あらすじ
最近、DXという言葉をよく目にします。デジタルトランスフォーメーションの略ですが本当の意味は何で、目的は何でしょうか。本書はDXの本質を分かりやすく基礎から解説します。
第1章では定義から始めて「DXとは何か」を説明します。続く第2章で「DXで何が起こっているか」を示します。GAFAと呼ばれる世界の最先端企業からスタートして、私たちの暮らしの近くで起こっているDXまでが対象です。
第3章ではAI(人工知能)、IoT(インターネット・オブ・シングス)、クラウドというDXに不可欠な三つの技術を解説します。第4章では「誰がどうDXを進めるべきなのか」を記しました。人材、組織、方法論という側面からDXをいかに導入するかに迫ります。
第5章では、今日までのDXの歴史を振り返ります。IT化、情報化、電算化とさかのぼって半世紀を超える時代の変化を整理します。第6章では、ミッション(使命)、サイバーセキュリティ―、歩みを止めないことという3点を取り上げます。いずれもDXを進める上で重要なポイントです。
最後まで読めば、DXがすっきりと分かるようになるはずです。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
最近よく耳にするDX。DXの書籍は初めて読むが、本書で基礎が大体掴めて参考になった。誤解していた部分が多々あり、早い時点で自分の理解を正せたことは良かった。これを機にDXに関する他の書籍を読んでいきたい。
Posted by ブクログ
DXとは何かの整理に役立った
◆DXとは「デジタルで変革して圧倒的に差をつける」こと
・組織横断/全体の業務製造プロセスのデジタル化
・顧客起点の価値創出のための事業やビジネスモデルの変革
◆DXが企業にもたらすもの
・強い製品/サービスの実現
・高い成長力/高い収益力
・巨額のデジタル投資の継続
・旧来の秩序の破壊
・世界中で使われる「プラットフォーム」を提供
◆DXに欠かせない3種の神器
・AI … 画像認識、自然言語処理、音声認識、データ解析
・IoT … ドローン、スマート家電、ウェアラブル短m津、自動運転車、エッジコンピュータ(モノがネットを経由して情報をやりとり)
・クラウド … IaaS/PaaS/SaaS(早く、安く、スタートできる)
◆DXを進めるには
・DXを実現させる技術の専門家(D)
・テックリード … DXのための開発されたITシステムの設計から実装を担当
・データサイエンティスト … データ分析の専門家
・先端技術エンジニア … AI、ブロックチェーンなどDXに深く関わる技術の専門家
・UX/UIデザイナー … デジタルビジネスに関するシステム、アプリ・サービスの利用体験や使い勝手を向上させる専門家
・エンジニア/プログラマ … ITシステムの実装~インフラの構築、保守運用
・DXプロジェクトの推進役・取りまとめ役(X)
・プロダクトMgr、ビジネスデザイナー
◆DXに至る企業のIT活用の新店
1. 業務プロセスの効率化
2. 生産性向上/業務改革
3. 顧客・取引先とのつながり
4. 全く新しいビジネス
5. 全く新しい統治
◆DX先進企業が掲げるミッション
・Google : 世界中の情報を整理し、世界中の人がアクセスできて使えるようにする
・FaceBook: コミュニティづくりを応援し、人と人がより身近になる世界を実現します
・Uber : 世界を動かし、新たな機会を作り出すこと
Posted by ブクログ
カタカナ多くて大変だ。
でも、ついていかないと。
まずはアタマに入れなとかないと。
理解は簡単に出来ないですが、
アルファベットの専門用語に対して
「読み方」までカタカナで説明してくれる
良書でした。
Posted by ブクログ
DXが何なのか、何も知らない無い状態で読み始めました。
知らない単語については、砕いて説明しているしその場で分かるように書かれています。
ただ、内容を深く掘っていくと途中ついて行けなくなりました…
もう一つDXの本と併用して、違う言い回しを探したりしながら読みました。
Posted by ブクログ
DXとは?から最近の技術動向を初心者向けに解りやすく記載いただいていて理解早まります。
IT業界で数年働いてるメンバーは理解してるかと思いますが、これから働く人、新入社員にオススメしたい一冊です。
Posted by ブクログ
DXの何たるかの基礎がわかりやすくまとめられていた。
インターネットとスマホの普及を前提条件とし、AIとIoTとクラウドを技術的基盤とし、デザイン思考とアジャイル開発とリーンスタートアップを方法論として、企業が情報をデータ化して業務効率化し(デジタイゼーション)、業務プロセスをデジタル化して業務を高度化し(デジタライゼーション)、組織横断的にこれを進めてビジネスモデルと組織文化を変革して競争優位を獲得する(デジタルトランスフォーメーション)ということ。
呼び名は変わったが、かつてのBPRでやろうとしていたことと思想は同じってことで、いよいよ期は熟したということだろう。本格的なDXが可能というだけでなく、DXに真剣に取り組まないと生き残れない時代になるということがよくわかった。