古賀太のレビュー一覧

  • 美術展の不都合な真実(新潮新書)

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    東博や西洋美術館の常設展示が大好きですが、いつもガラガラでもったいないと思っていました。共感できます。

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    2025年10月05日
  • 美術展の不都合な真実(新潮新書)

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    日本の美術館という施設が、世界的に見ると悪い意味で異例という事実を、「そこまで厳しく言わないで!!もうやめて!お願い!!」と耳を塞ぎたくなる(目を瞑りたくなる)くらいまで語ってほしいドMの方がいました、どうぞこちらの本を手にお取りくださいませ。

    ムチが止まりませんよ笑

    でも本当に、美術館によく行く人、たまに行く人、これから行ってみたいと考えている人みんなに読んでほしい!!!

    これはぜっったいに知っておいた方が良い現実。

    古賀太さん、自分が嫌われるかもしれない、悪者になるかもしれないというリスクを背負って、この本を書いてくれてありがとうございます。

    そして日本の美術館に希望を捨てずに、

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    2025年09月14日
  • 美術展の不都合な真実(新潮新書)

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    ネタバレ

    新聞社やテレビ局などのマスコミに頼らざるを得ない日本の美術界。学芸員が「雑芸員」となっている現実。お金を出して日本美術展をやってもらうという国際交流基金による土下座外交の弊害。などなど。まさに美術展の裏側に潜む闇を覗くことができた。

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    2024年12月10日
  • 美術展の不都合な真実(新潮新書)

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    マスコミ主導の企画展と学芸員の待遇について興味深く読めた。
    日本の国立館が世界水準になるには企画展頼みの動員を改めて常設できる彫刻などを目玉にする提案には納得。海外からは作品を貸し出してお金を得る存在としか思われていないからだ。

    よく行く町田市立国際版画美術館には今のように小ぢんまりでよいので個性的な企画展を頑張ってもらいたい。

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    2024年08月25日
  • 美術展の不都合な真実(新潮新書)

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    新書は自分の知らないことを学ぶ事のできるツールだ。しかもその時勢に即したものも多く、インプットに最適だと感じている。
    なぜ現代においてここまで美術展の入場者数が多くなってきているのか、お金にまつわる話等、興味が尽きない。読んで感じたこととしてはテレビ局が主催となる宣伝しまくっている美術展を観る価値はもはやないんだろうなということ。エンタメとして最も目立つ作品が一つ二つある美術展に価値を見出だせなくなってしまった。それであれば分かりやすい映画でも観ればいい。真実って知らなくても良かったこともあるな。

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    2024年05月04日
  • 美術展の不都合な真実(新潮新書)

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    おもろ
    コロナ禍から美術展見に行き始めたけど、美術館も良くも悪くも影響受けたよな〜と思った
    この1年でほぼ毎週美術展に行ってみて、
    メディアで大々的に宣伝されてるやつはいつ行ってもめちゃくちゃ混んでるな…というのは体感できたので、いろいろ納得できて面白かった(あと都内で回ってると分かる場所が多い)
    今年はお金の匂いがあんまりしない美術展をメインに巡ろうと思う

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    2024年02月03日
  • 美術展の不都合な真実(新潮新書)

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    美術館によく行く私としては興味があるタイトルでした。
    といっても、悪徳なビジネスをしているということではなく、普段は垣間見れない美術展の諸制度がまとめられています。若干、日本側の動きでおかしい点もありますが楽しめました。

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    2023年10月03日
  • 美術展の不都合な真実(新潮新書)

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    メディアの企画展も美術館の常設展も両方行きますが、お金の流れについては知りませんでした。あくまでも筆者は朝日の方なので他社の流れが全く同じかはわからない。美術館主催の常設展にたくさんお金を落としたいなあと思える本でした。現代美術の記述については納得かな。

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    2021年10月19日
  • 美術展の不都合な真実(新潮新書)

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    ネタバレ

    連休中に優雅にクラシックを聴きながら芸術に触れてみるかと手に取ったが、本の題名の通り、美術展の不都合な事情というか、日本の常識は世界の非常識ということが分かり、かつ、自分も有名展示会は見に行っていたので、マスコミに踊らされていたのがよく分かった、という本。
    美術館は確かに●●美術館展と称した、イベント的なものしか行っておらず、ビジネスパーソンとして、アートも知らないと恥ずかしいとか意識高い系を、無意識に気取っていた自分が恥ずかしい。常設展示などで質の良い近代美術にも触れないといけないかな、と反省したものの、尖った・現在に物議を醸す近代美術にあまり惹かれないことも改めて認識したので、ま、いっか、

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    2021年04月30日
  • 美術展の不都合な真実(新潮新書)

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    美術展の裏側が知れて驚きと、それでも美術展好きだなと複雑な気持ち。ただ常設展にもどんどん行ってみようって気持ちになった。ロスコルームは絶対行きたい!

