あらすじ
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頑張ってるのに結果が出ない…。あなたは、もしかして「残念な人」かもしれません。
ベストセラー書『残念な人の仕事の習慣』をアップデートして、コミカライズ。登場人物の成長に共感しながら、AIでは代わることのできない創造的な仕事の仕方が身につきます。自分の中に面白さを見出す、本当の「働き方改革」はここにある!
〈物語〉
オフィス家具メーカー入社6年にしてチーフに昇格した「デキる女」音羽希(おとわのぞみ)。「指示待ち社員」英一郎(はなぶさいちろう)との凸凹コンビで新興メーカーへの大型プレゼンに挑む!
〈目次〉
第1章 残念な人は前提条件で間違える
コミック 「残念な後輩くん」
解 説・「来た球を打っただけ」は本当か
・残念な人は、前提条件で間違える
第2章 勉強は、お金を「もらって」するもの
コミック 「損してトク取れ」
解 説・「朝食無料サービス」で利益が増えたゴルフ場
・「忙しいから人を増やす」は何も解決しない
・「リスクマネジメント」こそが利益
第3章 プレゼンテーションの落とし穴
コミック 「WHO・WHAT・HOW?」
解 説・「どう思う?」と質問する残念な人
・相手に「いえいえ」と言わせるな
・マネジメントクラスと付き合う力量
第4章 残念なメールは金曜夜にやってくる
コミック 「残念な上司?」
解 説・ダメ上司ほど「帰り際」の部下を呼びとめる
・残念な人には「たとえば」がない
第5章 携帯電話に月1万円払い、100円の卵で悩む習慣
コミック 「能率の定義と方程式」
解 説・他業種の仕組みを盗む「ベンチマーキング」の習慣
・普段、払い慣れていないものは「高い」と感じる
第6章 それでも、仕事を楽しむ
コミック 「明日へ…!」
解 説・自分の仕事の中に面白さを見出す
・「1年前と同じ仕事」をしている残念な習慣"
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
あらすじ
「人一倍まじめに働き、能力も低くないはずなのに、なぜか職場で評価されず成果も出ない」という「残念な人」の共通点をコミック形式で浮き彫りにした仕事術指南書。著者は、残念な結果を招く原因は能力ややる気の不足ではなく、日常の些細な「思考と行動の習慣のズレ」にあると説く。「指示の意味を勝手に解釈して暴走する」「途中で相談せず締め切り直前に未完成品を出す」「自己満足の凝った資料作りに没頭する」など、本人は良かれと思ってやっている無駄な努力を痛烈に言語化。目的と前提のすり合わせ、中間報告による軌道修正、相手の判断や作業の負荷を先回りして減らす基本動作など、真に「仕事ができる人」へ脱皮するための実践的アプローチを明快に描き出す。
所感・深掘り
「本人の真面目さや熱意が、やり方を誤るだけで関わる相手への大きな負担に化けてしまう」という冷徹な真理を突きつけられ、日々の業務の進め方や周囲との連携を深く省みさせられる名著だった。
特に深く腑に落ちたのは、「自分基準の完璧を目指すあまり、相手とのすり合わせを怠ることが最大の損失を生む」という指摘だ。成果が出ない人は、相手が何を求めているのかという目的の確認を曖昧にしたまま抱え込み、締め切り間際に的外れなものを出して周囲を振り回してしまう。仕事は自己満足の作品づくりではなく、他者や組織の課題を解決する利他の行為である。「30%の段階で一度壁打ちをする」「言葉の定義を揃えて目的を確認する」といった中間の一手間を惜しまないことこそが、相手の修正コストや不安を取り除く最大の配慮なのだと痛感した。
また、この「残念な習慣」の数々は、個人の問題にとどまらず、組織を率いる指導者自身の振る舞いにもそのまま当てはまる。明確な完了基準を示さずに仕事を任せたり、独りよがりのやり方を押し付けたりしていては、組織全体が空回りしてしまう。相手が迷わず自走できるよう、前提を揃え、事実ベースで事実と意見を切り分けながら指示や対話を重ねること。自らの基本動作を厳しく律し、関わるメンバーの認知的負荷を徹底して削ぎ落とす黒子の姿勢こそが、チームに確かな推進力と信頼をもたらすのだと確信させられた。
自己満足の頑張りを捨て、目的と前提を揃え、相手の負荷を減らす報連相を愚直に徹底すること。
一生懸命働いているのに手応えが得られず悩んでいる人はもちろん、自らの仕事の型を客観的に総点検し、関わるすべての人から「安心して任せられる」と揺るぎない信頼を寄せられるリーダーを目指す大人にとって、痛快な気づきを与えてくれる行動の教科書だ。