ルポ 教育困難校

ルポ 教育困難校

小説・文芸
869円 (税込)

4pt

授業崩壊が進む「教育困難校」は学力、貧困、教育行政、新自由主義経済などの問題が重層的に絡む、現代日本の縮図だ。教師でもある著者自身の体験、関係者のインタビューを通して、現場の実態をリアルに描き、公教育の再生を探る。

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ルポ 教育困難校 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    教員養成系大学の学生ではなく、高校の教員免許を取得予定の学生の読むべき本である。こうした実態をたとえ書物の上だけでも知っておくことは必要である。

    0
    2026年08月15日

    Posted by ブクログ

    #ルポ教育困難校
    #朝日新書
    #朝比奈なを
    その通りだと思った。自己責任論で片付けてはいけないのだ。資金と人を投入して枠組みを変え、どんな子どもも自分に合った教育が受けられるようにしなければ。それこそが公教育なのだ。
    主に高校のことが語られているが、学力的にも家庭的にもごちゃ混ぜになっている小中学校はもっと大変な状況であることは予想がつく。
    日本の公教育はどこへ向かうのか。

    0
    2024年06月07日

    Posted by ブクログ

    しっかりと現場を観察してあると思う。
    本書に書かれている様な、教育現場は実際にある。自分もいろいろな現場で経験したからよくわかる。
    ただ気になるのは、教育困難校の教員も生徒たちの将来を見据えて、汗をかき努力をしている人が大半であり、何とかやり過ごそうとしている人は少ないというのがあまり見えない点だ(私の県だけかもしれないとは、思いたくない)。
    本書は、教員ではなく、教育に携わっていない方に現状をしってもらうという点ではよくできた著書だと思う。

    0
    2019年10月25日

    Posted by ブクログ

    ■内閣府が行った「平成30年度青少年のインターネット利用環境実態調査調査結果(速歩)」によれば,2018年度の高校生のスマホ所有率は97.5%で前年同調査より0.4%増加している。
    ・利用内容はコミュニケーション89.9%,動画視聴85.2%,音楽試聴78.8%,ゲーム71.5%
    ■日本自動車教育振興財団の調査では高校生の関心事のトップ5は音楽,ゲーム,マンガ・雑誌,ファッション,SNS・インターネットで特に上位3つは60%近い回答。
    ・これらに興味を持つのは学力層に関係なくすべての高校生に認められる
    ■「進学校」や「中堅校」に通う生徒は多彩な体験を通じてスマホやゲーム以外の楽しみがあることを知っている。ゲームは好きだが,それは自分の興味・関心の一部分で自分が将来学ぶことや仕事に選ぶことは別にあるというスタンスになる。だが「教育困難校」では教員が意識的に指導しないと,生徒は限られた興味・関心のままにゲームクリエーター,ユーチューバー,アニメ作家,声優メイクアップアーティストやスタイリストなどを自分の適性を顧みずに選ぶことになる。
    ■「教育困難校」にとって最大の存在意義は生徒に「高卒」の資格を授与すること。

    0
    2019年09月29日

    Posted by ブクログ

    現在、私自身筆者の定義する「教育困難校」で勤務しています。
    読んでて、ほんとに共感しまくり。
    この書物で書かれている事例、ほとんど似たような経験しました。
    これは中にいた人しか書けない文章です。だから、多くの人に読んでもらい、現状を知ってもらいたいと思います。

    これ読んだら教員なるのやめよって思う人がいるかもしれません。でも、何も知らないで教員になって、無気力に仕事されたり辞められたりしたら、生徒にとって不利益になるだけです。だから「教育困難校」に赴任が決まったら、是非読んで考えてもらいたいです。

    ……といっても、私自身教員になる前に、「教育困難校」で働くことを深くイメージしていたわけではありません。
    なってからいっぱい勉強しました。その勉強してきたこと、経験してきたことの多くがこの本の中にありました。
    概説書として申し分ないように思います。

    最後にですが、少なくとも私が勤めている「教育困難校」
    の教員はいろいろありながらも、生徒のために動いています。おそらく多くの他の学校もそうだと思います。その結果、少しでも生徒の未来が明るくなれば、社会が良くなればと思っています。そんな想いを再確認させてくれる本でもありました。

    0
    2019年08月13日

    Posted by ブクログ

    私は中堅校、娘と妻が教育困難校、もう一人の娘は進学校です。教育困難校を扱った前著が良かったため、本書も買い求め、一気に読みました。

    貧困の問題はよく扱われるようになりましたが、それを高校という舞台で、地を這うように共感を持って迫っています。

    前著と比べての情報の精緻化、統計的裏付け、豊富なエピソードの紹介など読み応えがあります。

    幼児教育の無償化、高等教育の無償化、私立高校の実質無償化を手放しで喜べない側面を感じられたのは大きな収穫です。

    0
    2019年08月03日

    Posted by ブクログ

    良書。星4つにしようか悩んだが、こういう具体的で、わりと現実的な本が、新書という形で刊行されていることの意義を強調する意味で星5。ぜひ、教育関係の方々には読んでほしい。ぼくら、こういう現場で働いているのです。

    0
    2019年07月20日

    Posted by ブクログ

    朝日新書の新刊欄から発見。

    日本のメリトクラシーが凝縮された高校入試の結果、その環境に適応できなかった生徒が進学する「教育困難校」。本書はその現状をまとめた本である。

    ・教育困難校の内実がどのようなものなのか詳細な記述が現実感を加速させる
    ・生徒の類型化も面白い①荒れたヤンキータイプ、②コミュニケーションや学習能力に困難さがあるタイプ、③不登校を経験したタイプ、④外国にルーツを持つタイプ、⑤不本意入学をしてきたタイプ
    ・これからわかるように困難校の生徒はただ勉強ができなかったから、努力が足りないから入学したのではなく、本来の特性で発達障害やコミュニケーション障害を持っている子が多い
    ・これらの生徒を社会が見てみぬふりをするのではなく、社会を支える若者として救う制度を作り、社会の一員に育てていかなければいけない。

    0
    2021年01月08日

    Posted by ブクログ

    読後感の重い話ではあるが、多少なりとも教育困難校の生徒と接することのある身として深く納得できる話だった。

    読んでみての感想は思ったより酷くない。生徒も教員も了解可能な苦しみであり、解決が不可能な課題には思えない。しかし、現実それをするための人と資金が不足している。その背景には社会の侮蔑と無関心がある。本当にその通りだと思った。

    教育困難校に通うとされる彼らは純粋で、人間としての魅力に溢れている。それが中高段階での挫折を経て人生を諦めてしまう。こんなに悲しいことはないと感じてきた。
    多くの人が本書を読んで、偏見も無関心も取り去ってくれることを祈るばかりだ。

    0
    2020年03月18日

    Posted by ブクログ

    教育困難校はなぜそうなったのか、働いている教員はどんなところに力を注ぐ(注がざるを得ない)のかが理解できた。

    0
    2020年02月12日

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