辻山良雄のレビュー一覧

  • 小さな声、光る棚 新刊書店Titleの日常
    言葉が、柔らかく、繊細で、丁寧で、読み終えてしまうのが惜しくなる、素敵な文章の数々と出会える一冊でした。

    本が大切に扱われている本屋さんだということが伝わってきました。個人で経営されている本屋さんに行ってみたくなりました。
  • 本屋、はじめました 増補版 ──新刊書店Titleの冒険
    荻窪の本屋Titleの開業1年目までと、5年後に書かれた増補章。
    前半のリブロパートもめちゃくちゃおもしろいし(憧れの時代のリブロ!)、開業準備・開業してからのパートはグイグイと集中して読ませてもらった。
    細やかな気配りと目配り、町への愛着、選書へのこだわり。あーTitleに行ってみたい!行ったら、...続きを読む
  • 本屋、はじめました 増補版 ──新刊書店Titleの冒険
    行ってみたかった本屋さんがあった。
    本屋さんなんてどこも同じ、では決してない。
    意思がある本屋さんにあこがれる。
    だけど、こじゃれたブックcafeとか、
    本をおしゃれな小道具的に扱うような本屋さんは範疇外で。
    荻窪駅から徒歩10分以上、あれ? この道で合ってるよね?
    と思い始めたときにさりげなく現れ...続きを読む
  • 小さな声、光る棚 新刊書店Titleの日常
    荻窪にある新刊書店『title』の店主が手記をまとめた一冊。この書店ではカフェが併設されており、ちょっとしたイベントブースもある。時折、作家や写真家やデザイナーがトークイベントや個展を開き、店主の辻山さんもそこに静かに携わる。雨が降る客数の少ない日、東日本大震災、新型コロナウイルス下での営業。目まぐ...続きを読む
  • 本屋、はじめました 増補版 ──新刊書店Titleの冒険

    個人の想いが詰まった本

    私自身も個人経営したみたい願望があり、この本を手にとりました。しっかりとしたビジョンを確立しており、本人がやりたいようにお店を作っていっている模様が随所にかいまみえました。大変、参考になりました。
  • 小さな声、光る棚 新刊書店Titleの日常
    Webでの連載時も時々読み、励まされたり慰められたりしていた。
    こうして読んで気づくのは、辻山さんの日々の実践から言葉の重さだけでなく、逡巡しながら葛藤しながらそれでも店を開け続けるその姿そのものに強さが宿っているのだと言うこと。
    同じ本を扱う人の息遣いを感じることは、何より安堵を得る。
    そして、ま...続きを読む
  • 本屋、はじめました 増補版 ──新刊書店Titleの冒険
    荻窪の小さな書店をはじめた経緯と準備、またその後日談について書かれている。全般面白かったが、特に以下3点が興味深かった。

    ■「切実な本」が売れる傾向にあるということ
    筆者が書くしかなかった、書かざるをえなかった本というのは、どの時代にも存在すると思う。それはたぶん、「こういうテーマなら売れる」とい...続きを読む
  • 本屋、はじめました 増補版 ──新刊書店Titleの冒険
    著者が本屋をはじめるまでの出来事をまとめた本
    本に対する真摯な向き合い方に共感した
    本屋のロゴやブックカバー、本棚の作り方など細部までこだわった仕事は、本屋さんとしてだけでなく、生き方として目標にしたいと思えた

    本屋をはじめるにあたっての事業計画書が添付されていたり開業にあたっての苦労話もしっかり...続きを読む
  • 本屋、はじめました 増補版 ──新刊書店Titleの冒険
    著者の人柄があらわれているような、丁寧な文章で、書店員時代から本屋Titleを開業するまでが綴られている。ぜひ訪れてみたい本屋さん。単行本の対談も読みたい
  • 本屋、はじめました 増補版 ──新刊書店Titleの冒険
    リブロで店長を務めた後、夫婦で個人書店を始めた方の開店実録。

