「人間、良くなるよりも悪くなる方が楽だもんなあ」p131
「誰だって自分の中になんか怖いもんがあって、それでもなんとかやってるんじゃないのかよ」p144
「ぼくわとうといものですか?」p216
今まで、自分の救いだった大人の智さんが、薄々気づいてはいたが心の病だった。
中学生なりに試行錯誤して救おうとする。
みんなが〝疲れ〟はじめる中盤。
どんな言葉が智さんに響くのか。
露木さんを救った手紙のように拙くとも真っ直ぐに飾らない言葉で気持ちを伝える事は、当時小学生だった智さんにしか出来ない救いであったのだと思う。