瀬戸晴海のレビュー一覧
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厚労省麻薬取締官を40年にわたり続けてこられた方のノンフィクション。下手な刑事モノより迫力、怖さがあったし、ご苦労とかもつぶさに伝わった。Posted by ブクログ
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名前は聞いていても、具体的に何をやってるかはなかなか分からない麻薬取締官。 その実情は凄まじい。
今後の捜査を考慮し細かく書けないとしつつ、ここに書かれた内容だけでも非常に濃密。冒頭の話から、まるでドラマを観てるかのように感じた。
薬物乱用防止はポスターなどで啓蒙されてるが、ある程度以上の方はこの本...続きを読むPosted by ブクログ -
ニュースではよく見る「覚醒剤」の事件をはじめとして、麻薬や危険ドラックを取り締まっている組織に長年勤めた方が、日本の麻薬取締の歴史と自分の活動を重ねて語る一冊。
ドヤ街の猟犬、とかイラン人組織との攻防のような、章ごとのタイトルを見るだけで只者ではないという感じがするのだが、書かれている内容もかなり...続きを読むPosted by ブクログ -
実際に薬物を買い始めるきっかけや、その先についても記載されており勉強になった
子どもよりも、大人がきちんと薬物のリスクや副作用について理解しておくのは本当に大事だと思うPosted by ブクログ -
「これ読んどけ」で、薬物学習の教科書として使える新書。それくらいのインパクトがある。ごく普通の若者が薬物に巻き込まれる恐ろしさ。Posted by ブクログ
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著者は以前にマトリという本を出させれた方。 気になって読んでみた。
一作目も興味深く読んだが、こちらもかなりインパクトあった。 ケース紹介の3例も、生々しく、こんなに些細なところからハマってしまうのかと驚かされた。
確証バイアスたっぷりのネット情報を信じてしまっている子達に対応するため、こちらも...続きを読むPosted by ブクログ -
普段はまったく知らない世界のプロの仕事を垣間見ることのできる本。
巧妙な犯罪組織のやり口と、それを追うマトリの悩みがリアル。Posted by ブクログ -
つい最近、地元の大学生が数人で大麻パーティーを開催し、見事に捕まりました。
大麻の栽培と聞いてちょっと検索してみましたが、親切丁寧に教えてもらえました。しばらく犯罪の片棒を担いだようで、落ち着きませんでした。
私はクスリはやっていませんが、私の隣にいる人に確認をしたことはありません。ネットの普及と...続きを読むPosted by ブクログ -
マトリ 厚労省麻薬取締官
著者:瀬戸晴海
発行:2020年1月20日
新潮新書
今年1月20日出て、10日後には2刷が出た売れ売れの新書。2018年3月にマトリを退官した著者は、最後、関東信越厚生局麻薬取締部部長となり、2015年に行われた全国の危険ドラッグ販売店の壊滅作戦の陣頭指揮を取った。数...続きを読むPosted by ブクログ -
麻薬取締官、通称マトリ。 国民のために有害薬物を撤去するために日々働いている人たちの働きぶりを初めて知った。 こんなにも純粋に職業に身を捧げ自分のためではなく国民のために毎日努力している事に頭が下がる。読んで背筋が伸びた。もっとしっかりと今の自分の仕事をしようと思った。Posted by ブクログ
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麻薬取締官による薬物犯罪捜査史。脱法ドラッグ(後の危険ドラッグ)を根絶やしにすることで人事院総裁賞(公務員にとって最も栄誉ある賞)を授賞。陛下からありがたい労いの言葉を賜り、感涙にむせぶ様まで記される。マトリの思考法、著者の人柄まで熱く伝わってくる書。Posted by ブクログ
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「俺たちは、猟犬だ!」激増する薬物犯罪に敢然と立ち向かうのが厚生労働省の麻薬取締官、通称「マトリ」だ。麻薬、覚醒剤など人間を地獄に陥れる違法薬物の摘発、密輸組織との熾烈な攻防、「運び屋」にされた女性の裏事情、親から相談された薬物依存の子供の救済、ネット密売人の正体の猛追、危険ドラッグ店の壊滅…約四...続きを読むPosted by ブクログ -
激増する薬物犯罪に敢然と対峙するのが厚生労働省の麻薬取締官、通称「マトリ」だ。麻薬、覚醒剤、MDMAなど違法薬物の摘発、密輸組織との熾烈な攻防、「運び屋」にされた女性の裏事情、薬物依存の子供の救済、ネット密売人の正体の猛追、危険ドラッグ店舗の壊滅・・・元麻薬取締部部長が薬物事犯の実態と知られざる専門...続きを読むPosted by ブクログ