鈴木忠のレビュー一覧
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鈴木忠
1960年愛知県生まれ。名古屋大学では昆虫変態に関する生理・生化学を学び、1988年同大学院を単位取得退学後、浜松医科大学で糖脂質に関する研究に従事。1991年より慶應義塾大学医学部生物学教室で昆虫の精子形成を研究し、1998年に金沢大学大学院自然科学研究科より学位取得。2000年...続きを読むPosted by ブクログ -
読みながらうちの駐車場や塀のコケのなかにもクマムシがいるのかも、さらに樽状になったやつが風に吹かれて花粉みたいに鼻に入ってきてるのかもしれないと思った
宇宙空間に投げ出されても生きてるやつがいるのすごすぎるPosted by ブクログ -
クマムシという微生物の研究者が南極へ行った時の日誌のような本だった。
まず、参照図が「参照」と同じページに表示されているので、見やすい。
時々登場する小学生の娘さんへのメールが、なんだか日常の私たちとの架け橋になり、良い。
ラングホブデの地図は地名がざくろ池、雪鳥小屋、四つ池谷となんだかファンタジ...続きを読むPosted by ブクログ -
コペンハーゲン大学動物学博物館で、海産クマムシの卵形成を研究(2005年当時)をしている著者による、日本初の、日本語で書かれた一般向けのクマムシ本。
クマムシといえば、乾燥状態でクリプトビオシス(乾眠)と呼ばれる状態になり、乾燥、凍結、真空、高圧、放射線にも負けない強い子であるという話ばかりが...続きを読むPosted by ブクログ -
親しみやすく読みやすい文章で最後まで楽しく読めた良書。
クマムシについて深く詳細に掘り下げて書くというよりも、クマムシの魅力を書くという感じなので、クマムシについて知りたいけれど難しい話は苦手という方にもお薦めです。Posted by ブクログ -
面白すぎて、読みかけで電車降りるのが嫌で会社さぼりたくなる。そして、図版の充実がすばらしい。クマムシへの愛が溢れた可笑しな記述もたくさん。。Posted by ブクログ
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テクテクと苔の葉の隙間を歩く小ちゃいクマムシの姿…信じられないぐらい厳しい環境(乾燥・高熱・極寒・放射線ほか)に耐え、しかもカワイイという…もう最強の生き物ですね(^-^)。明日からは、道ばたの苔を見る目が変わりそうです。Posted by ブクログ
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テレビの動物奇想○外で見てからというもの、ムスコが夢中になっているクマムシ。本が出たので買ってみた。ムスコは読めないけど、中の写真や図版は興味深々。肉眼では見えないけれど、かわいい変な奴らがその辺にいると思うとなんか楽しい気分になってしまう。顕微鏡を買ってクマムシ見てみたいなぁ。Posted by ブクログ
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高温でも低温でも、放射線でもしなない生物がいる・・・・・・以前から興味があったが、その割りにそんな変な生物の情報は少なく気になっていた。その特殊なところもきちんと書いてあって入門書としてはすごく良い本だと思う。クマムシを知らない人には勧められる。Posted by ブクログ
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一気に読んだ!
学者の本は愛情が入っていると読んでいて気持ちがいい。
この本もそんな感じ。
人にススメたくなる本だった。
いろんな場所にいろんな生物が居ると思うとさみしくないなー。Posted by ブクログ -
タイトルだけで手に取った中古本でした。
刊行時期を見るに、クマムシがやたら流行る寸前くらいかなぁと思いましたが、どうなんでしょう?
今となっては大分古い情報もあるかもしれませんが、当時点で解明、または推測されるクマムシの生態や姿、分類学、形態学的なポジション、そしてそれぞれの研究が広く、専門的な...続きを読むPosted by ブクログ -
ある本によると、絶対0度でも、摂氏80度でも死なず、湿度0%でも平気。宇宙空間に裸で放り出されても地球に帰還できれば、復活するなどと、ほぼ信じられないくらい、クマムシは不死身らしい。信じられないのでこの本を読んでみたが、これらの逸話はどうやら都市伝説のようなもので、この様な現象をおこすためには、かな...続きを読むPosted by ブクログ
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「岩波科学シリーズ」このシリーズ面白いです。といっても2冊しか読んでいませんが…
クマのような動物が歩いて見える1ミリにも足らない小さな生物です。この生物の飼育と観察の面白さを伝えてくれる本です。Posted by ブクログ -
興味深かった点。
「クマムシの性」基本的に両性生殖でありながら、単為生殖も可能。オスはなんの為に存在するのか?
「分子vs形態」これまでは生き物の形態で系樹形が考えられてきたが、近年ではDNAの塩基配列に基づく系統推定が進んでいる。例えば「脱皮動物」という分類もある。意外なところに意外な近親者がいる...続きを読むPosted by ブクログ -
最強生物と言われるクマムシの真実について、現在わかっていることを文献を示しながら解説する。あまりに専門的内容や数式はなく、素人も楽しく読める。
クマムシはよく知らない人でも、高温にも低温にも乾燥にも、放射能にさえ耐えると知っているが、そこを煽ったりはせず、ワムシだってかなりの蘇生力がある、確かに蘇生...続きを読むPosted by ブクログ -
クマムシって聞いたことがありますか?私は子供の学校で科学部の生徒が発表しているので知りました。乾燥した環境にも耐え、真空中、放射線、電子レンジでチンしても生き延びるという伝説(?)の怪物です。
実際は大きさ0.2mm程度のシャープペンの芯の先よりも小さな生き物。雨どいや、建物に付着した苔、淡水ばか...続きを読むPosted by ブクログ -
息子の運動会に行った時のこと。
私が生物の研究をしているときいた小学生の息子の友人が
「クマムシってすごいんだぞ」と お弁当をたべている私にいってきた。
「最強のクマムシはブラジルにいるんだ。」
「放射線をあててもしなないんだ。」
「でも攻撃力はないんだ」
まるでポケモン図鑑でもみてきた...続きを読むPosted by ブクログ -
[ 内容 ]
乾燥すると樽型に変身!
真空、高温、高圧、放射線にも耐え、レンジでチンしても平気。
120年間水なしでも生き続ける生物がいる―?
それは体長1mm以下の微小な生物・クマムシ。
不死身伝説の真偽、18世紀からの研究の歴史、試行錯誤で飼育する笑いと苦労の物語など、生物研究のオモシロさ満載。...続きを読むPosted by ブクログ