くろきすがやのレビュー一覧

  • 感染領域

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    タイトルのイメージに比べれば軽いハードボイルド調で読みやすい、と感じたのは問題の核心に触れる中盤あたりまで。ウイルス、遺伝子、ゲノムとなると到底全部理解もできないが、理解できなくてもスリリングな感じはわかる。寧ろもっと専門的で難解な用語が並ぶくらいがことの重大さをもっと伝えられたのではないかと思うくらいだ。鳥インフルエンザやコロナ禍などウイルス感染の恐怖がわかってきているだけに、もう少し切迫感のある展開が欲しいと思ったのは読み込み不足か、ちょっと軽い登場人物のキャラか。問題解決となるひっくり返し方が今ひとつだったので星は一つマイナス。一気に読んだからまあまあ面白かったとは言える。

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    2023年04月09日
  • 感染領域

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    ネタバレ

    登場人物が好きでした。ストーリーはトマトの謎の枯死から始まり、それを食い止める。
    もっとデザスターパニックものになるかと思ったのですが、思ったよりも被害は小さかったかも。
    モモちゃん、良いキャラでした。

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    2023年03月05日
  • 感染領域

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    トマトの枯死から始まるミステリー。登場人物の性格も立っていて、文体も平易で読みやすい。一方で少々オチが見え過ぎ、かつストーリーとして無理がある、違和感を覚える箇所もある。手軽にミステリーを楽しみたいならオススメの本。

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    2023年02月16日
  • ラストスタンド 感染領域

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    感染領域の続編!

    前作からの引用や因縁があるので未読の方は、先に其方を読むのをお勧めします!


    前作がトマトの仕組みやその性分について詳しく語られておりましたが、今回は【米】!

    本書を読むと米につい詳しくなれるかと思います。
    雑学を身に付けたい人にお勧めです!



    前作でトマトと世界の植物危機を救った大学教授の安藤仁は、突如として農林水産省が極秘裏に進める『ラストスタンド』プロジェクトのリーダーに抜擢される!?

    しかし、そこにはラストスタンドの呪いと称される関係者の不審死やら、中国政府の暗躍、謎の組織からの圧力など、登場人物もろとも読み手を疑心暗鬼とする罠が張り巡らされていた!

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    2022年05月04日
  • 感染領域

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    生物や植物に精通してると割とスラスラ読める。内容はバイオサスペンス?とかバイオミステリー?なのかな。

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    2022年04月18日
  • ラストスタンド 感染領域

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    ネタバレ

    植物バイオテクノロジーでトマトの危機を救った前作『感染領域』。今回はコメの話。前作ほどのアクションシーンは無し。新たなコメの出来上がり過程も出来上がった後も、なんかあっさりと描かれ、イマイチ盛り上がりません。前作に比べると面白くなかった。里中もあまり出てこないし。

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    2022年03月05日
  • 感染領域

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    面白かった
    第16回「このミステリーがすごい!」優秀賞受賞作品
    バイオサスペンスのエンターテイメント作品として楽しめましたが、途中、バイオ系の中身は正直ちんぷんかんぷん(笑)
    ちょっと危機感があまりなかったのが残念

    ストーリとしては
    九州にて、トマトが枯死する病気が流行。過去に問題を起こし、干されている植物学者の安藤と、元恋人の農水省の里中が調査を開始。調べていくと、原因は新種のウイルス。
    そんな中、安藤の旧友が変死。旧友の死の真相は?
    そして、旧友が研究していた、熟さず腐らないトマト。
    その秘密は?

    バイオテロ、産業スパイ、ハードボイルド、ちょっと恋愛とエンタテイメント色満載の物語

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    2021年11月28日
  • ラストスタンド 感染領域

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    「コメが危ない!?」のキャッチコピーに、コメが汚染されるバイオテロの話かと思ったらそうじゃなかった。

    コメの研究開発に目を光らせる各国。先月『シャドー・ディール』というドキュメンタリー映画を観たばかりなので、武器商人にとっては勝ち負けなんてどうでもいい、どこかで戦争さえ起こっていればという言葉を思い出したりもします。

    化学も生物も苦手な私にも易しく、登場人物がさらに要約して説明してくれるから超わかりやすい。

    『このミス』受賞作品って、感動させられることはなくても、読みやすくて娯楽に徹しているなぁと思うのでした。

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    2021年04月03日
  • 感染領域

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    科学とかまったく分からないけど難しい部分は飛ばして読んでとりあえず一気読み。実際に起きるととても恐ろしいし農業を営む方達にもあらためて感謝

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    2020年10月06日
  • ラストスタンド 感染領域

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    前作を読んでいれば、もう少し感情移入できたのかもしれないがイマイチ乗り切れなかった。結局は宿敵が毎回最後に登場するシリーズなのか?それは自作を読んで自分で確かめたい。

