スチュアート・タートンのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
☆3.5くらい
設定の面白さ、ミステリ物語としての緻密な構成は素晴らしい。だがそれを損なわせているのが文章。翻訳か原文か、どちらかがとにかくこちらの理解を曖昧なものにしてくる。するすると読めるとは言い難い。人物も多くて覚えきれず、それも分かりにくさに一役買った。誰?と思いながら読むことが何度も。
ただそれでもサスペンスじみた構成力には脱帽だ。タイムループものは混乱して然るべきとも言えるし、整理しながら読めば傍観者ではなく探偵として没入し、もっと楽しめただろう。
いやそれにしても久しぶりにミステリでここまで主人公に寄って物語を読めた。大抵探偵役には早く推理聞かせてくれないかな、と思っているところがあるのだが、今回は真相を解き明かすのを応援しながら読んだ。長めの物語なうえ読みにくさがあったとはいえ、よい読書だった。 -
Posted by ブクログ
今時流行りのループ系小説と言って良いのかはわからないけれどもループして同じ日を繰り返し、事件を解決するお話。面白いのが、一日が終わると違う宿主として目覚め、その宿主の性格や元々持っている判断力、思考力や人格に左右されるところ。期限は7日間で、傍観している人曰く、相当数繰り返しているらしい辺り、傍観者というか観察者も大変そう…
ミステリーとしては面白いんだけど、この舞台設計を作ったというSF的な仕組みはちょっと読み終わっても「ん?」という感じ。繰り返す度に毎回注意喚起に行くのは大変そうだし、そこも踏まえて過去の自分が行った行為は7日分は更新されるんだろうか?なんかややこしい。そして、この場合モブのような他の人物達はすべてAIが管理しているのであれば、そもそもその中から犯人を見つけ出すのは難しくない?動機づけしてない人格が勝手に動くのかな?でもそもそもAIが動かしているとしたら、ナマの人間を投入しなくても事件そのものはこの世界を走らせている機械がすべて丸っとオミトオシなんじゃないだろうか?
まぁメタ的なことは置いておくとすると、なかなか面白かったです。お前だったのかよ!みたいなところも含めて。