    早稲田で映画と本にまみれた学生時代を過ごし、大型書店に入社、店長まで勤め上げ、伝説のリブロ池袋本店の閉店に立ち会う。

    中央線沿いの小さな古家を改造して奥さんとカフェ併設の書店をオープン。

    シャイな文学青年がいかにも憧れそうな事業だけ...続きを読む
  • 本屋、はじめました 増補版 ──新刊書店Titleの冒険
    本屋さんとしての生き方を優しく、はっと染み入る言葉で綴る。周りの人との出会いや等身大の自分を見つめ、継続することの大切さを教えてくれる。きっともっと本が読みたくなる。
  • しぶとい十人の本屋
    当たり前だけど、人によって考え方が全然違っておもしろい。

    文脈棚が楽しくてすき。
    よく手入れされた棚かどうか、素人目ながら少し気にするようになった。
  • しぶとい十人の本屋
    2024年12作目

    個人書店を営む皆さんの本が大好きだ
    残念ながら自分の住む地域には大型書店しかなく、休日にしか足を運べないが、店主の個性や想いみたいなものが店内の全てから伝わってくる感覚は特別なものだと思う
    本書を読んでいると、まだまだ本屋は無くならなそうだと安堵できたし、本を読むことの尊さを感...続きを読む
  • 本屋、はじめました 増補版 ──新刊書店Titleの冒険
    個人の本屋さん、好きです。
    東京には、たくさんの個性的な本屋さんがあって、ほんとうにうらやましい限りです…

    こんなことまで教えてくださるの?と驚くくらいに赤裸々な実体験で、なかなかに面白かったです。
    経験値からの選書や、臨機応変に変えるところと頑なに変えないところの加減など、なるほどなぁと。
    近所...続きを読む
  • 本屋、はじめました 増補版 ──新刊書店Titleの冒険
    福岡にリブロができて、書店の本を店内の椅子に座って読める事に驚き、嬉しくて、天神に行くたびに必ず通った日々を思い出した。
    試し読めることをいい事に、あれこれ背伸びして名作を試し読みしたり、手持ちの予算でどちらを買うか悩んだり、自分自身で本を選ぶ経験をたくさん重ねて、自分の読書の土台のようなものができ...続きを読む
  • 本屋、はじめました 増補版 ──新刊書店Titleの冒険
    この本に巡り会えたきっかけは、尹雄大さんの新刊本のトークイベント会場を調べたら、titleという本屋さんだった。その本屋さんの経営者がこの本の作者だった。とても面白かった。titleという本屋さんもとても居心地の良い本屋さんでした。近くにこんな本屋さんがあるなら幸せだろうなあ。

    解説書いてる若松英...続きを読む
  • 小さな声、光る棚 新刊書店Titleの日常
    行ってみたい本屋さんの店主が書き綴った思った言葉たち。そう思うんだと感じたり、そうだよなと思ったり。文章と言葉の選び方が落ち着いていて、Titleというお店らしさが伝わってくる。近くにあったら通っていたなと思い、1回まずは訪ねてみようとも思った。選ばれた本たちをゆるっと見回ってみたくなった。
  • 本屋、はじめました 増補版 ──新刊書店Titleの冒険
    本屋ってどうやって開くんだろな?という単純な疑問と、いつか本屋やってみたいかもな〜という少しの憧れで購入。
    結果、私では無理だ…という結論に落ち着く。辻山さんの誰にも換えが効かない豊かな経験と情熱、将来を見据えた確かな眼差しがあってこそこの本屋は(行ったことないけど)オープンできて、そして今に至るま...続きを読む
  • 本屋、はじめました 増補版 ──新刊書店Titleの冒険
    本屋「Title」店主辻山さんの本屋「Title」さんができるまでのお話。大好きな本屋さんです。
    営業成績まで明らかにしていて、とてもオープンな貴重な
    話を聞けた気がしました。
    感想としては、辻山さんは「町」ここでいうと荻窪に根差したというか、フィットした本屋さんを作られたのかなと思いました。「町」...続きを読む
  • 本屋、はじめました 増補版 ──新刊書店Titleの冒険
    本屋titleの店主が書いた本
    本屋を始めるまで、始めてからのことなどが書いてある
    準備段階のことや費用がいくらかかり損益はどうだったかなど
    ただベストセラーを置いたり新刊を並べるだけではダメで、わざわざtitleに来てもらう、titleで買ってもらうようにするために努力されていると感じた