あらすじ
ピンク色は、今の日本では“かわいい色”“女の子の色”といわれるけど、それってほんと? 古今東西、多様多彩、魅力的なピンクがあることを、絵本の中で子どもたちに発見してもらえたら、とつくられました。著者のなかむらさんが、建築、植物染色、口承文芸、化学、服飾、美術、写真、色彩論……様々な分野の方に「ピンク」をテーマにお話を伺うルポルタージュ。
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Posted by ブクログ
「ピンク」についての絵本。
絵本と言っても文字数が多く、小学校〜読めるかな。大人が読んでも読み応えあり。
作者のなかむらるみ氏が男の子のピンクのランドセルについての新聞記事を読むところから始まるのだが、とても引き込まれた。
ピンクの中にもかっこいいピンクとかわいいピンクがあると自分の中で気づいたなかむら氏。
自分が好きな「かっこいいピンク」を探すことにしたのだが、その発想が素敵。
ピンクが使われている建物から絵画、制服など様々なものを調べる中でピンクに対する世間のイメージは時代や国に寄って多種多様にあることがわかっていく。
色彩計画家や染色家など専門家へのインタビューも合間合間に載っていて、色んな意見を聞けるのが楽しい。
凝り固まった価値観は日々アップデートしているつもりであったが、この本を読む中で自分の中の「ピンク」に対する偏見を露呈した所がある。
そもそも色に性別や年齢の括りなどなく、あったとしても時代と共に変わっていることを読んでいくと痛切に感じる。
「ピンク」という1色にフォーカスしてこれだけまとめられるのだから、他の色に関してもどんな歴史や時代の流行りがあったのだろうか、と色彩について興味が湧いた。
Posted by ブクログ
この本ではピンクについて書かれているけど、色にはちゃんと役割があって理由もあるんだ、ということを知りました。
色について考えることは好きか嫌いか、まででした。
Posted by ブクログ
なかむらるみさんの「かっこいいピンクをさがしに」を読んで、特に刺さった内容をメモ。
日本人男性の20 人に1人、女性の500人に1人が、赤〜緑の範囲の色(赤、オレンジ、黄色、黄緑、緑)について差を感じにくい色覚を持っているといわれています。
少数派ではあるものの、他の色々な情報や人の助けも頼りに問題なく暮らせるし、最新の色覚研究によると、それぞれ違う色覚があるから補えあえる「色覚多様性」に意味があるんじゃないかという説も強くなってきているらしいです。(例えば、少数派の色覚の人は色に惑わされないので、薄暗い場所で物の輪郭を捉えて動くものを見つけるのが上手だったりする。)
自分もまさにこのタイプで、グレーだと思って服を買ったら薄いピンクだった…みたいな経験がよくあります。少なからず恥ずかしさもあり、他人への自己開示には勇気が必要だったりしますが、本書はそんな自分にとって「ピンク」を通じて色についての理解が深まり、勇気がもらえる一冊でした。
Posted by ブクログ
小5の娘はピンクが女の子の色とは思っていない、
小2の息子は女の子の色という感じがするとのことです。
母はめちゃくちゃ女の子の色と思っています。
私はいわゆる女の子の格好をさせてもらえず、黒や青などの当時は男の子のような色ばかり着たり持たされたりしていました。
髪も伸ばせず、スカートなど履かせてもらえずだったので、周りの女の子が赤やピンクなどのかわいい格好をしていたのがとても羨ましく、と同時にピンクが苦手になってしまいました。
今でもピンクはかわいい子のイメージがあり、身につけるのが抵抗があります。
でも昨日のワールドカップ日本対チュニジアではピンクのスパイクの選手がだいぶ多い気がしました。
この本は絵本のように薄いのですが、情報量が多いです。
リサーチが多岐にわたっているのと、「」で区切られた話し言葉が多用されているので読みにくい部分もあったり、色々な人が登場するので、結局なにを調べているんだっけ?となってしまいました。