日経クロステックのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ゼロトラストについて、基本要素を説明し、事例を紹介するムック本。
オライリー本のように定義の概念的理解から始まるわけではなく、
図を交えて具体的な用例用法で説明されるので、素人でも理解しやすい。
だが事例紹介は、理解のために必要な要素のみを残した理想構成で説明されるため、
わかりやすくはあるのだが、役に立てるには想像力による大幅な補完が必要。
後半まるっとサイバー攻撃とマルウェア詳細に紙面を譲っているが、
ゼロトラストと全く絡める気すらないのは編集の苦労がうかがい知れる。
2021年現在においては、関連担当者であるならば、一冊は持っておいてもよい本だろう。 -
Posted by ブクログ
2020年7月に発刊されているので、あれから1年、ここに書かれていないことの方が遥かに多くなった。
でも、1年前のコロナ禍始めの各業種の動向を客観視できるのは、面白い。
自粛が長期化する。
自粛は1年続く。
そんな風に言っている方もいたが、その通りで、発刊から1年たった今でも自粛中。
まだまだ道半ばなのだ。
この本でも言っていた方がいるが、感染症と人類は、切っても切らない関係。
一つ終われば、数年後には一つ来る。
来るたびに人類は発展し、生き方を変えてきた。
人類にとってのターニングポイントなのだろう。
まだまだ先の見えない状況ながら、自身や周りの人の命を守りながら、暮らすしか道はなく。 -
Posted by ブクログ
DXの何たるかの基礎がわかりやすくまとめられていた。
インターネットとスマホの普及を前提条件とし、AIとIoTとクラウドを技術的基盤とし、デザイン思考とアジャイル開発とリーンスタートアップを方法論として、企業が情報をデータ化して業務効率化し(デジタイゼーション)、業務プロセスをデジタル化して業務を高度化し(デジタライゼーション)、組織横断的にこれを進めてビジネスモデルと組織文化を変革して競争優位を獲得する(デジタルトランスフォーメーション)ということ。
呼び名は変わったが、かつてのBPRでやろうとしていたことと思想は同じってことで、いよいよ期は熟したということだろう。本格的なDXが可能というだ -
Posted by ブクログ
本は大きいものの、書かれている内容は難しい内容はなく多量でないため読み切るにそこまで時間はかからないかとおもう。ただし、刊行から時間が少し経っていること、さまざまなジャンルを扱っているため、興味のある内容だけを読むべきだろう。
章を分けると以下。
1-3章:事実のまとめ、何が変わろうとしてるかを考察
4・5章:未来への動き•トレンド
第5章がかなり為になる。あまり聞き慣れない新しい単語を皮切りに、今後の社会トレンドを考察している。
トレンドを俯瞰してみると、最近生まれたのもあるが、構想自体はけっこう前からあったものが多いように感じた。COVID19ショックで花開いたor進めざるを得ない環境