瀬戸晴海のレビュー一覧

  • マトリ―厚労省麻薬取締官―(新潮新書)

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    マトリの仕事ぶりが分かる一冊。
    取り締まり対象の変遷は歴史的背景を含め、勉強になりました。
    文章も分かりやすく一気読みでした。

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    2025年05月12日
  • スマホで薬物を買う子どもたち(新潮新書)

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    「ねぇ、大麻は合法の国もあるのに、どうして吸っちゃいけないの?」
    あなたは答えられますか?
    返答に迷った方は、是非ご一読。

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    2024年09月05日
  • マトリ―厚労省麻薬取締官―(新潮新書)

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    自分の身近な場所でブツのやり取りが行われていたことに驚きとともに恐怖を感じた。

    大麻合法化が喧伝されている今、果たして合法化することによってどこが「得」してどこが「損」するのか、そこを整理しながら社会的に最善(妥協かもしれないが...)の落とし所を見つけなければならないと思わせる本だった。
    難しい...

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    2023年10月13日
  • マトリ―厚労省麻薬取締官―(新潮新書)

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    警察は総合診療科、麻取は最先端の医療チーム。ほかに税関と海上保安庁も薬物捜査権限を持つ。麻取の総員は300人と極めて少ない。
    麻薬の世界市場規模を50兆円とする統計も存在する。これはフィリピン国家予算の約6倍である。
    諸外国の麻薬はヘロイン、コカインが主であり、覚醒剤が8割を超えている日本は世界的に珍しい。フィリピンでは覚醒剤かシャブと呼ばれている。覚醒剤は日本で初めて合成されたことに由来していると思われる。
    シャブの語源は、戦後ヒロポン取引を行っていた男サブが変化した説、骨までシャブられ死ぬという説などがある。
    原料の植物を栽培する必要がなく化学部室の合成のみで製造可能なため、製造が割と簡単

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    2022年01月07日
  • マトリ―厚労省麻薬取締官―(新潮新書)

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    非常に面白い本です。
    そもそもマトリ=麻薬取締官が厚生労働省に
    属していることを、どれだけの人が知っている
    のでしょうか。

    警察ではないのです。

    戦後間も無くのヒロポンから、最近の危険ドラ
    ッグまで、いわゆる薬物に関わる事例が全て
    網羅されています。

    こういう本を読むと、今までは新聞やニュース
    で何となくスルーしていた情報に対しても、
    「おっ、彼らマトリはまた大きな事案の検挙を
    成し遂げたのだな」と、関心を持つようになり
    ます。

    社会に対する目が広がります。

    もう一つ彼らの仕事に対する姿勢には感動しま
    した。

    昨今の麻薬取引はIT化されていることは想像に
    難くないと思います。ネット

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    2021年02月16日
  • スマホで薬物を買う子どもたち(新潮新書)

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    こういう時代だよな、当たり前に…。教育現場に携わる者ほどわかっていてほしい。クスリって、ほんと側にある。

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    2025年02月08日
  • マトリ―厚労省麻薬取締官―(新潮新書)

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    麻薬取締官の視点で見る麻薬事件史といったところ。
    直に接してきた中毒者、売人、元締め、あるいは中毒者の家族、といった面々の発言が生々しい。

    麻薬犯罪の恐ろしさとか、悪質さとかがよく伝わる。自分たちは薬には手を出さない販売店の店員とか、すごく嫌な感じだ(売人が全員中毒者であるわけはないのだが)。
    一方で、麻薬取締官の勤務実態とか生活とかが読めるのかと思っていたので、そこは物足りなかった。リアルな捜査方法は書けないだろうけど、小説じみた面だけでなく公務員としての生活もあるはずで、そこを知りたかった。

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    2023年11月27日
  • マトリ―厚労省麻薬取締官―(新潮新書)

