【感想・ネタバレ】ラストスタンド 感染領域のレビュー

あらすじ

『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞受賞作『感染領域』続編! 今度は日本の「コメ」が危ない!? スレッドウイルス事件から2年――新種のウイルスの災禍から、世界を救った植物病理学者の安藤仁。帝都大学を去った彼は、星覇大学に新設された生命サイエンス学部の教授に就任していた。そんなある日、安藤は突然、農水省が極秘に進める「ラストスタンド・プロジェクト」のリーダーに抜擢され、“水がなくても育つ奇跡のイネ”の開発に携わることになる。アフリカのサバンナや、中東の砂漠地帯でも栽培できるイネの新種「ラストスタンド」が開発できれば、世界の穀物市場で優位に立つことができる戦略的な商品になるとして、農水省と外務省がタッグを組んで開発を急いでいるという。しかし研究を進める中、安藤は何者かに襲われ負傷。中国の地下組織やアメリカのCIAの影が迫り、中国・アメリカをも巻き込んだ、壮絶な利権争いに安藤は巻き込まれていく……。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

シリーズ、第二弾。
実は、第一弾を読んでいませんでしたが、充分楽しめました。

2年前の『スレッドウイルス事件』、あのウイルスの災厄から、世界を救った植物病理学者の安藤 仁。

突然、農水省の極秘プロジェクトのリーダーに抜擢される。
水が無くても育つ奇跡のイネ『ラストスタンド』の開発に参加して欲しいと言う。
もし、成功すれば、世界の穀物市場が大きく変わり、日本が優位に立てることに。

しかし、研究が進むなか、安藤は何者かに襲われ大怪我を。中国や米国などの影も見え隠れし、大きな利権争いの渦中に投げ込まれる。

果たして、ラストスタンドの開発の行方は?
ハラハラドキドキの展開ですね。

0
2021年12月05日

Posted by ブクログ

トマトの次はお米!
感染はあんまり関係ない気がしたけど面白かった。後半から怒涛の展開が続いたけど、お米開発の完成は呆気なかった。

実は外務省の人は…って展開は必要だった?各国の陰謀がてんこ盛りに絡み合って最後にはお腹いっぱい。

それでも話の展開は早いし、先生はまた危ない目にあって痛そうだし脅されるし、急にモモちゃん登場するし、読み出したら止まらない面白さがあった。

0
2024年04月24日

Posted by ブクログ

感染領域でくろきすがやさんを知りました。続編であるラストスタンドも身近にある農作物をとりまく利権によって起こる事件を紐解いていく主人公がいいです!当分このミス大賞シリーズから抜け出せなくなる予感がします(笑)

0
2022年03月26日

Posted by ブクログ

これシリーズものだったのか…知らないでいきなりこれから読んでしまったけど面白かった。

かつての研究仲間達、安藤を責めるのおかしくないか…?って思ってしまうんだが、理系のあれこれの知識が全くないので至極真っ当なことなんだろうか。間違っていることを指摘しただけでこんなに恨まれるの?前作を読んだらわかるのかな。
おいしいお米自分も食べてみたいな〜ばかり思ってた。思えば新しい品種のお米とか果物とか、こういう研究者の人たちのおかげで食べることができるんだよなぁと初めて思った。
誰も信用できない立場にいる緊張感と敵との対決という図は割と定番であるけど、わかっていてもワクワクしながら読めた。
研究とかそういう理系の分野はゴリゴリの文系だった自分にとっては宇宙の領域みたいなものなので、ここがおかしいとか細々とした矛盾にはほぼ気づかなかったから楽しめたのかも。
やや難しめの専門的な部分は結構流すように読んでしまったのでまた今度はじっくり読みたい。

0
2020年12月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

前作が面白かったので続編も読んだ。
引き続き登場人物が出てくるけど前作がだいぶ昔だったので忘れてしまっていた。
今回は感染してないので感染領域って感じではない。ラストスタンドっていうお米の話。
なんかよくわからないけどハッピーエンド。続きも頑張れば書けそうな終わり方だった。
ラストスタンド品種改良の解決方法があっさりしてて今までのリーダー無能か?と思った。
私も金持ちと結婚したい。

0
2025年09月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

前巻よりも読みやすくなった。具体的な実験方針が書いてあると、知ってる人は突っ込みたくなるし知らない人にはちんぷんかんぷんなので、無くなって良かったと思う。
引き続き、登場人物の感情に共感しにくい。ただ、腹が立った、とか書いてあるだけなので興味が持てない。
短くまとまってて良い。

0
2024年05月22日

Posted by ブクログ

感染領域の続編!

