朝比奈なをのレビュー一覧
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奨学金の返済が出来ない人が増えている事から教育問題に興味が出てこの本と出会った。
教育困難校の実態、Fラン大学へ行く層はどういった層なのか具体的な事例や実際にそこで働く人の声が多く参考になった。
小学校中学校で基礎教育を理解出来なかった人達を高校や大学で教育しようとするのはかなり無駄が多いなと感じた...続きを読むPosted by ブクログ -
一昔前にSNSで話題になった、プロゲーマー養成専門学校のことを読んでいて思い出した。そのインタビューに答えた学生曰く、母子家庭で育ったのでプロゲーマーとして稼いで母親を楽にさせてあげたい、というのである。
当然ながらプロゲーマーという職業は専門学校を出たからなれるものではないし、稼げるのはほんの一握...続きを読むPosted by ブクログ -
高校卒業後の進路、という観点から、高校生の困難や支援について考察されています。
就職の仕組みや課題、専門学校のこと、大学のことなど今まで知らなかったことを知ることができ、参考になりました。
子どもが高校を選ぶくらいの時点でこの本で紹介されている知識を得ていると、その先の見通しの持ち方が変わってく...続きを読むPosted by ブクログ -
この手の本を読むと
大体は「え、これはちょっと…」とつっこみたくなることが
必ずと言っていいほど出てくるのだが、
今回は最終結論の理想が叶うのかということ以外はほぼ同意だった。
悲しいけれど、通う大学が将来の道を決めているのは間違いなく、
その起点は高校、中学、小学校…と遡っていく。
だから『幼児...続きを読むPosted by ブクログ -
まずは気になった箇所から。
P119 「お金を気にすることなく仕事に集中できるのに、基礎学力もなく仕事が出来ない生徒を量産し、地元の企業に就職させる。地元企業はその子たちにお金を払って仕事を教えている」商工会の方の高校への印象。
p 123 最近注目されているヤングケアラーに対しても「親の面倒を見る...続きを読むPosted by ブクログ -
<目次>
第1章 進学した高校で人生が決まる
第2章 なぜ学力が低迷したのか
第3章 就職の問題点
第4章 高卒就職生を受け入れる企業の立場から
第5章 専門学校進学の問題点
第6章 「玉石混交」の専門学校~職員の立場から
第7章 大学進学の問題点
第8章 「教育困難大学」の実相~長...続きを読むPosted by ブクログ -
すぐに読みやすい。岩波新書等とは異なり、大半が教員への
インタビューである。小学校時代から教員を目指した時期、教員採用試験、現在の仕事など、個人の履歴をインタビューから丹念に追っておるので、教員になりたい学生にとっては最良の書であろう。Posted by ブクログ -
教員という仕事のブラックさがよく描かれている。
最近の教員は忙しく、保護者の学校への要求はエスカレートしている、日本の教育界に未来はあるのか、暗澹たる気持ちになった。Posted by ブクログ -
業務を減らすヒントが書かれているかな?と思ったけど、すぐ実践できるようなものはなく…
筆者も終わりに述べているように、現状を知ってもらうことが目的の一冊でした。
「ムラ社会」のようになっている教員集団や、「教育的愛情」を履き違えている教員たちは確かに大勢いますね…
褒める教育によって根拠のない強い...続きを読むPosted by ブクログ -
元高校教員が記述した文には重みがあった。
子供達と向き合う時間が少なくなり
教員達は大人との付き合い方を忘れたような気がする。
現実と対比してもさほど違和感がないのは、私自身も同じことを感じてるからだと思う。
もう一度、足下を確認していかなければ。Posted by ブクログ -
<目次>
第1章 問題山積みの教員の世界
第2章 悲鳴をあげる心と身体
第3章 不信が出発点の「教員改革」
第4章 「求める教員」像とは
第5章 教員のリアル~5人のインタビュー
第6章 傍らにいる人の教員観
第7章 教員・学校の将来のために
<内容>
元教員による取材報告。学校に寄...続きを読むPosted by ブクログ