラムも多彩。
もくじ、おじさんさくいん有り。
なんとなく考現学なおじさん観察図鑑です。
街のあちこちにいるおじさん、TV画面で見たおじさん、
おっちゃん探訪におじさんツアー、おじさん飲み会に潜入、
有名なおじさん等、おじさん尽くめな本です。
知らないおじさんを見つめることや話しかけることは難しい。
その困難?を乗り越えて教えてくれる、好奇心たっぷりの
内容は、驚きであると同時に、とても面白いものでした。
なんともサクッと読めるし、なんか和めるイラスト