進士素丸のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
文豪たちの人間らしい逸話を集めたもの。
文豪の相関図を図で説明してくれるのが分かりやすくて良い。
尾崎紅葉、菊池寛あたりの相関図はわりとわかってなかったりしたので、面白かったです。
太宰とか中原中也などの無頼派や夏目漱石一門の話は有名なものも多い。
逸話は、泉鏡花の潔癖症が徹底していて面白かった。
あんぱんは焼いて食べ、手で触ったところは食べなかったとか、日本料理やにいっても手持ちの鍋で煮てしまうとか。
作品のイメージとも違わないし、なるほどな-と。
梶井基次郎の乱暴狼藉、暴れん坊なところと、作品は真逆。
繊細なメランコリックさが若いころは乱暴な感じででてしまっていたんですね。
あと -
Posted by ブクログ
あー、今と比べてなんて自由でおおらかな時代だったんだろう!
破天荒を面白がってくれる人がいて、間違いを許してくれる人がいて。
世界が広い。日常に流れる空気感が広々してる。
貧乏も病気も今よりもっとシビアで、自由より義務や常識が勝つ時代だったかもしれないけど、それだけに同好の士の絆は強い?!世間が味方じゃなくても、お天道様は見てくれてる、そんな感じ。
分かりづらいか。
ひとつ言えるのは、彼らが自然に名作を生んだのではないということ。自由奔放に振る舞いながらも、本はアホほど読んでるし書くための努力はする。
悪意で人を裏切らないし、友人となればそれこそ家を売ってでも援助を惜しまない。
エピソード -
Posted by ブクログ
どんなに美しい文章を書こうが、どんなに心を打つ作品を書こうが、どんなに刺激的な作品を書こうが、そして文豪と呼ばれようが、所詮人間。今ならコンプラぶっ飛ばして炎上間違い無しのクズなんだろうけど、このクズっぷりが名作を残している訳ですから、無から有を生み出す天才には新聞社・週刊誌等は生暖かく見守って自由にやらせてあげて下さいって誰の事だよと一人突っ込む素敵なエピソード集。直ぐ読めますよー
『檸檬』の梶井基次郎さん、「俺に童貞捨てさせろ!」って街中で叫ぶのをやめて差し上げて下さい・・・・でも、個人的には親近感を持ちましたので『檸檬』再読しますね^^
そして菊池寛には漢を見た。奴はすごいよ。。。