朝比奈なをのレビュー一覧

  • ルポ 教育困難校

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    #ルポ教育困難校
    #朝日新書
    #朝比奈なを
    その通りだと思った。自己責任論で片付けてはいけないのだ。資金と人を投入して枠組みを変え、どんな子どもも自分に合った教育が受けられるようにしなければ。それこそが公教育なのだ。
    主に高校のことが語られているが、学力的にも家庭的にもごちゃ混ぜになっている小中学校はもっと大変な状況であることは予想がつく。
    日本の公教育はどこへ向かうのか。

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    2024年06月07日
  • 進路格差 〈つまずく生徒〉の困難と支援に向き合う

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    奨学金の返済が出来ない人が増えている事から教育問題に興味が出てこの本と出会った。
    教育困難校の実態、Fラン大学へ行く層はどういった層なのか具体的な事例や実際にそこで働く人の声が多く参考になった。
    小学校中学校で基礎教育を理解出来なかった人達を高校や大学で教育しようとするのはかなり無駄が多いなと感じた。つまづいた時に拾い上げるシステムが公の教育現場にあれば良いのだが難しいのだろう。本来は個別にレベルに合わせた教育を受ける機会があれば良いのになと思う。
    少子化が進んでいるため1人1人の可能性を伸ばす必要があり、これからも教育現場への期待は高まる一方だと感じる。必要な場所に必要な援助がある事を願って

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    2024年04月01日
  • 進路格差 〈つまずく生徒〉の困難と支援に向き合う

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    一昔前にSNSで話題になった、プロゲーマー養成専門学校のことを読んでいて思い出した。そのインタビューに答えた学生曰く、母子家庭で育ったのでプロゲーマーとして稼いで母親を楽にさせてあげたい、というのである。
    当然ながらプロゲーマーという職業は専門学校を出たからなれるものではないし、稼げるのはほんの一握りの天才だけだ。それにもかかわらずなぜ彼はそんなところに迷い込んでしまったのか。この本にはそんな専門学校の闇と、それにとどまらない進路格差の闇が書かれている。
    食いっぱぐれないイメージとは裏腹に夢を売って利益を上げる悪質な専門学校や、大卒就活とはまるで違う高卒就活のリアル。教育困難大学の存在は、大学

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    2023年02月21日
  • 教員という仕事 なぜ「ブラック化」したのか

    購入済み

    教師とは

    今こそ、教師だけでなく
    全員が連携して教育していく時代

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    2020年12月07日
  • ルポ 教育困難校

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    しっかりと現場を観察してあると思う。
    本書に書かれている様な、教育現場は実際にある。自分もいろいろな現場で経験したからよくわかる。
    ただ気になるのは、教育困難校の教員も生徒たちの将来を見据えて、汗をかき努力をしている人が大半であり、何とかやり過ごそうとしている人は少ないというのがあまり見えない点だ(私の県だけかもしれないとは、思いたくない)。
    本書は、教員ではなく、教育に携わっていない方に現状をしってもらうという点ではよくできた著書だと思う。

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    2019年10月25日
  • ルポ 教育困難校

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    ■内閣府が行った「平成30年度青少年のインターネット利用環境実態調査調査結果(速歩)」によれば,2018年度の高校生のスマホ所有率は97.5%で前年同調査より0.4%増加している。
    ・利用内容はコミュニケーション89.9%,動画視聴85.2%,音楽試聴78.8%,ゲーム71.5%
    ■日本自動車教育振興財団の調査では高校生の関心事のトップ5は音楽,ゲーム,マンガ・雑誌,ファッション,SNS・インターネットで特に上位3つは60%近い回答。
    ・これらに興味を持つのは学力層に関係なくすべての高校生に認められる
    ■「進学校」や「中堅校」に通う生徒は多彩な体験を通じてスマホやゲーム以外の楽しみがあることを

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    2019年09月29日
  • ルポ 教育困難校

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    現在、私自身筆者の定義する「教育困難校」で勤務しています。
    読んでて、ほんとに共感しまくり。
    この書物で書かれている事例、ほとんど似たような経験しました。
    これは中にいた人しか書けない文章です。だから、多くの人に読んでもらい、現状を知ってもらいたいと思います。

