瀬戸晴海のレビュー一覧

  • マトリ―厚労省麻薬取締官―(新潮新書)

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    自分は本業が新聞記者で、たまにライター、趣味で小説を書いています。
    つまり日々、言葉を扱っている。
    そのためか、46歳といういい年したおっさんにも関わらず、言葉を駆使してラップを歌う「ヒップホップ」というジャンルが大好き。
    韻を踏む(ライミングと言います)という制約があるにもかかわらず、いいフレーズ(パンチラインと言います)を聴くと、心底感激します。
    一方で、ヒップホップ界には、「薬物」というダーティーな側面があります。
    先日も、ジャパニーズヒップホップ界を長らく牽引してきたラッパーの「漢a.k.aGAMI」が、大麻取締法違反容疑で逮捕されたばかり。
    その前には、テレビのバラエティー番組にも一

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    2020年06月30日
  • マトリ―厚労省麻薬取締官―(新潮新書)

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    「マトリ」とは厚生労働省麻薬取締部および取締官を指す略称。
    本書はそのマトリに38年間従事した著者の経験と、違法薬物の日本における歴史と現状を記した一冊。

    実際の捜査に携わってきた人ならではの、事件描写のリアリティ、違法薬物の使用の悲惨さや、違法薬物に対する強い憤りが本書からひしひしと伝わってきた。

    本書によれば、違法薬物はインターネットや携帯電話の普及により、以前より入手しやすくなったことから、使用する人は若年層を中心に年々増える一方とのことだが、ぜひ本書が広く読まれるようになり、違法薬物へ気軽な気持ちで手を出さないよう、歯止めとなる事を強く期待する。

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    2020年06月19日
  • マトリ―厚労省麻薬取締官―(新潮新書)

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    厚労省麻薬取締官を40年にわたり続けてこられた方のノンフィクション。下手な刑事モノより迫力、怖さがあったし、ご苦労とかもつぶさに伝わった。

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    2020年04月26日
  • マトリ―厚労省麻薬取締官―(新潮新書)

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    名前は聞いていても、具体的に何をやってるかはなかなか分からない麻薬取締官。 その実情は凄まじい。
    今後の捜査を考慮し細かく書けないとしつつ、ここに書かれた内容だけでも非常に濃密。冒頭の話から、まるでドラマを観てるかのように感じた。
    薬物乱用防止はポスターなどで啓蒙されてるが、ある程度以上の方はこの本も読むと、やってみようという気が起きなくなるのでは…と思う。

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    2020年02月27日
  • マトリ―厚労省麻薬取締官―(新潮新書)

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    ネタバレ

    ニュースではよく見る「覚醒剤」の事件をはじめとして、麻薬や危険ドラックを取り締まっている組織に長年勤めた方が、日本の麻薬取締の歴史と自分の活動を重ねて語る一冊。

    ドヤ街の猟犬、とかイラン人組織との攻防のような、章ごとのタイトルを見るだけで只者ではないという感じがするのだが、書かれている内容もかなり壮絶だ。今では映画やドラマでしか見られないような足で情報を稼ぎ、実際の場に踏み込むという経験がこれでもかと詰め込まれている。

    奥付の年代を見ると、自分が大人になってからもかなりの数の事件があったことがわかるのだが、正直にいうとそこまで麻薬や危険ドラッグなどを意識したことなどなかった。危険ドラッグと

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    2020年02月14日
  • マトリ―厚労省麻薬取締官―(新潮新書)

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    著者めっちゃしびー!かっちぇー!

    禁断症状はヘロインが1番やばそう

    人事院総裁賞はもう本当にそれ、ちゅーかマトリの皆さんに感謝とリスペクトしかない

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    2024年06月13日
  • スマホで薬物を買う子どもたち(新潮新書)

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    実際に薬物を買い始めるきっかけや、その先についても記載されており勉強になった

    子どもよりも、大人がきちんと薬物のリスクや副作用について理解しておくのは本当に大事だと思う

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    2023年05月07日
  • スマホで薬物を買う子どもたち(新潮新書)

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    「これ読んどけ」で、薬物学習の教科書として使える新書。それくらいのインパクトがある。ごく普通の若者が薬物に巻き込まれる恐ろしさ。

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    2023年03月23日
  • スマホで薬物を買う子どもたち(新潮新書)

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    著者は以前にマトリという本を出させれた方。 気になって読んでみた。