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    厚労省管轄下の薬物犯罪と捜査を担う、麻薬取締官、通称「マトリ」の実態に迫る一冊。
    そもそも一般人にとって麻薬に関わる犯罪は警察の範疇なのでは?と思っていたが、日本では、警察、マトリの他に税関、海保の4つの機関が関わっていて互いに連携しながら活動しているという。
    マトリの特徴としては、捜査官、行政官、薬剤師の顔を併せ持ち、300名程度の少数精鋭組織。それで全国をカバーしてるのは驚き。
    戦後ヒロポンの乱用に対応すべく組織が発足し、取り締まる薬物も大麻、ヘロイン、向精神薬、脱法ドラッグ、流通経路も時代によって変遷し、逸れに毅然と立ち向かってきた「マトリ」による激動の軌跡。
    淡々とした文面の本書の裏に

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    2023年02月16日
  • マトリ―厚労省麻薬取締官―(新潮新書)

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    薬物についての過去から現在について勉強になった。
    昨年、オランダに行き大麻を吸ってから合成カンナビノイドについて調べることがあった。
    幸い、日本で大麻や合成カンナビノイドを使用するほど中毒に陥らなかった。個人的には大麻の依存性はあまり高くないんじゃないか?と思い、海外の文献を調べた結果やはりそうだった。依存という観点では、アルコールやタバコ、カフェインよりも低いことが科学的に証明されていた。だからと言って推奨するものではないが、日本において大麻の医療研究はすべきだなとは思う。
    まとまりのない文章になってしまいましたが、危険ドラッグの全滅。素晴らしいと思います。
    また時がきたら読みたい。

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    2023年02月03日
  • スマホで薬物を買う子どもたち(新潮新書)

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     元マトリなのでリアルであると同時に取締り側の理論が鼻につくところはある。国の感覚を知るには良い資料。薬物に頼らなくても良いつながりの構築みたいな松本さんの依存症治療の話と,現場で蔓延を食い止めようとする著者の話は合わされば良いのにと思う。
     それにしても大麻増えてると思ってたけど,実際そうなんすね。何が良いのかよく分からんけど。アッパー系の覚醒剤が一番人気だったこの国のトレンドが変わりつつあるのは,この国の変容と相関があるのかないのか。

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    2022年10月14日
  • スマホで薬物を買う子どもたち(新潮新書)

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    私は正直、大麻合法化派なので筆者の意見に全面的に賛同することはできないが、中毒者による薬物体験談、また子どもたちがどういう経緯で薬物を購入するのか、その経緯などは非常にわかりやすく興味深かった。薬物についてだけでなく、今どきの若者のSNSを使った交友関係事情なども描かれているので、中高生の子を持つ親や、学校の教師等に読んでほしい一冊。

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    2022年09月18日
  • マトリ―厚労省麻薬取締官―(新潮新書)

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    ちょっと難しかったが、麻薬、覚醒剤に対するマトリ約300人の奮戦ぶりがわかった。
    会社の図書に推薦した。

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    2022年03月06日
  • マトリ―厚労省麻薬取締官―(新潮新書)

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    ◯漢らしい文章、熱い、マトリ24時。話を戻そう。
    ◯著者は人事院総裁賞を何度も受賞している。こんな賞、誰がどうしたら受賞できるんだ?と思ったことがあるが、なるほど、こういう組織、人たちが受賞するのだと思えば納得である。
    ◯厚生労働省といえば、今で言えば感染症対策、少子化対策して、介護政策、年金政策などなど、我々の生活に密着した政策が多い中、麻薬取締もやっている。幅広過ぎる。しかも麻薬取締官は拳銃所持しているという。よほど行政に詳しくないと、これは知らないのではないか。
    ◯働いている人は主に薬剤師さん。病院、薬局、ドラッグストアに勤めているイメージしかない。資格取る人でこの仕事選ぼうという人はど

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    2021年06月29日
  • マトリ―厚労省麻薬取締官―(新潮新書)

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    戦後のヒロポン時代、70年代のドヤ街を舞台にしたシャブ時代、そしてイラン人組織の登場から始まる第三次乱用期と言われる現代に至るまでの日本の薬物蔓延の歴史の説明箇所が非常に参考になった。

