滝川幸司のレビュー一覧

  • 菅原道真 学者政治家の栄光と没落

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    菅原道真は、日本三大怨霊の一人で、太宰府に左遷されたことは知っていましたが、それ以外は知りませんでした。
    この本を読んで、菅原道真の太宰府に左遷される前のことがよくわかりました。
    菅原道真は、漢詩が得意でした。

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    2023年03月06日
  • 菅原道真 学者政治家の栄光と没落

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    学者、学問がどうしても政治と接触を持つ時代。枕草子もそうだけど道真公に限らず知的能力の高い名の残らない人々が沢山こぼれ落ちていったんだろうと感じる。
    道真公縁の神社に行っても和歌が紹介されているけど、むしろ漢詩人との事。男性や公的な場は漢文中心だから当たり前だけれど、詠まれた漢詩をはじめて読みました。
    ある程度古い時代の日本を知ろうと思うと、どうしても手本としていた中国の話題に行きつく。そちらも知らないとなぁ。
    道真公の愛した白居易の詩も知りたくなりました。

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    2022年07月30日
  • 菅原道真 学者政治家の栄光と没落

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    残された漢詩文を時期ごとに参照することで、道真の実像により迫る内容となっている。心情を推し量ることができる資料がこれほど残っている平安期の人物も珍しいのではなかろうか。読後、大体宇多天皇が悪いという気持ちに。

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    2020年11月27日
  • 菅原道真 学者政治家の栄光と没落

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    とても読みやすくて面白い。
    しかし読み終わるも、いくつか謎が。
    ①道真が遣唐使派遣について再度議論を願った本当の理由はどこにあるのか
    ②時平が本当に首謀者なのか
    ③醍醐天皇からの左遷の命令が、急転直下すぎる、裏事情。
    ④漢詩によまれるのは真情なのか。
    など。
    ⑤三善清行って…。
    ⑥なぜ左遷されるここぞというときに残したのが漢詩でなくて和歌なのか。

    てな感じです。
    謎めきすぎて面白すぎる。

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    2020年09月13日
  • 菅原道真 学者政治家の栄光と没落

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    阿衡の紛議が詳しい。先に読んだ本では「道真が基経に宛てて書いた文書が紛議解決につながったことから、宇多天皇は恩義を感じ、道真を重用した」とあったが本書はその説を否定する。道真が書を書いた時点で紛議は解決に向かっていたと。
    そうなると宇多天皇による道真重用の理由はなんであったのか、ここは今ひとつわからなかった。ただ、後世は物事の起因にあからさまなロジックを求めてしまうが、当人達にしてみれば、単純に優秀だからとか人柄が好いたとか、率直な理由なのかもしれない。

    ともかく、譲位した後も宇多上皇が道真と親密であったことが、醍醐天皇・時平と宇多上皇・道真との間に溝を深めてしまった…と本書は言う。
    「色々

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    2025年01月05日
  • 菅原道真 学者政治家の栄光と没落

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    菅原道真。
    あの学問の神様で、ゴロゴロ雷を従えて都を恐怖の渦に叩き落としたあの、菅原道真。
    わたしは九州という菅原道真のお膝元(?)に住みながらあまりその生涯を知らなかった。

    興味を持ったのは「応天の門」というコミック。
    まだ文章得業生という学生の時代の菅原道真が、都で起こる事件を在原業平に協力しつつ解決する作品です。この菅原道真がまたすこぶる賢い。
    確かに学問の神様だし、まあそうだよな、とは思いつつ、実際のところを知りたくなった。そんなとき、この「菅原道真」という本が目に入った。

    菅原道真がなぜ左遷させられるに至ったのか。
    そして、さらに菅原道真とは「詩人」なのか、「政治家」なのか、「官

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    2020年10月14日