    一作目も興味深く読んだが、こちらもかなりインパクトあった。 ケース紹介の3例も、生々しく、こんなに些細なところからハマってしまうのかと驚かされた。

    確証バイアスたっぷりのネット情報を信じてしまっている子達に対応するため、こちらもきちんと知識を持っておく必要性を感じた。また、最後にQ&A形式で大麻合法化について整理しているのも、大変参考になった。

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    2022年11月18日
  • マトリ―厚労省麻薬取締官―(新潮新書)

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    普段はまったく知らない世界のプロの仕事を垣間見ることのできる本。
    巧妙な犯罪組織のやり口と、それを追うマトリの悩みがリアル。

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    2022年08月27日
  • マトリ―厚労省麻薬取締官―(新潮新書)

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    つい最近、地元の大学生が数人で大麻パーティーを開催し、見事に捕まりました。
    大麻の栽培と聞いてちょっと検索してみましたが、親切丁寧に教えてもらえました。しばらく犯罪の片棒を担いだようで、落ち着きませんでした。

    私はクスリはやっていませんが、私の隣にいる人に確認をしたことはありません。ネットの普及とともに、そういう世界も広がったのだと実感しました。

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    2021年04月12日
  • マトリ―厚労省麻薬取締官―(新潮新書)

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    ネタバレ

    マトリ 厚労省麻薬取締官

    著者:瀬戸晴海
    発行:2020年1月20日
    新潮新書

    今年1月20日出て、10日後には2刷が出た売れ売れの新書。2018年3月にマトリを退官した著者は、最後、関東信越厚生局麻薬取締部部長となり、2015年に行われた全国の危険ドラッグ販売店の壊滅作戦の陣頭指揮を取った。数年前までイタチごっこで全国の繁華街に何百とあった「ハーブ」と称する危険ドラッグを、新宿歌舞伎町の2店に追い詰め、それも消滅させた時の様子は、この本のクライマックスでもある。ただし、今はネット取引に姿を変えているだけだと警告もしている。

    世界の麻薬市場は、今、50兆円市場。フィリピンの国家予算の6倍

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    2021年03月30日
  • マトリ―厚労省麻薬取締官―(新潮新書)

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    麻薬取締官、通称マトリ。 国民のために有害薬物を撤去するために日々働いている人たちの働きぶりを初めて知った。 こんなにも純粋に職業に身を捧げ自分のためではなく国民のために毎日努力している事に頭が下がる。読んで背筋が伸びた。もっとしっかりと今の自分の仕事をしようと思った。

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    2021年03月24日
  • マトリ―厚労省麻薬取締官―(新潮新書)

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    麻薬取締官による薬物犯罪捜査史。脱法ドラッグ(後の危険ドラッグ)を根絶やしにすることで人事院総裁賞(公務員にとって最も栄誉ある賞)を授賞。陛下からありがたい労いの言葉を賜り、感涙にむせぶ様まで記される。マトリの思考法、著者の人柄まで熱く伝わってくる書。

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    2021年02月26日
  • マトリ―厚労省麻薬取締官―(新潮新書)

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    「俺たちは、猟犬だ!」激増する薬物犯罪に敢然と立ち向かうのが厚生労働省の麻薬取締官、通称「マトリ」だ。麻薬、覚醒剤など人間を地獄に陥れる違法薬物の摘発、密輸組織との熾烈な攻防、「運び屋」にされた女性の裏事情、親から相談された薬物依存の子供の救済、ネット密売人の正体の猛追、危険ドラッグ店の壊滅…約四十年間も第一線で戦ってきた元麻薬取締部部長が薬物事犯と捜査のすべてを明かす。

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    2020年09月27日
  • マトリ―厚労省麻薬取締官―(新潮新書)

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    激増する薬物犯罪に敢然と対峙するのが厚生労働省の麻薬取締官、通称「マトリ」だ。麻薬、覚醒剤、MDMAなど違法薬物の摘発、密輸組織との熾烈な攻防、「運び屋」にされた女性の裏事情、薬物依存の子供の救済、ネット密売人の正体の猛追、危険ドラッグ店舗の壊滅・・・元麻薬取締部部長が薬物事犯の実態と知られざる専門組織の実像を全解説。薬物犯罪撲滅のために明かされた本邦初の稀少なドキュメント。
    「マトリ」の存在は知っていたし学生の頃に薬物の危険性については学んだので全く知識がないわけではなかったけれど、事件の裏側にあるイラン人の存在や国際郵便、ビットコインなどを利用した背景は実際に現場に立っている人間だからこそ

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    2020年07月12日