古賀太のレビュー一覧

  • 美術展の不都合な真実(新潮新書)

    Posted by ブクログ

    美術館関係の仕事(←どうとでも取れるカッチョいい言い方)に2年ほど携わったことがあるけど、
    いや~…
    「美術館関係の仕事に2年ほど携わったことがあってね」(キリッ)
    とかコレ読んだらもう言えねえわ。
    無知晒すことになるわ。
    作家個展やコンセプト展(?)観によく上京するけど、残ってる半券見たらほぼ東京都美術館だったよ。
    読んでいるといかに自分がアート好きぶってる凡人かと思い知らされるわけだけど、芸術は自分の今いるレベルでしか楽しめないわけだから、結局は今好きだと思えるものを今後も愛し続けるしかないな。
    好きだと思える気持ちが美学で芸術振興だよな。

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    2021年06月20日
  • 美術展の不都合な真実(新潮新書)

    Posted by ブクログ

    1.あんまり美術館に行かないのですが、先日面白そうな展示会に行った際、面白いと思えなかったことがきっかけで、この本を読んでみようと思いました。

    2.海外の美術展と違い、日本はイベント性を重視しているため、新聞社や広告代理店の影響が強くなっています。また、館長と呼ばれる人材は政治家からの天下りが多く、専門性に欠けているため、美術への理解がないまま仕事をします。彼らの考えることは利益と保身であり、学芸員と同じ姿勢で臨むことはありません。このようなことから、日本の美術展は感動を生みにくい環境が生まれたという仕組みになっています。
    ただ、それだけではなく、良い美術展にするために様々な施策を施している

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    2021年02月21日
  • 美術展の不都合な真実(新潮新書)

    Posted by ブクログ

    美術展を巡る様々な裏話が明かされる好著。薄々「そうじゃないかなあ」と思っていたような内容ではあるが、元関係者の著者が書くと説得力がある。とは言え、千葉の片田舎に住み、東京に行くことすら面倒なぼくにとっては、マスコミ主催の大規模展示“○○美術館展”はありがたいのも事実。まさに痛し痒しである。コロナ禍で日時指定制が導入されたが、2018年のフェルメール展ですでに導入されていたのは知らなかった。現在の感染予防の観点とは異なるため大人数を受け入れていたようだが、今後は人数を絞った日時指定が主流になるのだろうか? そうなればいいなと思う。

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    2020年07月27日
  • 美術展の不都合な真実(新潮新書)

    Posted by ブクログ

    ショッキングなタイトルだが、始めて明かされたことは少ないのではないか。『美術館の舞台裏』『美術館へ行こう』『超・美術館革命』『フェルメール最後の真実』などに類する本だ。美術展評に関しては、展示好きのブログレベルだが、参考になる。

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    2020年07月07日
  • 美術展の不都合な真実(新潮新書)

    Posted by ブクログ

    へぇー知らんかったー、と何回も言わされます。普段美術展みててうっすら疑問に感じてたことをはっきりさせてくれた。いち美術ファンとして賛同できる部分が多く、データも多いので面白い。様々、現代の日本の美術界隈の問題提起しておきながら、解決策を一切示さず、やばいねー、で終わってく感じ、、、、アートってるねv

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    2020年06月25日