猫田佐文のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
(2026/01/25 2h)
自分が不登校とか引きこもりとかニートである原因を言語化したくて、当時の自分を救いたくて、少しずつ当事者研究などの本を探し始めているところ。
『ひきこもりを家から出す方法』というタイトルだけ見て、当事者家族のための解決策を提示するタイプの書籍かと思ったが小説。オレンジ文庫は比較的ライトなレーベル。
これ、引きこもりの解像度がすっごく高くて驚いた。著者の猫田佐文は当事者なのかな。参考文献の斎藤環の本も良い。
自分は終盤辺りの主人公の状況と近い感じ。
知り合いには10年以上引きこもってるひとも、社会に出たものの引きこもらざるを得なくなった人もいるけど、主人公とまっ -
Posted by ブクログ
中学2年の時に、同級生のちょっとした発言から引きこもりになり、自室にこもった俊治。それから14年たち、まもなく25歳を迎えようとしている時、引きこもりを解消するという団体から、クリスという若い女性が派遣されてきた。クリスと交流しながら、少しずつ部屋から出る方法を模索する。
タイトルが何らかの暗喩みたいなものかと思ったら、タイトルのままという話。14年間引きこもりの男性、その両親、クリスのそれぞれの試行錯誤を描いた話である。
内容的にはそれなりにささやかなハッピーエンドに向かうのであるが、その際にとてつもない事件が起こったりするわけでもなく。日常の一進一退を理解できれば楽しめる作品だ。
一