    これ読んだら教員なるのやめよって思う人がいるかもしれません。でも、何も知らないで教員になって、無気力に仕事されたり辞められたりしたら、生徒にとって不利益になるだけです。だから「教育困難校」に赴任が決まったら、是非読んで考えてもらいたいです。

    ……といっても、私自身教員になる前に、「教育困難校」で働くことを深くイメージしていたわけでは

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    2019年08月13日
  • ルポ 教育困難校

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    私は中堅校、娘と妻が教育困難校、もう一人の娘は進学校です。教育困難校を扱った前著が良かったため、本書も買い求め、一気に読みました。

    貧困の問題はよく扱われるようになりましたが、それを高校という舞台で、地を這うように共感を持って迫っています。

    前著と比べての情報の精緻化、統計的裏付け、豊富なエピソードの紹介など読み応えがあります。

    幼児教育の無償化、高等教育の無償化、私立高校の実質無償化を手放しで喜べない側面を感じられたのは大きな収穫です。

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    2019年08月03日
  • ルポ 教育困難校

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    良書。星4つにしようか悩んだが、こういう具体的で、わりと現実的な本が、新書という形で刊行されていることの意義を強調する意味で星5。ぜひ、教育関係の方々には読んでほしい。ぼくら、こういう現場で働いているのです。

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    2019年07月20日
  • 進路格差 〈つまずく生徒〉の困難と支援に向き合う

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    高校卒業後の進路、という観点から、高校生の困難や支援について考察されています。

    就職の仕組みや課題、専門学校のこと、大学のことなど今まで知らなかったことを知ることができ、参考になりました。

    子どもが高校を選ぶくらいの時点でこの本で紹介されている知識を得ていると、その先の見通しの持ち方が変わってくるのではと思いました。

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    2023年05月15日
  • 進路格差 〈つまずく生徒〉の困難と支援に向き合う

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    この手の本を読むと
    大体は「え、これはちょっと…」とつっこみたくなることが
    必ずと言っていいほど出てくるのだが、
    今回は最終結論の理想が叶うのかということ以外はほぼ同意だった。

    悲しいけれど、通う大学が将来の道を決めているのは間違いなく、
    その起点は高校、中学、小学校…と遡っていく。
    だから『幼児教育』『お受験』などが過熱している世の中なのだろう。
    少し前にドラマ化された2月の勝者なんかもまさに。

    これに関しては思うところがあって、
    お金をかけて、苦労していい大学に入って良い就職ができればまだよし、
    しかし中にはどれだけ費用投入(この言い方は正しくないかもしれないが)しても
    到底回収できそ

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    2023年04月07日
  • 進路格差 〈つまずく生徒〉の困難と支援に向き合う

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    ネタバレ

    まずは気になった箇所から。
    P119 「お金を気にすることなく仕事に集中できるのに、基礎学力もなく仕事が出来ない生徒を量産し、地元の企業に就職させる。地元企業はその子たちにお金を払って仕事を教えている」商工会の方の高校への印象。
    p 123 最近注目されているヤングケアラーに対しても「親の面倒を見るな、それは親と社会の責任だ」「親の問題を子どもから切り離し、子どもは子どもの人生を歩めるように支援することが社会の共通認識になるときが今後くる」のか?
    p201 ①大学に入ったのは就職に有利、みんなが行く②余計なことはしない、成績はギリギリでOK③④話を聞く、書くことが嫌い⑤学力を伸ばす気はない⑥社

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    2023年02月10日
  • 進路格差 〈つまずく生徒〉の困難と支援に向き合う

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    <目次>
    第1章  進学した高校で人生が決まる
    第2章  なぜ学力が低迷したのか
    第3章  就職の問題点
    第4章  高卒就職生を受け入れる企業の立場から
    第5章  専門学校進学の問題点
    第6章  「玉石混交」の専門学校~職員の立場から
    第7章  大学進学の問題点
    第8章  「教育困難大学」の実相~長く教えて思うこと
    第9章  新路格差を解消するには

    <内容>
    高校現場から大学講師などを経て、進路指導をテーマにさまざまな問題点の指摘や提案をしている著者。高校生をベースに、高校内部、進路先として、企業、専門学校(これをここまで書いている人は珍しい)、大学としっかりと取材をしてまとめている。現状の