    薬物取引の背後には暴力団関係者がいるイメージがあるが必ずしもそうではなく、イラン人密売人やネット販売を行う若者等、薬物取引を行う者は多様であるそうだ。
    薬物需要がある限り、今後も新たなプレーヤーが出てきてくることは間違いないなく、それを追うマトリの仕事がなくなることは無いだろう。

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    2021年02月05日
  • マトリ―厚労省麻薬取締官―(新潮新書)

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    薬物、ダメ、絶対。
    マトリ=麻薬取締官の実録、ノンフィクションです。
    事実は小説より奇なり、とは本当に良く言ったものです。7割の方が薬剤師で、イラン人のバイヤーに対して、体当たりして取り押さえとか、想像以上のエピソード満載でした。

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    2020年10月22日
  • マトリ―厚労省麻薬取締官―(新潮新書)

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    この本は面白かった。

    麻薬取締官という馴染みのない職業が、実態件に基づき様々なエピソードとともに、その苦労と裏側を書いている。

    普段平和な日常を送っている裏でこんな映画さながらの取締劇があるとは想像していなかった。

    麻薬販売の手口や、なぜ一般人に浸透していくのかなどの時代背景や考察もあって、日本の麻薬取締史の一面もある。

    危険ドラッグの規制強化について参院厚生労働委員会で議員が取り上げた時に胸が踊った。という著者の発言からも、彼らの職業意識に僕らが守られていると感謝の念が湧きました。

    興味がある人にはお薦めです。

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    2021年01月31日
  • マトリ―厚労省麻薬取締官―(新潮新書)

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    【目的】
    「マトリ」とはどんな職業なのか
    なぜ、薬物逮捕者が減らないのか
    どのようにして薬物と接してしまうのか

    【内容】
    知らぬ間に「運び屋」にされたり動く「薬物コンビニ」が存在し、売る人も普通の人がほとんど
    日本で麻薬を取り締まる組織としては、薬物取締りを任務とする「マトリ」、「警察」(警視庁等地方警察の薬物捜査専門部署)、「税関」(各税関の禁制品取締部門)、及び「海上保安庁」(各海上保安本部の密輸事犯取締本部署)の4機関があり、それぞれが専門性を生かした対策を講じている(p.19)
    国連等国際機関の調査結果や各国の分析資料から、その取引総額は優に50兆円を超えていると推計できる(p.31

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    2020年08月04日
  • マトリ―厚労省麻薬取締官―(新潮新書)

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    違法薬物の実態や歴史、流れがすごく理解できたし、市場規模に愕然とした。また、日本の市場規模や蔓延の実態にも驚愕した。

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    2020年07月23日
  • マトリ―厚労省麻薬取締官―(新潮新書)

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    薬物犯罪捜査と医療麻薬等のコントロールに特化した専門家的公務員であり、約300名の精鋭からなるおそらく世界最小の捜査機関である厚生労働省麻薬取締官、通称「マトリ」。本書は、その実質上の本部である関東信越厚生局麻薬取締部部長等を歴任した著者が、知られざるマトリの実像を紹介。日本の薬物犯罪を時系列で振り返りながら、それぞれの時代に麻薬取締官がどのような捜査を行ってきたのかを、著者の実体験からのエピソードを交えつつ解説している。
    日本の薬物犯罪がどのように変遷してきたのかや、麻薬取締官はどのような捜査をしているのかなどについて、普段薬物犯罪があったときの新聞報道くらいでしか知らなかったので、とても理

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    2020年07月18日
  • マトリ―厚労省麻薬取締官―(新潮新書)

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    厚生労働省管轄の麻薬取締官を40年間勤め上げられたとあって内容は今まで知らなかった事実がたくさん。
    麻薬との戦いが世間に知られることなく、でも確実に悪を駆逐するという意気込みで今日まで続けられていたことに敬服する。
    危険ドラッグ販売店を壊滅に追い込むための途中、法規制が厳しくなり中身が水のリキッドを売るようになった…のくだりで「詐欺まがい」と書かれてたのがジョーク効きすぎてて笑った。

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    2020年07月08日