渡波郁のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
これは面白い本!
簡単に手に入る電子部品のみで世界最低(?)のスペックを持つCPUを制作し、その過程を通してデジタル回路の基礎を学ぼうというのが主な趣旨。
語り口調で丁寧に、わかりやすく説明してくれているのですんなり頭に入る。そのため本の厚みのわりに軽く読めて、なおかつ筆者の経験に基づいたエッセンスをしっかりと読み取ることができる感じ。
惜しむべきは本の体裁だけ。あとがきで筆者も自虐ネタとして扱っているが、表紙や挿絵と内容のギャップがやばい。カバーを外せば持ち歩けなくもないけど…ね。
しかしマイナス点を補ってあまりある名著だと感じた。回路入門者におすすめ!