髙山英男のレビュー一覧

  • 「暗橋」で楽しむ東京さんぽ

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    「暗橋」とは暗渠に残された橋の欄干などのこと
    です。

    つまり道路の一部になってしまっていて、欄干だ
    けが車止めの柵のように残されている場所のこと
    です。

    欄干自体は撤去されたとしても、その支柱だけが
    ポツンと、かつて橋があった名残を留めている場
    所があります。

    これが実は東京には数多く存在するのです。

    特に都会であるほど道路の広さを確保するために
    暗渠化されてしまった川は数多いです。そこに
    「暗橋」は生まれるのです。

    「え?あそこは元は川だったの?」だから地名も
    「○○橋」なのか、と納得すると思います。

    新しい目線で東京の散歩の楽しみ方を提案する一
    冊です。

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    2024年09月13日
  • 暗渠パラダイス!

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    帯の「異世界へのゲートウェイ」という言葉がしっくりときた。各章では様々な暗渠の見方を示し、その理論と実践を教えてくれる。そして最終章で試し切りに供されたのは「横浜」と。

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    2020年02月23日
  • 暗渠マニアック! 増補版

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    面白い。こう言う目線で町を見ることが無かった。家族が東京に住んでいて、やたらに緑道が目に付いたのが手に取るきっかけ。この本のおかげで私の住む地域の暗渠にもアンテナを巡らす事ができた。

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    2024年09月15日
  • 暗渠パラダイス!

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    私は暗渠マニアではありませんが、
    暗渠を楽しむ?愉しむ?ものと認識されている方々の萌ポイントが分かったような気がします笑

    品川用水を小学校で習った時には「ふ〜ん」としか思わなかったけれど、大人になった今あらためて、ビルやマンションなど無い宿場町、そこを流れていた水や橋を思い浮かべるとワクワク。。

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    2022年08月17日
  • 暗渠パラダイス!

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    日本で一番有名な暗渠は(たぶん)西武
    百貨店渋谷店のA館とB館の間にある渋谷
    川でしょう。

    あの井の頭通りにもなっている道路の下
    に川が流れているとは想像もできないで
    す。

    暗渠とは「川にフタ」というイメージが
    強いですが、ちょっとした側溝などにも
    フタをして歩道としてしまうのも暗渠に
    入るらしいです。

    そうなると日本中に存在することになり
    ます。

    この本ではそうした名も無き暗渠を紹介
    して「暗渠ラブ」をアピールしています。

    さすがに、もう付いていけない一冊です。

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    2021年08月24日
  • 暗渠パラダイス!

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    過去に小川だった暗渠。普通に生活していると気づかない痕跡探しに過敏に反応するマニアな人々。マニアの視点から暗渠の魅力を十二分に語る一冊。

    前作「暗渠マニアック」に続く一冊。雑誌「東京人」に掲載された記事がベースとなったものが多い。

    個人的には、少しでも少しでも具体的な3D の地形を掲示していただけるとより楽しめるように思う。

    筆者は2名、高山さんと吉村さん。お二人のおかげでちょっとした散策に、暗渠を探索するようになった。多摩人としては暗渠は旧用水路が多い。自然河川とは逆に分水嶺をたどるので、いずれ用水探索の記事もどこかで出していただけると嬉しい。

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    2020年11月29日
  • 暗渠マニアック! 増補版

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    ・ 私が吉村生・高山英男「暗渠マニアッ ク! 増補版」(ちくま文庫)を買つたのは暗渠好きだからではない。暗渠とはおもしろさうだといふ程度の興味からであつた。つまりはいつもの本を買ふ理由と大差ない。ところが買つて目次を見て驚いた。本書の増補の1つ、第7章 「新たな観光資源としての暗渠探訪」の3つ目に「水上ビル、 酒と肴と水路と人と 愛知県豊橋市」といふのがあるではないか。「新たな観光資源としての暗渠」である。あれはさういふものになりうるのか。かういふ見方もあるのだと思つたものである。この一編で本書は、私にはおもしろい本だといふことになつた。
    ・水上ビルと言へば豊橋市民なら知らない人はないはずであ

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    2024年08月24日
  • 暗渠マニアック! 増補版

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    ネタバレ

    <目次>
    序章   ようこそ暗渠ロジーへ
    第1章  暗渠、私の「見方」
    第2章  名所と暗渠
    第3章  境界と暗渠
    第4章  湧水と暗渠
    第5章  暗渠への視線
    第6章  東京近郊一都三県、暗渠勝負!
    第7章  新たな観光資源としての暗渠探訪

    <内容>
    2015年刊の「暗渠マニアック」(柏書房)は読んでいる。その増補版。著者の吉村さんが女性なのに驚き(最初に読んだときにもそうだったはずだが)!まあ、ともかく濃すぎ!彼らの啓蒙により、自分も暗渠への視線を持ち始めたが、ここまで突き詰めていない。自分はどちらかというと、地形を見てしまう(ちょっとタモリ寄り?)ので、谷筋とかから考えていく。マニアは

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    2024年06月01日
  • 暗渠パラダイス!

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    鉄道が好きという訳では無いけれど暗渠的貨物線の項目でびびびと来るものがあった
    枕の下から鉄道の音や水の流れる音が遠く聞こえてくるのは浪漫
    「hor水路競馬場」跡地がほぼ同じ経度上に列んでいたり、ボサノバの祖・ジョアンの人生と暗渠化された水窪川の奇跡のシンクロだったり、偶然だし都合の良すぎる見方なのは分かってるけど、これもまた浪漫を感じる
    海外の暗渠を辿るのも楽しそうでゾクゾクした

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    2022年08月10日
  • 暗渠パラダイス!

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    ネタバレ

    <目次>
    序章   暗渠のきほん
    第1章  街道と暗渠
    第2章  鉄道と暗渠
    第3章  都市開発と暗渠
    第4章  データと暗渠
    第5章  猫と暗渠
    第6章  馬と暗渠
    第7章  縦軸横軸 七つの視点
    第8章  人物と暗渠
    第9章  一つの都市を暗渠で斬れば「横浜編」
    おわりに

    <内容>
    確かに”パラダイス”である。暗渠マニアの二人が好き放題書いている。それを良しとするかは、読者次第。
    私は、暗渠が都市に覆われてしまった古い地形を見つけることができる部分の一つとして、興味がある。台風や大雨での土石流や崖崩れ。これと川や沢は大いに関連があるが、先だっての熱海の土石流被害の場所を、Google ス

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    2021年07月28日