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    2020年09月18日
  • ラストスタンド 感染領域

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    感染領域の続編ですが、今回は感染に絡む話ではなく、乾燥地帯で栽培可能な米の開発に関するお話です。そういう意味では帯の「日本の「コメ」が危ない」はちょっと嘘です。
    主人公はどうも流されるままな感じで、物語にどうにも盛り上がりが足りません。研究のお話なので難しいことは書けないのかもしれませんが、なんとなく巻き込まれて、なんとなく開発に成功してる感じで、ちょっと拍子抜けしてしまうお話に感じました。

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    2020年09月13日
  • ラストスタンド 感染領域

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    「このミス」大賞優秀賞を受賞した「感染領域」の続編。
    前作はトマトを枯らしてしまうウイルスとの闘いだったが、今作では水分が無くても育つ、夢の米「ラストスタンド」を巡る陰謀に主人公の植物病理学者・安藤が巻き込まれる様子が描かれる。
    植物病理学者の安藤は、トマトを巡るスレッドウイルス事件後、帝都大学を辞め、新興の星覇大学の新設される生命サイエンス学部の教授になっていた。
    そんな安藤にある日、農水省に所属する後輩の里中により、「ラストスタンド」のプロジェクトのリーダーに任命される。
    農水省と外務省によるプロジェクトと言うが、チームは中国人女性と謎の日系アメリカ人の男性2名のみ。しかも研究室もラボも間

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    2020年08月14日
  • 感染領域

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    今の時期に「感染領域」などというタイトルを見ると、COVID19が頭に浮かぶのは止むを得ない。

    が、この感染は、植物ウイルスの感染。
    トマトが枯死してしまう原因不明の病気が発端。

    ちょいちょい、生物学の専門用語が出てくるので、時折混乱をしながらも読み進めたが、面白かった。

    生物学の専門用語は、人間のそれともかぶっていて、COVID19の構造などを知識として持っている今だから、自分には読みやすかったのかもしれない。

    しかし。。怖い計画だったな。。。

    この著書の感想としては不似合いだが。。。
    早くCOVID19にも、安藤、モモちゃん、武田さんのような人が出てきて欲しい。。。
    自然には勝て

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    2020年05月06日
  • 感染領域

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    九州で、トマトの葉や茎がウイルス汚染によって枯死する。それは、積極的に遺伝子組み換えをおこなう米国バイオテクノロジー企業による、バイオテロの始まりだった。

    「植物はヒトと違い、同時に同系列のウイルスには感染しない」など、生物学の専門知識に溢れた農業ミステリー。

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    2020年04月26日
  • 感染領域

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    この手の小難しい話は大好きなんだけど、所々に描かれる男女の場面が·····残念で仕方ない。
    まぁ、ウィルスが何故起きたかは「やっぱりね」って思った。
    植物から、そんな事あるんだ~ってウイルスについては興味深かったんだけど·····安っぽい男女の絡みが(笑)テンション下げました。

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    2020年03月13日
  • 感染領域

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    トマトの病気や、新種のトマトの研究など、好きなタイプのストーリーだ!と思って読み進めたのだが、登場人物があまり感情移入できない人物が多く、期待ほどには満足感を得られず残念。

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    2019年07月27日
  • 感染領域

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    タイトル、トマトでいいんじゃない?
    トマトの枯死病からはじまるバイオサスペンスエンターテイメント。
    主人公が何気にかっこいいのよね。強いし。精神がタフすぎるし。ラストもお気に入り。

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    2019年02月15日
  • 感染領域

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    ジャンルはまったく違うが”ISOLA”を思い出した。自らの足元を崩すがごとき人間の業。いつか本当に現実になりそうで恐い。
    あらすじ(背表紙より)
    九州でトマトが枯死する病気が流行し、帝都大学の植物病理学者・安藤仁は農林水産省に請われ現地調査を開始した。安藤は、発見した謎のウイルスの分析を天才バイオハッカー「モモちゃん」の協力で進めるが、そんな折、トマト製品の製造販売会社の研究所に勤める旧友が変死。彼は熟さず腐りもしない新種のトマト“kagla(カグラ)”を研究していたが…。弩級のバイオサスペンス、登場!

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    2018年12月25日
  • 感染領域

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    生物学的な説明を面倒くさいと思いつつ、わりと引き込まれている自分にビックリ。昔の恋人とずるずるであったり誰にでもいい顔する主人公には共感できず。あっさりと解決してしまったのは残念。
    最初のドキドキが持続できなかったのがとても痛い。面白いジャンルなので今後にも期待。

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    2018年12月03日
  • 感染領域

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    ネタバレ

    ミステリーとしては面白かったけれども、人間関係がめんどくさすぎ。
    主人公と昔の彼女の関係がズルズルすぎるのが、なんとも。

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    2018年11月18日