渋沢秀雄のレビュー一覧

  • 父 渋沢栄一 新版

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    本書は渋沢栄一の四男として生まれ、父のそばで見てきた著者の視点で
    家庭の中での栄一翁の姿が別の伝記には無い新鮮で面白さがある。

    気になるケ所を箇条書きにメモをする。

    ①明治3年、アメリカに行った伊藤博文は会計事務を調査した結果、洋式簿記(複式簿記)という、お土産を持ち帰った。
    ここで、ネットで調べてみると、当時の江戸から明治にかけては、『大福帳』という
    得意先とのすべての売り買いを総括した帳簿が主であった。
    洋式簿記は現在の簿記で記入方法は難しいが、あらゆる取引と複数の会社との
    やり取りの流れを記することができる画期的な簿記だった。

    ②明治5年に富岡製紙場(現在世界遺産)を作った時の逸話

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    2021年03月07日
  • 父 渋沢栄一 新版

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    ネタバレ

    4つの時代を生き、現代日本の礎を築いた人の物語を子が本にした。
    青年時代は、あの徳川家光公に仕えたとは知らなかった。新選組のメンバーとも懇意だった。
    幕府側の人間で有ったため、新政府の要職には請われても付かなかったが、銀行を始め公共インフラの立ち上げに数々関わる。滅私奉公を地でいった人。強欲の三菱弥太郎と対局。
    何故これまで、華やかな表舞台に出てこなかったのだろう?

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    2019年12月04日