宮崎幸子のレビュー一覧

  • 人類学とは何か

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    こういうガチ賢い系の本初めて読んだけど 理解できることとできないとこがあってすごく楽しかった。自分には良い難易度だった。
    人類学とはっていう題名だけど「学問とは何か」についても新たな視点を得られた。科学をみんな信じてるけど、実験室でデータを集めて良い感じに解釈してるのをそれって真実として信じきってしまっていいのか、みたいな。(やばい語彙力無い)
    筆者は元理系だけど、そういう科学で正しいと言われてることは全て正しいとも限らないという脆弱性を感じて、より真髄の当たり前から疑う人類学というものに入り込んでいったそう。人類学は哲学とも社会学とも似てるけど違って、(どう違うかの詳細はしっくりきたけどちょ

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    2025年10月22日
  • 人類学とは何か

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    総合学(学とすらも呼ばないものか)としての人類学。
    人は皆、最高の人類学者だ!と呼べるような社会に暮らせたら。

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    2025年07月14日
  • 人類学とは何か

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    人類はどう生きるべきか?を人類学の問いとするというのが面白い。生を開いていく過程として捉えるのはフランス哲学と繋がるように思う。とりわけ、人種主義の問題を取り除くために、生物学的形質と文化的形質を相互に影響し合うものとして、新しい生物学と新しい人類学を打ち立てる箇所に進化論哲学的な可能性を感じた。

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    2024年04月03日
  • 人類学とは何か

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    他者「を」学ぶのではなく、
    他者「と」学ぶ。

    分けられたものを統合する。
    偏見や常識と抗う。

    生そのものを観察して思索する。
    知識ではなく、思索が許されている。

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    2022年04月09日
  • 人類学とは何か

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     150ページほどの短い文章ながら、読めば思索が深まる体験を得られる、そんな素晴らしい本に出会いました。

     本書は、ティム・インゴルドの研究領域である「人類学」を改めて問うてみた内容となっています。

     インゴルドの本は、アート・芸術・建築関係から邦訳された経緯がありますが、本書はそれらとはまた違った学問について語られています。

     では、人類学とはなんなのか?そして、インゴルドのいう人類学とはどんなものなのか?
     第一のポイントは、他者を真剣に受け取ること、です。そのことが本書の第一章で語られています。今までの人類学は、他者を研究の対象とすることでした。フィールドワークにおいてもそれはあり

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    2025年08月02日
  • 人類学とは何か

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    難しい。。
    解説にも書いてあるように意見があっちこっちに散らばっていて一貫性を持って読むのがなかなか困難
    また、本書全体を通して主張されている人のある面を切り出してみるのではなく一つのものとして捉えるという考え方もなんなく納得できる気はするものの理解は難しい

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    2024年04月20日
  • 人類学とは何か

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    面白いと思うし、咀嚼できたらとても有益と思えるので星4つ。が、ところどころ「?」が頭の中に浮かんでしまう箇所がまだまた多いのも事実。インゴルドの他の本を読んでみてまた戻ってこようと思う。

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    2022年02月22日
  • 人類学とは何か

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    インゴルドの著した本編は、簡単には理解が難しい。詩的な表現も多いが、印象深い言葉が多いのも事実。訳者の丁寧な解説が読後の頭の整理に役立った。

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    2021年08月22日
  • 人類学とは何か

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    タイトルに反して人類学の素養がなければなかなか読み解けない部分が多いけれども、思いもよらない分野にまで話題が波及し、人類学の巨大さの一端を知ることができた。

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    2021年01月01日
  • 人類学とは何か

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    なかなか頭に入ってこない箇所もあった。
    そもそもの素養が無い。
    たまに分かりかける(気がする)。そうすると急にドライブがかかったみたいになる。
    こういう読書もたまにはいい。

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    2020年05月16日
  • 人類学とは何か

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    たまに人類学に分類される本を読むが、人類学ってなんだろ?と思ってしまうので、読んでしまったのだが、
    本書は人類学についての入門書とかではけっしてなかったと思う。
    むしろ、著者が自身の経験などから、人類学が歩んできた道のりとこれからどうあるべきかを章ごとにテーマを設けて書いているような本だと思うので、
    もっと人類学を学んできて、改めて人類学ってなんだろ?となってから読むべき本だったかもしれない。

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    2025年01月15日
  • 人類学とは何か

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     人類学を始め、人文科学、自然科学に一定の素養がないと、著者が、これまでの人類学の、どのような点に問題があると考えているのか、どうすべきと考えているのかについて、なかなか理解が難しいだろうと思う。
     
     著者は言うー私の定義では、人類学とは、世界に入っていき、人々とともにする哲学である。
     実に魅力的な言辞であり、著者は、それがどのようなものであるか、なぜそうした捉え方が必要とされるのかを、幅広く、深く考察していく。

     訳文のおかげもあるのだろうが、著者の論旨自体は明晰であるし、論点も明確に示して叙述されているのであるが、いかんせん、当方の読みがついて行けないのが残念。是非再チャレンジしてみ

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    2020年08月23日