國廣正のレビュー一覧

  • 企業不祥事を防ぐ

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    不祥事が起こるたびにコンプライアンス強化が叫ばれ、対策も打たれるが再発防止に役立っていない。何故なのか?日弁連の第三者委員会ガイドラインを作った著者が考察する。ちなみにこの第三者委員会の評価委員会があることを本書で初めて知ってネットで興味深く読んだ。
    久保利弁護士や著者らが舌鋒鋭くダメな第三者委員会を評価していて非常に示唆に富む。
    本書に戻って、コンプライアンスの仕組みがワークせずに企業不祥事が再発するのは、再発防止のための余りに詳細なチェックリストによって現場が疲弊し結果としてコンプライアンス施策への「やらされ感」から形骸化するからだという。ならばどうすべきか?について、例えば企業トップが宣

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    2025年06月15日
  • 企業不祥事を防ぐ

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    びっくりするくらいの、驚きの名著!
    弁護士の著書ということで無味乾燥で四角四面の教科書的な内容かと思いきや、これが真逆。ここまで日本の組織…日本企業の現場の状況、実際の行動原理を踏まえた"血の通った"リスクマネジメント論、ガバナンス論もないと思われます。
    広く一般向けの本ではないですが、企業でその領域の業務を担当している日本人の必読書ですね、これは。

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    2024年06月21日
  • 企業不祥事を防ぐ

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    弁護士として胸熱な1冊でした。
    細かい法律知識ではなく弁護士としての感性(正義感・バランス感覚・スピリット)をきちんと仕事にしている。ひとつのロールモデルである。

    ものがたり(ストーリー)のあるコンプライアンス
    ※楠木健『ストーリーとしての競争戦略-優れた戦略の条件』

    「赤信号みんなで渡れば怖くない」

    性善説/性悪説ではなく性弱説

    安全の「制度的保障」
    制度に抜け穴ができると,制度全体の信用性を失わせる。データの流用や偽装は安全を確保するための制度に対する信頼性を根本から突き崩す。

    日本企業は属人的な摺り合わせ型の発想から脱却できず,客観的データによる「見える化」をベースにした品質保

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    2023年01月06日
  • 企業不祥事を防ぐ

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    最後の『企業不祥事を防ぐにはお仕着せの規則や制度ではなく、一人一人の働く意識しかない』という最後の言葉が印象的で、過去に実際に起きた不祥事や実例もとても面白かった。

    コンプライアンスというと当然守らなければいけないものだが、形骸化したり「ごまかしの不正」のように明確な意思なくリスクを犯してしまうような事例が度々報道される。

    日本独特の文化や空気感に流されたり、過度な規則や制度で形骸化してしまい、自分でも気が付かないうちにレピュテーション・リスクを犯してしまうことのないように、コンプライアンスに対する意識を変えていかなければいけないと感じた。

    山一證券を題材にした「しんがり」は読んでみたい

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    2022年09月17日
  • 企業不祥事を防ぐ

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    世の中のコンプライアンス論を一掃する「現実感」と「希望」
    日頃聞く法律家の論とは全く違う、人間の血の通った法社会論 
    さすが著名弁護士 ヒトの動機 ①正義 ②カネ
    日本の組織は責任者不在 
    同質性と空気(無責任の体系東大政治学者)
    決断に基づく悪事より性質が悪い→反省なしヒトラーと太平洋戦争
    コンプラ疲れ コンプラのためのコンプラ 
    広く世のためヒトのための仕組み化
    危機管理には「決断する胆力」70点でも決断を優先 不作為は✕
    ←ダメなのは①隠蔽②都合の良い情報③不決断

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    2022年02月23日
  • 企業不祥事を防ぐ

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    日本において、先ずは同調圧力が無くならない限り、企業不祥事は無くならないのだろうなと本を読んで感じた。

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    2021年03月21日
  • 企業不祥事を防ぐ

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    この本の最後に書かれていた「企業不祥事を防ぐには一人ひとりの働く意識しかない」という言葉が心に残った。企業は他種多様な外部のステークホルダーに囲まれた存在で、企業価値はレピュテーションの集積で形成されている。だからこそ、働く一人ひとりが倫理観を持ち、その総和として誠実な組織を創り上げることが大切なんだと思う。

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    2021年06月26日
  • 企業不祥事を防ぐ

    購入済み

    品質不正だけではなく

    品質不正についての本を探していたが、本書は前半だけで、どちらかというとコンプライアンス、企業のありかた、等を弁護士目線で説明されている内容でした。
    著者の経歴を見るべきでした。
    第三者委員会等の設置を考えている人にはお勧め鴨

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    2021年12月11日