堤沙織のレビュー一覧
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暫定CEOとしてジョブズが復帰したApple、iMacのヒットなど復活の兆しはあったが、山のような在庫を抱えたり、自社工場の運営管理などオペレーションの課題は山積みだった。
その課題に対して適切な人材を探す中でティムクックが浮上。当初は断っていたが、ジョブズと会ってみたいと面談。対話の中で実は2人が同じビジョンを持つことがわかる。
順調なキャリアを積んでいたティムクックが当時のAppleに移ることは側から見ると大きなリスクだったが、ジョブズとの仕事に大きな魅力を感じ移籍。
製造の外部委託やオペレーションの最適化で在庫を大幅圧縮などを指揮、現在の世界最強企業へ昇華させた。
人間性には問題(それ -
Posted by ブクログ
ティム・クックを語る本なのにティム・クック本人の特別な発言やプライベートな部分がほぼみられない。逆にそこがプライベートとApple CEOとをしっかり切り分けている?クックの人柄が分かる部分なのかもしれない。
1番の驚きはゲイであること。フォーチュン500社のCEOでLGBTQを認めて公表したのはクックが初だとか。ゲイであることがAppleがスティーブ・ジョブズ亡き後に多様性重視の姿勢やプライバシーの保護にこだわる一つの要因だと感じる。
天才で独善的でアーティスティックな印象のあるスティーブ・ジョブズの後のCEOが、ロジスティックやサプライチェーン畑のクックであるというのも不思議なものだ。 -
Posted by ブクログ
著者はアップルの最高デザイン責任者を紹介する「ジョナサン・アイブ」も書いてるようなので、書いてあること全て鵜呑みというわけにはいきませんが、様々な証言(アップルにとってよくない反対意見)なども載せていて、アップルという企業の内情を知ることができる本だと思います。
ゼネラリスト型で大局的な人物だからこそジョブズも重宝し、アップルの将来を考えて後任にしたのかもしれません。ティム・クックがどういう人物で、ジョブズの死前後からアップルがどういう困難に立ち向かったのかがわかるという意味で貴重な一冊だと思います。
なぜアップルがジョブズの死後これだけ株価が上昇したのかについても理解できます。 -
Posted by ブクログ
ネタバレflyer要約
一言で言うと、
オペレーションの天才であること
ジョブスのマネをしないマネジメントに徹したこと
所感
自己認識能力が高く、自分自身のマネジメントに徹したこと。ブレないのは、経験からの自信であり、重要なのは結果の積み重ねと結果に対する分析によるものだろう。
経営者としてオペレーション全般を理解した上で、
戦略戦術の立案実行が可能になる。
従って経営者としてのリーダーシップを発揮するならば、
オペレーションの切り口から生産から財務まで、
つまりどのようにお金が生まれるのか?(インプットからアウトプットまでの流れ)ということ理解する必要がある。
#アップル
#ティム・クック