ISAKAのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレあらすじ
「人一倍まじめに働き、能力も低くないはずなのに、なぜか職場で評価されず成果も出ない」という「残念な人」の共通点をコミック形式で浮き彫りにした仕事術指南書。著者は、残念な結果を招く原因は能力ややる気の不足ではなく、日常の些細な「思考と行動の習慣のズレ」にあると説く。「指示の意味を勝手に解釈して暴走する」「途中で相談せず締め切り直前に未完成品を出す」「自己満足の凝った資料作りに没頭する」など、本人は良かれと思ってやっている無駄な努力を痛烈に言語化。目的と前提のすり合わせ、中間報告による軌道修正、相手の判断や作業の負荷を先回りして減らす基本動作など、真に「仕事ができる人」へ脱皮するための実践的アプローチを明快に描き出す。
所感・深掘り
「本人の真面目さや熱意が、やり方を誤るだけで関わる相手への大きな負担に化けてしまう」という冷徹な真理を突きつけられ、日々の業務の進め方や周囲との連携を深く省みさせられる名著だった。
特に深く腑に落ちたのは、「自分基準の完璧を目指すあまり、相手とのすり合わせを怠ることが最大の損失を生む」という指摘だ。成果が出ない人は、相手が何を求めているのかという目的の確認を曖昧にしたまま抱え込み、締め切り間際に的外れなものを出して周囲を振り回してしまう。仕事は自己満足の作品づくりではなく、他者や組織の課題を解決する利他の行為である。「30%の段階で一度壁打ちをする」「言葉の定義を揃えて目的を確認する」といった中間の一手間を惜しまないことこそが、相手の修正コストや不安を取り除く最大の配慮なのだと痛感した。
また、この「残念な習慣」の数々は、個人の問題にとどまらず、組織を率いる指導者自身の振る舞いにもそのまま当てはまる。明確な完了基準を示さずに仕事を任せたり、独りよがりのやり方を押し付けたりしていては、組織全体が空回りしてしまう。相手が迷わず自走できるよう、前提を揃え、事実ベースで事実と意見を切り分けながら指示や対話を重ねること。自らの基本動作を厳しく律し、関わるメンバーの認知的負荷を徹底して削ぎ落とす黒子の姿勢こそが、チームに確かな推進力と信頼をもたらすのだと確信させられた。
自己満足の頑張りを捨て、目的と前提を揃え、相手の負荷を減らす報連相を愚直に徹底すること。
一生懸命働いているのに手応えが得られず悩んでいる人はもちろん、自らの仕事の型を客観的に総点検し、関わるすべての人から「安心して任せられる」と揺るぎない信頼を寄せられるリーダーを目指す大人にとって、痛快な気づきを与えてくれる行動の教科書だ。 -
ネタバレ 無料版購入済み
ありがち過ぎるオヤジさん
まぁ社会がどう変化し、自分たちがどれだけズレているのかとか、比較検証する能力がない輩の典型でした。同調圧力しかないんで、確かに自分で考え、自分の足で立とうとすると、苦労は続くでしょうね。
登場人物への共感のさせ方が上手いです。 -
ネタバレ 無料版購入済み
身に刺さりそうな言葉
現実にウンザリしそう、というのには共感しかないです。時間がだいぶ前で止まっているというか。ただ、周囲を見下しても、とも思いますので、黙っています。
-
ネタバレ 無料版購入済み
ちょっと刺さりそうな
閉鎖的な地域社会、世間しかない狭いところは確かに息が詰まるでしょうね。冒頭に出てきていたようなつまらない日本のオッサン、幾らでもいるでしょうし。
主人公、ちょっと攻撃的といえばそうなのでしょうね。金髪にしてカラーコンタクトをした娘さんの言うこともよく分かります。 -
購入済み
今風だよね・・・。
昔に比べると、こういう女性が増えてきてるよね。
いいと思うけど。
むしろ、「女は結婚して、子を産むのが仕事」みたいな1巻のおやじの方に蹴りを入れたい。
逆に「主夫」だってありだとおもう。これを軽蔑する女性にも蹴り!!
いいじゃない、適材適所で。 -
購入済み
都会・未婚、田舎・既婚
38歳。
片方は東京の大企業でキャリアを積んだ未婚女性、もう片方は田舎に残り高校生の娘がいる専業主婦。
どちらの女性も自分でその道を選んだはずなのに、幸せで充実した人生を歩んでいる描写は無し。
「既婚か未婚か」「働くか家にこもるか」「都会に出るか田舎に留まるか」妙齢の女性が抱える、己の現実と、遠い学生時代に仲良しだった子との比較。
都会・未婚女性が都会を捨てて田舎に戻ったら、田舎・既婚のかつての友人と再会してしまう。そこから始まる物語。話に流れるギスギスした雰囲気が、ふたりとも不幸せなんだなと感じさせます。