古賀太のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
美術館関係の仕事(←どうとでも取れるカッチョいい言い方)に2年ほど携わったことがあるけど、
いや~…
「美術館関係の仕事に2年ほど携わったことがあってね」(キリッ)
とかコレ読んだらもう言えねえわ。
無知晒すことになるわ。
作家個展やコンセプト展(?)観によく上京するけど、残ってる半券見たらほぼ東京都美術館だったよ。
読んでいるといかに自分がアート好きぶってる凡人かと思い知らされるわけだけど、芸術は自分の今いるレベルでしか楽しめないわけだから、結局は今好きだと思えるものを今後も愛し続けるしかないな。
好きだと思える気持ちが美学で芸術振興だよな。 -
Posted by ブクログ
1.あんまり美術館に行かないのですが、先日面白そうな展示会に行った際、面白いと思えなかったことがきっかけで、この本を読んでみようと思いました。
2.海外の美術展と違い、日本はイベント性を重視しているため、新聞社や広告代理店の影響が強くなっています。また、館長と呼ばれる人材は政治家からの天下りが多く、専門性に欠けているため、美術への理解がないまま仕事をします。彼らの考えることは利益と保身であり、学芸員と同じ姿勢で臨むことはありません。このようなことから、日本の美術展は感動を生みにくい環境が生まれたという仕組みになっています。
ただ、それだけではなく、良い美術展にするために様々な施策を施している