あらすじ
カラフルな絵文字に隠語の数々、派手な宣伝文句が氾濫するSNSや、秘匿アプリを通じて、今日も違法薬物が売られている。親に隠れて手を出すのは中高生や大学生、売人もまたごく普通の若者たちだ。スマホを介した「密売革命」によって、子どもたちの薬物汚染は近年、急速に蔓延している。ひと昔前とは様変わりした最新ドラッグ事情から、安易な誤解で広がる大麻の脅威まで、元「マトリ」トップが実例とともに徹底解説。
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Posted by ブクログ
元マトリなのでリアルであると同時に取締り側の理論が鼻につくところはある。国の感覚を知るには良い資料。薬物に頼らなくても良いつながりの構築みたいな松本さんの依存症治療の話と,現場で蔓延を食い止めようとする著者の話は合わされば良いのにと思う。
それにしても大麻増えてると思ってたけど,実際そうなんすね。何が良いのかよく分からんけど。アッパー系の覚醒剤が一番人気だったこの国のトレンドが変わりつつあるのは,この国の変容と相関があるのかないのか。
Posted by ブクログ
私は正直、大麻合法化派なので筆者の意見に全面的に賛同することはできないが、中毒者による薬物体験談、また子どもたちがどういう経緯で薬物を購入するのか、その経緯などは非常にわかりやすく興味深かった。薬物についてだけでなく、今どきの若者のSNSを使った交友関係事情なども描かれているので、中高生の子を持つ親や、学校の教師等に読んでほしい一冊。
Posted by ブクログ
実際に薬物を買い始めるきっかけや、その先についても記載されており勉強になった
子どもよりも、大人がきちんと薬物のリスクや副作用について理解しておくのは本当に大事だと思う