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    2021年04月18日
  • 美術展の不都合な真実(新潮新書)

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     内容は、業界の人にはよく知られていることかもしれないけれど、誰も公然と語ろうとしなかったことを語ったのはすごいと思います。著者の勇気に敬意を評したいです。決して暴露本の類ではなく、公平に書かれていて好印象でした。
     本書がきかっけとなって日本の愛好家の行動がもっと多元化して、美術を消耗させることに歯止めがかかれば、と願いたいです。

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    2021年01月13日
  • 美術展の不都合な真実(新潮新書)

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    最近の美術展の異常なほどの混雑・行列。それに集い話題の展覧会に行ったことをSNSに投稿するファッション美術好きに辟易してるへそ曲がりの私。
    (というわたしは美術を専門に学んでも、仕事にしてるわけでもない。
    この私こそがファッション美術好きかもしれない。)

    美術館には小さい頃から親に連れて行って貰っていた。
    混雑のイメージがなかったので最近の展覧会の行列も、というか日本中に溢れる飲食店、限定品を求める行列が異質に思えてとにかく嫌いだ。
    なにを思って並んでいるのやら。

    一昨年イギリス、大英博物館、ナショナルギャラリーその他さまざまなミュージアムを訪れた。
    どこも夏休みということで混雑はしていた

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    2020年08月23日
  • 美術展の不都合な真実(新潮新書)

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    なかなか知る事の出来ない美術展の裏側がわかりやすく書かれている。日本独自に発展をしてきた美術展を欧米などの展示の成り立ちと比較をしたり、日本の課題などをあぶり出している。

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    2020年06月24日
  • ヌーヴェル・ヴァーグ 世界の映画を変えた革命

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    最近、フランス映画ばかり観ているので読んだ。途中から脳が文字を処理できなくなって500億回ぐらいパニックになったけど、フランス映画モチベが高すぎてなんだかんだ最後まで楽しく読めた。知らない映画が沢山出てきたから、死ぬまでに全部観たいなァ〜という気持ち。

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    2025年10月02日
  • 美術展の不都合な真実(新潮新書)

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    とても腹落ちした内容だった。

    日本は美術展だけが人気でいつも混んでいる。
    美術館・博物館の入場者数では日本はトップ10には入らない。
    海外は常設展を見に行くが、日本は企画展を見に行く
    日本の美術展はマスコミ主催である
    主催の名前は最初が主導
    テレビの主催よりは新聞社主催の方が工夫はされている
    美術館展は比較的やりやすい、個展は相当難易度が高いのでお金で解決している
    美術館展は所詮倉庫の物を見ているようなもの、そこに人がごった返してゆっくりと作品を鑑賞出来ない
    海外に日本美術を出す時は逆にお金を負担してあげているという矛盾(国際交流基金)

    マスコミ系は国立新美術館に行き、次に国立西洋美術館に

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    2024年12月09日
  • 美術展の不都合な真実(新潮新書)

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    長年、美術館通いをしていると書かれていることが「やっぱりね」と分かってくる。
    だから読後感は買うほどのことはないなと。美術館、美術展に興味のある者には一読を勧めたい。

    賛同したい点は多々あるが特に館長天下り問題と学芸員の低待遇問題。
    しっかりした常設展はもっと鑑賞すべき。だから常設展のない新美術館は箱モノ行政の典型ではないか。

    企画展は、国内でまとめて鑑賞できて日本語の解説などの便宜もある。歌劇の来日公演同様、ある程度高額なのは仕方ないとも思う。ただ〇〇美術館展は現地が改修とか閉館していれば別だが、まず大物は来ない。そりゃあ現地に目玉がなかったらねぇ。実際に欧州で「只今、日本に旅行中」と張

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    2024年05月19日
  • 美術展の不都合な真実(新潮新書)

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    マスコミ(新聞社·マスコミ)主導の企画展が中心の日本の美術館は世界的にみて特異であり、もっと魅力のある常設展を作ったり学芸員主導のオリジナリティのある企画展を沢山やるべきという主張が繰り返しなされる。
    確かに自分が美術館や博物館に行きたいなと思うきっかけは有名な作家や美術館の展示を広告で見る時が多いし、広い大衆にも美術館·博物館に足を運んでもらい、文化に親しみを持ってもらうという点では意味があると思う。筆者の言うとおり売上至上主義が行きすぎて落ち着いた空間でじっくりと一つ一つの作品と向き合うことができない現状はおかしいとは思うが。

    味のある展示をやっている美術館などはいつか行ってみたいな、と

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    2024年01月21日
  • 美術展の不都合な真実(新潮新書)

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    2023.12.14 美術館の館長の本を読んだすぐ後に、今度は元新聞社の美術展担当の方の本を読んだ。どちらも裏側に踏み込む内容だが視点の違いもありとても面白かった。美術館にも一般の人ではわからない裏側があってとても楽しく読み進めることができた。

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    2023年12月14日
  • 美術展の不都合な真実(新潮新書)

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    美術展のからくりを知りたい方には有用。はっきりとは
    知らないまでもまあそんな仕組みかなあと思う程度の内容であった、しかしそれでも一点でも見たい作品があるなら見に行くだろうし、少しでも良心的本当に見たい人が見られるお値段で開催してほしいしお金に余裕がある大人は料金もグッズ購入も可能であろうからやはり大学生までに幅広く安いチケット代または無料で美術館博物館特別展示など見て欲しいと願う。
    自分が若い頃に比べたらキュレーターさんのセンスも素敵な館も多い情報も溢れてる、でも若い頃見た刺激はなかなか忘れ難いものだ、、などと感無量に。本書内容とはあまり関係ないかもだが。

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    2022年01月28日
  • 美術展の不都合な真実(新潮新書)

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    そう言う話が一番知りたい笑
    でもその分、知れば知るほど心がざわつく覚悟はしておかないといけない。

    企画展をド派手に宣伝&どどーんと集客率を上げるのは日本くらいだと聞いていたけど、とりわけマスコミ主催のものは予め企画内容が決められており開催先の学芸員の出る幕はほぼ無しとは奇妙すぎる。

    その学芸員も海外と比べたら立場が弱い(その割にポストが空かない)というのも聞いていたけど、学芸員どころか観客の見る目まで育たない。こんな調子で何が芸術鑑賞だと筆者の嘆きが怒りに変換されて伝わってくる。(「踊らされている」側だから尚更)

    内情がお粗末すぎて「筆者の主観?」と思うこともしばしば。でも朝日新

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    2021年10月25日