今まさに起きている未曾有の出来事、コロナウィルスについて科学的視点からの説明があり、混沌としたものを少し理解できたように思えた。
またウィルスを取り巻く報道のあり方についても揶揄しており、モヤモヤしていたものが少しスッキリした。
動物がどんどん絶滅したり、自然破壊が進む中で、唯一発展し、大移動を常に
...続きを読むしている人類がそもそもウィルスにとっては絶好の住処であるというのは、まさに目から鱗で印象的であった。
またコロナ禍をネガティヴばかりに見るのではなく、元に戻ってほしくないものリストを考えるなどこの機会を生かそうとしていたのは、参考にしたいと感じた。
withコロナとなり、はや2年。
人生で世界中でこんなことが起こるなんて思っても見なかった。
でもよく考えると、グローバル化である現在、ある意味なるべくしてなっている現状だとも思った。
そしてこれは「はじまり」に過ぎないかもしれないということ。
地球温暖化、異常気象、増加する絶滅危惧種…
今まさに自然環境は思わぬスピードで変化している。
こうした悲劇は、また起こってもおかしくない。
そう感じさせると共に、地球環境の問題を人ごとではなく、考えさせる本であった。