雪下まゆのレビュー一覧

  • はじめてのゾンビ生活

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    電撃文庫だからと油断した。ハヤカワ並みのしっかりしいたSF。しかも読みやすくて素晴らしい。
    ストーリ良し、世界観良し。

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    2025年06月05日
  • 青春ゲシュタルト崩壊 Another

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    前作のまごうことなき続編だった。そして何故、4年もたった今続編なのか不思議だったが、この6月に実写映画化ということで、なるほどなぁと。一応、この本単体でも読めると裏表紙に小さく書いてあったが、是非とも前作込みで読んだ方が青年期失顔症と言う架空の病気がどういうものなのか、理解が深まると同時にこの本の良さがわかると思います。前作、今作込みでの「青春ゲシュタルト崩壊」なのだと思う。ネタばれになるので多くは語れないのですが、この本を読んで主人公に共感する人、そして救われる人、何気に多いんじゃないかと思います。

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    2025年11月20日
  • はじめてのゾンビ生活

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    人間とゾンビのお話。人間から病気が発症するようにゾンビになるわけだが、普段私達が考えるゾンビになるわけではない。
    1000年ほど続く宇宙にも範囲が広がるsf作品となる本作品。ただのエンタメ小説ではなく、奥の深い物語性に感動した。

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    2025年10月26日
  • はじめてのゾンビ生活

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    ゾンビになっても未来は明るい。人間の時より元気な体になるし、宇宙飛行士にだってなれる。
    ゾンビ誕生から「歴史完成」に至る、人間とゾンビの宇宙興亡千年史。


    ゾンビの存在が公的に認められた世界での、人とゾンビの群像劇です。ライトノベルレーベルと侮れない、かなりがっつりSF興亡史。
    ゾンビの存在の発生から月・火星への入植、ゾンビの名称は「新人類」と改められ、人口の過半数を突破していく。そしてその歴史の果ては……。

    人間もゾンビもロボットも、存在の形は違えどみんな自由のため、幸せのため一生懸命生きている。
    命の儚さと美しさを感じるいい話でした。
    それぞれの話にいつの話、誰の話かが明記してあるとは

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    2025年10月04日
  • 恋を知らぬまま死んでゆく

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    恋というのは人によって、考え方、感じ方が違い、恋をすることができない人もいる。
    恋に苦しんだり、幸せになったり、たくさんの感情が溢れてくるから、人は無意識に恋してしまうのかもしれない。

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    2025年08月31日
  • はじめてのゾンビ生活

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    ホラーと思いきや、SFやった…しかも壮大な…⁝(ᵒ̴̶̷᷄⌑ ᵒ̴̶̷᷅   )⁝スゲェ

    ある日、人間が突如ゾンビ化し、世界中に徐々にゾンビ化が蔓延していく様を人間側の視点、ゾンビ側の視点という多様な視点から描いていく物語。
    ゾンビ=ホラーと思い付くのが一般的だが、今回はまさかのSF大作、実に千年以上の歴史に綴られた人類とゾンビの繁栄と衰退を描いた歴史的巨編
    SFというと難しいイメージだが、本作は至って読みやすいし、頁数もそこまで無い気軽に読める物語になっている。しかし読み終わった後は、こんな大作を書いているならもっと!もっと!細かな部分など読みたくなってウズウズした読後感でしたわ!

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    2025年07月24日
  • はじめてのゾンビ生活

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     ラノベなのだが、SFテイスト満載のショートショート連作短編集。というか、これはレイ・ブラッドベリの『火星人年代記』のゾンビ版とでも言うべき作品である。西暦2100年代から3100年代までが描かれる。

     吸血鬼が人類を圧倒し、多数派になるという作品は、過去にいくつかあったが、ゾンビが多数派になるという物語は初めてではないか。

     なかなか設定はが凝っており、ゾンビは人間を喰らうわけではなく、食糧は腐った食品である。したがって、チーズや納豆などの「発酵」食品は食べることができるのだ。バレンタインデイーには「チョコ」の替りに「チーズ」を送るようになる。そして、その特性から宇宙開発(月面、火星)に

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    2025年03月19日
  • はじめてのゾンビ生活

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    ゾンビSFという文化に初めて触れたが、触れてみたところでよく分からなかった。ゾンビとSF……?その合うような合わないような掛け合せの概念がまず面白い。何百年もの時をランダムに駆け巡るオムニバス調の小説ながら、作品自体にバラついた印象は無くなく、前章で疑問だった要素が即回収される完結っぷりは小気味よかった。

