ケン・ムーアのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
一般に非合理的活動とされてきた「家族経営=ファミリービジネス(FB)」ですが、これが経営の合理性とどう交叉し、特有の価値を生むのかということを記した本。FB関連の国産本は「実証的なようでいて脇が甘い」、対するこの本は「ふわっとしているようで視角が良い」という感想を持ちました。
ファミリー/オーナー/経営というスリーサークルモデルは当然として、この本はアーキテクチャ(制度・組織)/ガバナンス/アントレプレナーシップ/スチュワードシップの4項目でも切り分けています。特にスチュワードシップは目から鱗みたいな概念で、そういう家系にいない人間には認識しづらい盲点ではないでしょうか。
FB特有の