前作からの引用や因縁があるので未読の方は、先に其方を読むのをお勧めします!


前作がトマトの仕組みやその性分について詳しく語られておりましたが、今回は【米】!

本書を読むと米につい詳しくなれるかと思います。
雑学を身に付けたい人にお勧めです!



前作でトマトと世界の植物危機を救った大学教授の安藤仁は、突如として農林水産省が極秘裏に進める『ラストスタンド』プロジェクトのリーダーに抜擢される!?

しかし、そこにはラストスタンドの呪いと称される関係者の不審死やら、中国政府の暗躍、謎の組織からの圧力など、登場人物もろとも読み手を疑心暗鬼とする罠が張り巡らされていた!

ラストスタンド:農林水産省が開発する稲、稲が通常必要とする十分の一の水で米を作ることができる。完成した暁には世界の穀物市場で日本が優位に立てる可能性がある!

0
2022年05月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

植物バイオテクノロジーでトマトの危機を救った前作『感染領域』。今回はコメの話。前作ほどのアクションシーンは無し。新たなコメの出来上がり過程も出来上がった後も、なんかあっさりと描かれ、イマイチ盛り上がりません。前作に比べると面白くなかった。里中もあまり出てこないし。

0
2022年03月05日

Posted by ブクログ

「コメが危ない!?」のキャッチコピーに、コメが汚染されるバイオテロの話かと思ったらそうじゃなかった。

コメの研究開発に目を光らせる各国。先月『シャドー・ディール』というドキュメンタリー映画を観たばかりなので、武器商人にとっては勝ち負けなんてどうでもいい、どこかで戦争さえ起こっていればという言葉を思い出したりもします。

化学も生物も苦手な私にも易しく、登場人物がさらに要約して説明してくれるから超わかりやすい。

『このミス』受賞作品って、感動させられることはなくても、読みやすくて娯楽に徹しているなぁと思うのでした。

0
2021年04月03日

Posted by ブクログ

前作を読んでいれば、もう少し感情移入できたのかもしれないがイマイチ乗り切れなかった。結局は宿敵が毎回最後に登場するシリーズなのか?それは自作を読んで自分で確かめたい。

0
2020年09月18日

Posted by ブクログ

感染領域の続編ですが、今回は感染に絡む話ではなく、乾燥地帯で栽培可能な米の開発に関するお話です。そういう意味では帯の「日本の「コメ」が危ない」はちょっと嘘です。
主人公はどうも流されるままな感じで、物語にどうにも盛り上がりが足りません。研究のお話なので難しいことは書けないのかもしれませんが、なんとなく巻き込まれて、なんとなく開発に成功してる感じで、ちょっと拍子抜けしてしまうお話に感じました。

0
2020年09月13日

Posted by ブクログ

「このミス」大賞優秀賞を受賞した「感染領域」の続編。
前作はトマトを枯らしてしまうウイルスとの闘いだったが、今作では水分が無くても育つ、夢の米「ラストスタンド」を巡る陰謀に主人公の植物病理学者・安藤が巻き込まれる様子が描かれる。
植物病理学者の安藤は、トマトを巡るスレッドウイルス事件後、帝都大学を辞め、新興の星覇大学の新設される生命サイエンス学部の教授になっていた。
そんな安藤にある日、農水省に所属する後輩の里中により、「ラストスタンド」のプロジェクトのリーダーに任命される。
農水省と外務省によるプロジェクトと言うが、チームは中国人女性と謎の日系アメリカ人の男性2名のみ。しかも研究室もラボも間借り…疑問を感じながらも、引き受けることにした安藤だったが、何度も命を狙われ、間借りしていた研究室を破壊され、ラボも放火される。
徐々に「ラストスタンド」を巡る利権争いがあることが明らかになり、CIAや中国の地下組織が出て来るなど、後半になるにつれ、面白さを増すより、話がとっ散らかってしまっていく印象が強い。
後半になって、前作にも登場した天才バイオハッカー・モモちゃんなどが登場し、若干面白くなってものの、「ラストスタンド」自体のその後については、さらっと流され、前作ほどのインパクトがないのが、残念。
外務省の一沢の正体もちょっと現実離れし過ぎ…テーマ自体はすごく興味深いのに、その辺がとても勿体ない。

0
2020年08月14日

「小説」ランキング