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    2024年10月15日
  • 恋を知らぬまま死んでゆく

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    ネタバレ

    高校生の恋愛を分かるかなとドキドキしながら読み進めていった
    高校生活の中で繰り広げられる部分は、昔過ぎて共感は出来なかったけど最終自殺じゃなくてよかった。
    責任を感じるし、ずっとひきづっていかないといけないのは辛すぎる。
    何か起きる前に分かり合える人生を心掛けたい。

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    2023年11月01日
  • 恋を知らぬまま死んでゆく

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    恋をわからない女の子の話だった。
    なんとなく自分に似てるとこがあって、自分的には本に入り込める系で面白かったです。
    物語を読み終わった後表紙のキーホルダーが胸に刺さった。何度も読み返したくなるストーリー性

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    2022年09月05日
  • 恋を知らぬまま死んでゆく

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    恋愛感情を持たない女子高生の物語。
    主人公の聖良が冷静というか、悪い意味ではなく温度のない語り口なので読みやすかったです。
    地の文は癖がなくサラッとしているので読みやすかったです。ただ欲しいところに欲しい説明をちりばめてくれているので、説明不足感はありませんでした。
    恋愛感情を持たない聖良だからこそ「恋とは?」という問いを痛いくらい真剣に掘り下げています。
    たしかになんとなく恋って世間ではイメージが完成されており、その解釈の違いは論じても、改めて恋そのものを考えることはなかったかも、と思い新鮮でした。
    恋を考えようとするとき、そばに自分に対して好意を持っている青井の存在はおあつらえむきなんです

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    2021年09月14日
  • はじめてのゾンビ生活

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    タイトルからホラーを想像して読んでいたのに、しっかりSFだった。時系列が前後するのと、話がブツ切れになるのが読みにくく、何度もDNFしようかと思った。

    ゾンビも、想像しているようなものではなくて、感染症のようなものだし、私の感覚からすると、とても不思議な本だった。

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    2025年11月01日
  • はじめてのゾンビ生活

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    タイトルでイメージしていた内容とだいぶ違った。
    なんだかんだと人類の差別とか現代に通じる部分も多く、ゾンビがいなくても人類は同じ道辿りそうだなぁと思った。(なんだったらゾンビいない分進化は遅れそう。)

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    2025年10月18日
  • 青春ゲシュタルト崩壊 Another

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    アラフォーが読むには若々しい内容でした。青春期失顔症なんてものにはならないけど、大人の世界でもわずらわしい人間関係ってずっとつきまとうな〜と感じつつ読みました。親から子へ直接教えるものではないけど、人との付き合い方、距離感とかはこの本に出てくる子たちのように学びながら成長してほしいと思う。10代の子に読んでほしい一冊。

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    2025年06月19日
  • 青春ゲシュタルト崩壊 Another

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    心の表現の仕方は前作同様上手だと思います。
    ただ、校閲がしっかり入っていないのか助詞の使い方が違うのではないかという部分があって、そこが読みにくさを感じました。
    前作ほどの胸打たれる感じもなかったので星3ですが、きちんと後のストーリーにはなってました。

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    2025年04月28日
  • 恋を知らぬまま死んでゆく

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    ネタバレ

    だいぶ前に読んでいたことを思い出してもう1度読みました。
    個人的にはもう少しなにかあってよかった気がするけど
    設定が好きな小説です。

    恋ができない聖良ちゃんと、聖良のことが好きな青井。
    そして聖良に電話をかけたのを最後に死んだ菜々子、そして人間関係がうまくいかない三原。
    この4人の関係とそれぞれの話。
    菜々子が出せない手紙を聖良に書き続けていたのがいいなって思いました。

    恋とはなにか、人間関係とはなにか、考えさせられた作品。

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    2025年04月13日
  • 恋を知らぬまま死んでゆく

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    生まれつき恋愛感情を持たない人を『アロマンティック』と呼ぶ事を本著で初めて知る。

    主人公は高校3年生の聖良。

    従妹の菜々子が聖良の携帯に謎めいたメッセージを残して海で死んだ。
    その死の真相を探るため、『アロマンティック』の聖良は同級生の青井諒と恋人ごっこを始める。

    少し風変わりな展開ではあるけれど、聖良、菜々子、青井、人間関係に悩む三原、高校生4人の繊細で危うげな心理が丁寧に描写されていた。

    大人になってしまえば大した事ではないと思えても高校生の彼らにとっては目の前の物が全て。

    終章でホッとするも、切ない余韻が残る。

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    2023年02月16日