大島三緒のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
日経新聞朝刊1面のコラム「春秋」執筆15年の記者が、自ら書いた「春秋」を引きながら、体験した呻吟やコラムについてのよもやま話を語る。
一般人が知れない話として、下記の事項について、特に新鮮な興味を感じた。
1 時事批評や社会評論としての社説が「大文字」のオピニオンなら、コラムはそこからこぼれ落ちたものを拾い上げる「小文字」のオピニオン。
「理」で「説く」のではなく、「情」を入れて「語る」
2 正岡子規、薄田泣菫、藤沢周平など、過去には意外な新聞コラムの名手がいた。
3 途中で▼、▲、◆などの記号を入れることで、接続詞を省略でき、改行なしで文を連ねていける。
4 風刺、アイロニ