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    2022年12月08日
  • 教員という仕事 なぜ「ブラック化」したのか

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    すぐに読みやすい。岩波新書等とは異なり、大半が教員への
    インタビューである。小学校時代から教員を目指した時期、教員採用試験、現在の仕事など、個人の履歴をインタビューから丹念に追っておるので、教員になりたい学生にとっては最良の書であろう。

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    2022年08月14日
  • 教員という仕事 なぜ「ブラック化」したのか

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    教員という仕事のブラックさがよく描かれている。
    最近の教員は忙しく、保護者の学校への要求はエスカレートしている、日本の教育界に未来はあるのか、暗澹たる気持ちになった。

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    2021年06月02日
  • 教員という仕事 なぜ「ブラック化」したのか

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    ネタバレ

    業務を減らすヒントが書かれているかな?と思ったけど、すぐ実践できるようなものはなく…
    筆者も終わりに述べているように、現状を知ってもらうことが目的の一冊でした。

    「ムラ社会」のようになっている教員集団や、「教育的愛情」を履き違えている教員たちは確かに大勢いますね…
    褒める教育によって根拠のない強い自己肯定感を持つ若手教員も増えてきたように感じていました。
    それに悩んでいるのはわたしだけじゃないんだな、同じように感じている人もいるのかと知れただけでも、読んでいて嬉しかったです。

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    2021年03月20日
  • ルポ 教育困難校

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    朝日新書の新刊欄から発見。

    日本のメリトクラシーが凝縮された高校入試の結果、その環境に適応できなかった生徒が進学する「教育困難校」。本書はその現状をまとめた本である。

    ・教育困難校の内実がどのようなものなのか詳細な記述が現実感を加速させる
    ・生徒の類型化も面白い①荒れたヤンキータイプ、②コミュニケーションや学習能力に困難さがあるタイプ、③不登校を経験したタイプ、④外国にルーツを持つタイプ、⑤不本意入学をしてきたタイプ
    ・これからわかるように困難校の生徒はただ勉強ができなかったから、努力が足りないから入学したのではなく、本来の特性で発達障害やコミュニケーション障害を持っている子が多い
    ・これ

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    2021年01月08日
  • 教員という仕事 なぜ「ブラック化」したのか

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    元高校教員が記述した文には重みがあった。

    子供達と向き合う時間が少なくなり
    教員達は大人との付き合い方を忘れたような気がする。

    現実と対比してもさほど違和感がないのは、私自身も同じことを感じてるからだと思う。

    もう一度、足下を確認していかなければ。

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    2021年01月04日
  • 教員という仕事 なぜ「ブラック化」したのか

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    ネタバレ

    <目次>
    第1章  問題山積みの教員の世界
    第2章  悲鳴をあげる心と身体
    第3章  不信が出発点の「教員改革」
    第4章  「求める教員」像とは
    第5章  教員のリアル~5人のインタビュー
    第6章  傍らにいる人の教員観
    第7章  教員・学校の将来のために

    <内容>
    元教員による取材報告。学校に寄り添った内容。学校世界を知らない人に、その実態を教えてくれる。インタビューも年齢構成などの配慮が感じられる。改革案も示されるが、施策の問題(政府の感覚が現場と乖離している。本の中で「本音では、上からの指示に従い自分で考えずに物言わぬ人材を育成したいと考える誰かが「教育改革」に介入しているのではないか

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    2020年12月10日
  • ルポ 教育困難校

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    読後感の重い話ではあるが、多少なりとも教育困難校の生徒と接することのある身として深く納得できる話だった。

    読んでみての感想は思ったより酷くない。生徒も教員も了解可能な苦しみであり、解決が不可能な課題には思えない。しかし、現実それをするための人と資金が不足している。その背景には社会の侮蔑と無関心がある。本当にその通りだと思った。

    教育困難校に通うとされる彼らは純粋で、人間としての魅力に溢れている。それが中高段階での挫折を経て人生を諦めてしまう。こんなに悲しいことはないと感じてきた。
    多くの人が本書を読んで、偏見も無関心も取り去ってくれることを祈るばかりだ。

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    2020年03月18日