吉元由美のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
すごいよくあるタイプの恋愛小説なんだけど、
表現が素敵で、光景が目に浮かんで、
何度も読み返してしまいます。
主人公の曜子といとこ(といっても血の繋がりはない)の俊が
年月を経て再会して恋におちる。
そのなかで、大事なのに気持ちがうまく伝わらなかったり。
伝わらないままどんどん離れていってしまったり。
また、ずっと近くにいてくれた同級生男子には
距離が近すぎて恋愛感情を持てなかったり。
でも遠くにはいってほしくなかったり。
現実味ある、もどかしい感情の流れにひきつけられます。
というか、わたしにとってはこの本は、
いろいろいやなことがあって本から離れていたときに