柴野理奈子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ニュース番組にて紹介されていたため購入。
まさか自分の持病に関する児童書が発売されるとは思ってもみなかったが、子供たちが手に取れる形でこの本が存在することは、非常に大きな一歩であると感じている。
当事者として読み進めるにはなかなか勇気が必要なほど、症状や周囲の反応などの描写がリアルであり、病気について知らない子供たちでも十分に理解できるような内容だった。
またトゥレット症以外の事柄でも、「知らない」ことで他人を傷つけてはいないか、自分自身を振り返る良い機会となった。
著者の柴野理奈子氏へ感謝すると共に、トゥレット症を抱える子供をはじめ、この本が一人でも多くの方の目に留まることを切に願っている。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「スープ屋」と言われるとどうしても先行作品が脳内をよぎったのだが、こちらは日常ミステリではなく、スープ屋まにまにと縁のある(縁のできた)人たちの日々を二つの視点から描いた物語。
その話の主人公が対の話ではサブキャラとなり、違った視点から見ることでこれまでの話や価値観まで上書きされる感じ。
最初は嫌味だなと思っていたキャラが実は思いもしなかった実情を抱えていて見方や印象が変わることも。
凝り固まった視点だけで判断してはいけないなと、しみじみと思い知らされた。
そんなスープ屋の店長の事情は最終話で判明。
それまでの話に登場したキャラの実情とは段違いに重くて驚いたが、だからこそあのような癒しのスー -
Posted by ブクログ
ネタバレ一つのエピソードに対して二つの視点から描かれるのは前作と同じ。
後日談になっていることもあるので、必ずしも全く同じ時間軸を辿る話ではないけれども。
また今回は、前のエピソードの件が、後から全く別のエピソードから明かされることもあって、いやあ世間は狭いと思った。
それでいて、どうしても先に出てきた視点の人物の方に感情移入、もしくは肩入れしてしまうので、後から出てきた人の肩を持ちにくいというのは、前作と同じ印象。
これは、自分の読み方の問題であって、作風の問題ではない。
でもなあ、特に男性陣は、しっかりしてくれよと思うことが多くて。
努力を全くしない人。
諦めた人。
そんな人が多かったから余計に。