しぶとい十人の本屋

しぶとい十人の本屋

ビジネス・実用
2,090円 (税込)

10pt

「その人オリジナルの仕事をつくり上げている人たちですから、話には自然と思想や哲学のようなものが含まれます。だからわたしはこの本で、彼らの声を一本の糸のように縒り合わせるだけでよかった」


荻窪に新刊書店「Title」を開いて8年。ふと自分の仕事がわからなくなり、全国にいる仲間のもとを訪ねると、消費されず、健やかに生きるヒントが見えてきた――。
読み終えるころにはきっと元気がでる、少し偏屈、でも愛すべき本屋を訪ねる旅。

「いまは、都会も田舎もそうなんだけど、コミュニケーションを欲している人たちに溢れている。本屋はそういう人たちの受け皿になれるんじゃないかなという思いでやっています」……高久書店 高木久直さん

「合理的であるほどスマートでカッコいいというイメージをみんなが持っている。しかしそれによって自分が職を失ったり、仕事からやりがいがなくなるということについてはみな無自覚ですよね」……誠光社 堀部篤史さん

「俺は“東京に色目を使う新潟”というのがよくわからなくて、あるときから東京の反対を向いたんです」……北書店 佐藤雄一さん


【目次】
はじめに
1 気がつけば、自分の仕事がわからなくなっていた
2 もう生活そのものがどっぷりと本屋/走る本屋さん 高久書店・高木久直さん
3 自分の椅子を見つけた人/市場の古本屋ウララ・宇田智子さん
4 ほっとけないみのるさん/長谷川書店・長谷川 稔さん
コラム・旅の合間に1
5 「あまのじゃく」の真意/誠光社・堀部篤史さん
6 ふたりの、独立という旗/ON READING・黒田義隆さん、杏子さん
7 本の未来が長野にあった?/ブック・コーディネーター・内沼晋太郎さん
コラム・旅の合間に2
8 「鈍」で「素人」な四十三年/定有堂書店・奈良敏行さん
コラム・旅の合間に3
9 生きるかなしみ―そしてよろこび/北書店・佐藤雄一さん
おわりに

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しぶとい十人の本屋 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ここで紹介された本屋さん全てに行ってみたい!今まで意識したことがなかったけど、個人経営の本屋さんて、品揃えに個性があるんだなぁ。そう思うと、うかうかしていられないな。

    0
    2026年04月28日

    Posted by ブクログ

    本屋を開きたく、勉強のつもりで読んだ。皆さんプロだ。私が本屋を開くなんておこがましいと思ってしまった。でもいつか小さな本屋の店主になりたい。

    0
    2026年02月24日

    Posted by ブクログ

    各地で日々本を手渡し続ける人たちの想い。
    プロとプロの出会い、交わされる言葉はとてもリアルでどこかロマンを内包している。
    良かった。

    0
    2024年12月07日

    Posted by ブクログ

    いい本だった。
    登場する方々、話を聞きに回っているお二人の発する言葉の一つひとつが心に響く。
    やはり本屋はいいな。

    0
    2024年08月27日

    Posted by ブクログ

    定員25人だけで開催された青山ゆみこさんの『ほんのちょっと当事者』発売記念のトークイベントのために一度だけ(憧れの)titleに行ったことがある。その時のおふたりの話しかた、絶妙な間合いが印象的で忘れられないのだが、本書のどの対談からも、じっくり考えて言葉を選ぶ落ち着いたそれぞれの店主の声が聞こえてきそうだった。コロナ禍を経て、書店のイベントはもっぱら配信ばかりになってしまったけど、またtitleの本棚を眺めに行きたいし、近くにもきっとあるはずのしぶとい本屋さんを探さなくちゃ。

    0
    2024年08月09日

    Posted by ブクログ

    本屋の店主から聞く働き方、お店の苦労、そして本屋の未来。1人ひとりの言葉はどれもまっすぐで飾りはない。だから読んでいてとてもすっきりする。新潟の北書店が最後を飾る。本屋に行きたいと思わせる本だ。

    0
    2024年08月02日

    Posted by ブクログ

    荻窪の本屋Titleの店主が各地の本屋を営む方達との対談。誠光社を訪れた時にも感じたのは「本屋」の定義が変わってきているということ。少なくとも「本を売る場所」だけではなくなっていて、タイトルの「しぶとい」とリンクする様々な「本屋」のあり方が綴られている。「続けるためにしていること」と「本当はそうしたかったこと」がごちゃごちゃしてきたときにまた読みたくなる1冊。

    0
    2024年07月13日

    Posted by ブクログ

    本屋とひとことでは表せない、個性にあふれたお店。
    全国各地にあることを実感。

    今回掲載された本屋では、その多くで読書会が開かれている。どんな雰囲気か全く想像できないが、一度行ってみる

    0
    2026年09月25日

    Posted by ブクログ

     東京・荻窪の新刊書店「Title」店主である辻山良雄さんの本屋を巡る旅の記録。スタジオジブリ発行の雑誌『熱風』に、2023.1〜2024.2月に不定期連載された「日本の『地の塩』をめぐる旅」が元になっているようです。ジブリもなかなか攻めてますね。
     そもそも"ジブリ"って、サハラ砂漠に吹く熱風の意だとか、へぇ〜知らなかったなぁ…。

     掛川(静岡)→那覇→水無瀬(大阪)→京都→名古屋→上田(長野)→鳥取→新潟と、8カ所9人(一組夫婦)に辻山さんを入れた10人が、本屋としての生き方や働き方を思う存分語り合っています。

     まさにタイトル通り、彼ら彼女らは(よい意味で)愚直で偏屈、こだわりがあって面倒臭い、けれどもしなり強くて人間臭く、皆愛すべき心意気をもっていました。
     Title以外は知りませんでしたが、全国見渡すとこんなに「長い物には巻かれない」人たちがいるのだと元気が出ます。敬意を表したいです。

     大変なことがあっても、地域に根差して人とつながり、かつ自分らしく生きることの素晴らしさを教えてくれます。やはり書店という「一隅を照らす〈灯り〉」を消してはならないと強く思います。 

     独立系書店は、日本社会に新しく生まれた「庭」かもしれない。外に開かれゆるやかにつながっている。しかもよく「手入れ」が行き届き、居心地のいいカフェのよう‥という新聞コラムもありました。

     個人が抱える経費・労力などの課題に対して、当事者意識をもって共改善や"手入れ"をする方法は、まだまだ工夫の余地がある気がします。

    0
    2026年04月08日

    Posted by ブクログ

    自分の信念を持ち、足元をきちんと見つめながら、生きる手応えのある仕事ができるなんて、羨ましい限り。もちろん、商売なのだから経済的にも自活できている必要があるからこその『しぶとい』なのだろう。頑張ろうと勇気をもらった。

    0
    2025年02月08日

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