トム・ニコルズのレビュー一覧

  • 専門知は、もういらないのか――無知礼賛と民主主義

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    専門知の軽視と陰謀論の跋扈は、特にコロナ禍を機に一気に広がった認識がなんとなくあった。それらに関する書籍もいくつか読んだが、2017年のコロナ禍前にしっかり書籍化され問題提起されていることに驚きつつ、問題の根は既にしっかりあったのだと思った。
    皮肉っぽい語り口調は読んでいて飽きない、面白い

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    2025年11月25日
  • 専門知は、もういらないのか――無知礼賛と民主主義

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    私が子供の時にはすでに「大学のレジャーランド化」が言われていたが、アメリカもそれほど変わらないようだ。平成に入ってからの日本の停滞は、大学が人材育成機関として機能しなかったことの証左であると思われるが、アメリカもそうなるのだろうか。

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    2022年06月21日
  • 専門知は、もういらないのか――無知礼賛と民主主義

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    バカを指差してバカという本。
    一方で専門家による間違いの事例やバカを指差してバカというだけでは問題解決に向かわないことも書いてある。

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    2026年07月31日
  • 専門知は、もういらないのか――無知礼賛と民主主義

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    主にアメリカ現代社会の実情を題材に、市民の専門知(専門家)への態度や接し方がいかに変わってきたか、そしてどんな問題があるかが書かれた著作。

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    2020年09月13日
  • 専門知は、もういらないのか――無知礼賛と民主主義

    Posted by ブクログ

    もちろん、専門知は必要だという立場の本である。
    アメリカの本だが、日本もそう変わらない。最近、当該分野では自明とされていることや少し考えれば分かりそうなことを指摘すると、クライアントが感情的になって拒絶反応を起こすことがあった。それも一回や二回ではない。
    インターネットの影響で色々な情報にアクセスできるからだと思っていたが、もっと根深い問題のようだ。
    「確証バイアス」、自分にとって都合の良い情報を集め、意に沿わない情報を取り入れないという心的傾向があることは聞いたことがあった。この傾向をもとに、大学、インターネット、メディアがそれぞれ一般人の反知性主義、ナルシズム、冷笑主義を助長した。

    政治的には一人一票で平等であっても、一般人の意見とその分野の専門家の意見が平等であるわけがない。
    当たり前といえば当たり前の指摘だが、もはや「非民主的なエリート主義」の意見だとして、そう理解してもらえない現状がある。
    専門家の軽視は結局は一般人にも不利益になる。
    一読の価値はあると思う。読みやすいし。

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    2020年01月08日
  • 専門知は、もういらないのか――無知礼賛と民主主義

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    本書を読むような人は本書の言っている事にとても共感できるのだろうけれど、
    本書を読まないような人に本書の内容を受け入れてもらう方法を考えると途方に暮れてしまう。
    本書はアメリカの話だが、日本にもほとんどそのまま適用できるだろう。

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    2019年12月23日
  • 専門知は、もういらないのか――無知礼賛と民主主義

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    アメリカにおける専門知の現状について。現代のアメリカ人の知的水準の低下の問題について考察する。
    昔は、高度な知識を持ち訓練を受けた専門家が、知りたい人々の要請を受けてサポートしていた。そこには知識、経験の有無に明確な一線があって、専門家の役割が明確だった。しかし、様々な情報メディアの発達により、全くの素人でも専門的な知識が入手できるようになった。それは良いのだが、メディアから誤った知識を修得したり、自称専門家が増えて、本職の専門家の人達を攻撃するようになった。非常に質が悪い傾向になってきている。(日本も同じ傾向だが)専門家の役割が小さく,或いは軽視されるようになってきた。果たして専門家は不要なのか。
    読んでみて、著者はこの傾向に問題提起しているが、でもおそらくこの流れは継続すると思う。学問の世界もビジネスライクな風潮が強くなっている。専門家を育成するというよりも、学費を払えば学位が撮れ専門家を名乗ることができる。自分の周りにも自称・専門家やプロという人達がいる。ネット上の論文を読んで結果を鵜吞みにし、根拠を問うと最新研究だからと知識の正当性を主張する。論文を読むことが専門家の証というが、系統立てた知識や実践経験が無いため、雑学的で信頼性が低い。プロ或いは専門家とそうでない人の差は、知識の有無だけではなく実践経験の有無だと思う。専門家を称するなら、然るべき経験が必要だろう。

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    2019年12月07日
  • 専門知は、もういらないのか――無知礼賛と民主主義

    Posted by ブクログ

    表紙は最高。考えないことをめちゃくちゃ馬鹿にしてる。
    専門家の立場で書かれた本なのに、感情や推論で書かれていた大半にはなんとも。もともとブログだったものに加筆したらしく、勢いは伝わってきた。それだけ怒ってるってことみたい。
    専門家の定義で強く賛同できたところとして、「自分の専門における最悪のミスとその避け方を知っている」「非常に狭い分野でありとあらゆるミスを経験した」人間。ものごとを多少知ってる人間を専門家と見なすことのおかしさは、考えるべき。
    考えることをやめると、飛びつくのは陰謀論。物事のつながりが理解しやすいし、秘密を分かった気にもなれるし、何より面白い。けど大切なのは、社会ってそんな単純な構造はしていないってこと。

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    2020年12月05日